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田中旅日記 クラビてわかるタイMICE その4 まだバンコクにいます

6月19日から24日まで、タイ国政府コンベンション・アンド・エキシビション・ビューロー(TCEB)さんの取材で、タイのバンコクとクラビを訪れました。

先週までMICE戦略といったまじめな話でしたから、そろそろリゾート気分でお送りしたいと思います。ビジネスだけでなく、夏休みの参考にしたっていいんだからね(ツンデレのつもり)。と言いつつ、バンコク市内のことも書きもらしているので、まずはそちらから

◆ホテル ソフィテル SO バンコク
空港から25キロ、車で約30分(道路状況によりますが)。市内中心部、ルンピニー公園に隣接しており、パッポンやタニヤも徒歩圏内だそうです。(この2つがどんな街なのかは、タイに詳しいオジさまに聞いてください)

こちらのホテルは内装がとても素敵なんです。5人のタイ人インテリアデザイナーが、フレンチエレガンスのコンセプトとともに設計したのがウリになっています。5つのエリアに分かれておりまして、それぞれ自然界の 5 要素(水、土、木、金(属)、火)をテーマのお部屋になっております。言われるまで気づきませんでしたが、私の部屋は木がテーマだったようです。(普通といえば普通だったもので)

 

左)地のコンセプト(アース・エレメント、タイの壁画調)、右)金のコンセプトルーム(メタルエレメント、金属なのに暖かみが)

客室238室、スイートルーム28室、都市型の30階建てのホテルなのですが、すべての客室で無線LANとMac mini を利用できるのもアピールポイントとなっています。しかし、われわれ視察団の平均年齢は高く、次の日は「アレの使い方わかんなかったよ、リモコンないし、、、」とみんなでボヤいてました。自称ITボーイの私もチャレンジしたのですが、よくわからないのでLAN回線を引っこ抜き自分のPCを使用、という体たらくでした。記者というのはどの国もアナログ人間が多いようです。

さて、ソフィテルホテルの特徴の一つはミーティングやイベントへの取組み。
「ソフィテル・インスパイヤー・ミーティング」という格好いい名前とともに、ひと味違うビジネスシーンを演出しています。優雅で印象に残る企業イベントや社内会議を提供する専任のミーティングプランナーとイベントプランナーが、企画段階からお手伝い。ミーティングルーム使用法の工夫や最新技術の活用、上質なディナー、企業文化に合わせてアレンジするプログラム、客室の手配など、要望に応えるようにカスタマイズして、思い出に残るイベントを演出します。催事当日はコンシェルジュが常時立ち会い、ミーティングの成功まで見届けます。

そしてミーティングが終わったあとには、休養も必要です。10階にある屋外スイミングプールは、高層ビルを見下ろす景色が爽快。屋上プールはシンガポールだけのものではありません。スパではホテルオリジナルのアロマやオイルを使用して、素敵なお姉さんが癒やしてくれます。1階のチョコレートラボは、ポン酢味やら変わった味や形のチョコがずらっとならび、ついつい食べ過ぎてしまいます。ちゃんと美味しいんですよ、コレが。

 

さて、次週はようやく極上のリゾート地、クラビへ旅立ちます。
私が楽しんでいるだけで、誰も読んでいないのではないかと不安です。(田中)

記者会見の前にMICEトラベルマートも開催されていました。われらが(?)IMPACT国際展示場も出展していましたよ。

 

==アーカイブス==

田中旅日記 クラビてわかるタイMICE その1 コネクションプラス008
http://www.eventbiz.net/?p=22549

田中旅日記 クラビてわかるタイMICE その2  プレミアムレーンの優越
http://www.eventbiz.net/?p=22846

田中旅日記 クラビてわかるタイMICE その3 ファイブクラスター!
http://www.eventbiz.net/?p=22955

観光庁へ提言書提出 ~日本コンベンション事業協会

日本コンベンション事業協会(CPA)は7月10日、コンベンション産業と国の政策との緊密な関係構築を目指し、観光庁に政策提言書を提出した。
コンベンション産業をMICEの中心というだけでなく、他産業の発展を推進する知識集約産業と位置づけられている諸外国において、コンベンション産業の努力をさまざまな政策が後押ししていることを参考にしてまとめられたもの。主に以下の3点について行政の協力を仰いだ。

①コンベンション産業関係者との日常的意見交換の場の設定

産業の実態や抱える課題とその対応策について、官と民との共通理解を形成する。
②諸外国のMICE政策の調査研究
著しい発展をみせる近隣諸国のMICE産業振興政策の法制面・予算面・制度面の実態を調査すること。
③政策金融機関との関係強化
設備投資資金やM&A資金の需要に備えて、政策金融機関・国際協力銀行との関係を強化して、資金調達が可能な状況を形成する。

