乃村義博氏、藍綬褒章を受章(12/10)

この秋の褒章で「藍綬褒章」を受章した、(社)日本ディスプレイ業団体連合会(日デ連)前会長で、(株)乃村工藝社代表取締役会長の乃村義博氏の「受章を祝う会」が12月3日、帝国ホテルであった。
ディスプレイ業界および乃村工藝社の役員、OBのほか、経済産業省 商務情報政策局参事官 城福健陽氏ら約100人が出席。同社を一部上場企業に育てる一方、知名度向上や地位向上など、ディスプレイ業界全体の発展にも尽力した乃村氏の功績を称えた。
壇上に立った乃村氏は「自分はこれまで一貫して、ディスプレイ業はサービス業、コミュニケーション業であると訴え続けてきた。それは、ただモノを作って終わるのではなく、われわれにはつくったあとにも、その場に高い付加価値を生み出すための仕事が待っているということ。いろいろなメディアがあるなかで、空間というリアルなメディアをつくるわれわれの競争力を、いかに高めていくかに取り組んできた」と挨拶。42歳で社長に就任して、今年60歳を迎えた自身についても「まだまだ現役、これからもディスプレイの新しい時代の創造に向けて、精一杯努力したい」と抱負を述べた。