新製品の香りを体感 ネスレが期間限定でイベント開催 

ネスレ日本(ネスレ)は1013日から24日までの12日間、体験型直営カフェ「ネスカフェ原宿」でイベント「ネスカフェ ゴールドブレンド 香り体感カフェ」を実施する。

1967年にフリーズドライ製法を導入した日本初のコーヒーとしてネスレが発売した「ネスカフェ ゴールドブレンド」は長年さまざまな製法を取り入れブランド展開を図ってきた。今回は使用しているコーヒー豆の特長に合わせて最適な温度と時間で焼き分ける「スターロースティング製法」を新たに採用。9月1日に全面刷新した「ネスカフェ ゴールドブレンド」レギュラーソリュブルコーヒーを新発売した。製品開発は3年以上前から進めていたという。

イベントは新製法により最大限に香りが引き出された「ゴールドブレンド」を視覚、嗅覚、聴覚から体験できるもの。期間中は3種類の特別メニューが用意され、メニューは一般的な名称ではなく3名の香りの専門家が独自の表現で表記。来店者は好みの香りを「香りの説明文」を読みながらフィーリングで注文することができる。特別メニューを注文するとクロッシュで覆われたコーヒーが運ばれ、目の前でスタッフがクロッシュを開く。一層コーヒーの香りを楽しむことができる仕掛けとなっている。

メニューで独自の香り表現を行うのは日本ワイナリーアワード審議委員長のソムリエ遠藤利三郎氏、香り空間演出を手掛けるSceneryScent専属調香師の川野裕子氏、コンラッド東京のシニアアウトレットマネージャーを務めるきき酒師の北原康行氏。

3種類の特別メニューが記載されたメニューブックは3者によって異なる表現をされており、渡されるメニューブックは曜日によって異なる。

さらに店内にはネスカフェのCMやパッケージなどに50年以上登場している白のコーヒーカップを模した特別席が登場。頭上には香りを噴射する特殊装置が設置されており、着席するとスタッフの合図で頭上からコーヒーの香りが降り注ぎ、CMでおなじみの「ダバダ」のメロディーが店内に流れるアトラクションとなっている。

上林亮陽ブランドマネージャー

飲料事業本部レギュラーソリュブルコーヒー&RTDビジネス部の上林亮陽ブランドマネージャーは「新しくなった『ネスカフェ ゴールドブレンド』レギュラーソリュブルコーヒーはスターロースティング製法という新しい焙煎技術を取り入れた。上質な香り、すっきりとした後味を楽しめるので、より楽しんでほしいという思いからイベントを開催した」と話す。体験を活用することで、より香りの良さを伝えることができる点から、半年ほど前から企画を構想し、実現に至ったという。