「日本ホビーショー」3年ぶりの開催に向けてクラウドファンディング実施へ

江原礼子会長

日本ホビー協会は10月27日より、「日本ホビーショー」存続のためのクラウドファンディングを実施する。

同協会では来年4月27から29日までの3日間、東京ビッグサイトで「第46回2022日本ホビーショー」の開催を予定している。一方で、コロナ禍により2020年、2021年と2年連続で中止となってしまったため、財政状況が悪化しており、今回のクラウドファンディングの実施にいたった。

クラウドファンディングは「campfire」で行う。第1ステップの目標金額を300万円とし、返礼品も用意。集まった資金は会場費、人件費などに活用する。

2021年の日本ホビーショーは4月27日から29日までの3日間、東京ビッグサイト青海展示棟で開催するはずだった。ところが23日の夜に政府から緊急事態宣言の発令が声明されたことで、開催中止を余儀なくされた。同協会では2021年の損失額について、1億1150万円に上るとしている。

同協会の江原礼子会長は今回のクラウドファンディングについて「日本ホビーショーはハンドメイドファンの声に支えられて、43回一度も途切れることなく続けてきたイベントだ。新しい時代の波に、開催できなかった2年間の思いのたけを載せながらビッグウェイブで届けたい」として、支援を募っている。