MICE担当の内田浩行参事官とともに提言書を受け取った井手憲文長官は「MICE国際競争力強化委員会のような公的な場だけでなく、気軽に意見交換できる機会を設けること有益と思う。各団体が連携して国とも一緒にやっていく体制にしたい」と官民のさらなる協力体制構築へ意欲をみせた。今後、提言の各項目について検討していく。

MICE担当参事官に内田浩行氏

観光庁は7月1日付けで人事を発表。MICE担当参事官に同庁観光経済担当の内田浩行(うちだ・ひろゆき)氏が就任した。

同氏は外務省で在カナダ日本国大使館一等書記官、欧州連合日本政府代表部参事官、外務省経済局国際貿易課サービス貿易室長などを歴任。24年から観光庁で参事官を務めていた。外務省時代の経験を活かし、参加者の視点を取り入れた国際会議誘致強化などに手腕を期待されている。

<略歴>
昭和43年7月12日生
平成  3.  3      東京大学法学部卒業
平成  3.  4      外務省採用
11.  1      同    大臣官房課長補佐(日本銀行(民間派遣研修))
13.  1      同    欧州局ロシア課課長補佐
14.  8      同    総合外交政策局国際社会協力部国連行政課首席事務官
16.  8      同    在カナダ日本国大使館一等書記官
19.  1      欧州連合日本政府代表部参事官
22.  8      外務省経済局国際貿易課サービス貿易室長
24.  8      国土交通省観光庁参事官(観光経済担当)
25.  7      国土交通省観光庁参事官(MICE担当)

CEPAの追い風受け昨年の倍の規模に ~インド衣料品展・家庭用品展~

インド貿易振興局(ITPO)は7月24日から26日の3日間、マイドームおおさかで「第34回衣料品展」と「第24インド家庭用品展」を開催する。

同展は日本の小売業、卸売業、製造業、貿易業のバイヤーを対象に、毎年開催されているインド産品の展示商談会。

インドの製造業者は低コストで高品質であるだけでなく、小ロット発注への対応が可能で、繊維製品を中心に日本企業のバイヤーの関心を集めている。

昨年の開催では1,938㎡の規模で展開し、65社が出展、2,054人の来場者を集めた。今年は開催規模3,838㎡、出展企業が110社とほぼ2倍の規模で行われ、来場者も過去最高を記録した昨年を上回る2,500人を見込んでいる。今年は通訳も昨年の倍近い16人を配置し、Wi-Fiの完備など、商談効率を高める工夫も向上している。

飛躍的な規模拡大について、ITPO理事のマレー・スリワスタワ氏は「11年8月に発効となった日本とインド間の包括的経済連携協定(CEPA)以降2回目の開催であり、貿易の簡易化の影響が大きいことは確か。しかしそれだけではなく、前回の出展者が取引総額2,850万ドルという大きな成果を持ち帰ったことが良い影響を及ぼしている。そのため新規出展企業が40%以上となっている」と記者会見で語った。

商談会に6人の熟練職人たちによる実演製作なども企画されており、インドと日本の経済・文化を結ぶ架け橋となりそうだ。
 

左)ITPOの取組みや日印貿易関係について語るマレー・スリワスタワ氏
右)開催概要や今年の見どころを説明する、日本側窓口ナルラ・ジャパンのタルミンダー・シング氏

Interopフォローアップセミナーをミッドタウンで開催  

インターネット、クラウド、データセンター、仮想化、セキュリティ、ワイヤレスなどのテーマで、IT導入決裁者が集まった「Interop Tokyo 2013」(展示会:6/12~14/コンファレンス:6/11~14ともに幕張メッセ)。

主催者のナノオプト・メディアは、「Interop Tokyo 2013」のフォローアップセミナーとして、7月26日、東京ミッドタウンで「クラウドサービスサミット」ほか関連3イベントを同時開催する。

イベントの共通テーマは『ワークスタイルの進化』で、クラウドサービスの専門セミナー「クラウドサービスサミット 2013」、モバイルデバイス活用術の専門セミナー「BYOD & MDMカンファレンス 2013」、社内ソーシャルネットワーク活用術の専門セミナー「ソーシャルエンタープライズカンファレンス 2013」の3つ。それぞれのイベントでは、関連各社や専門家が徹底解説する内容となっている。

基調講演、セッションは各webサイトへ。

クラウドサービスサミット 2013
http://www.f2ff.jp/cssummit/0716

BYOD & MDMカンファレンス 2013
http://www.f2ff.jp/bmc/0716

ソーシャルエンタープライズカンファレンス 2013
http://www.f2ff.jp/sec/0716

入場は無料。webからの事前登録制となっている。
事前登録:https://reg.f2ff.jp/public/application/add/258?lang=ja

アドテック東京、今年は米国 Twitter社:デブ・ロイ氏が登壇

世界最大級のマーケティングカンファレンス「アドテック東京2013」が9月18日・19日の両日、東京国際フォーラムで開催される。

アドテック東京(ad:tech tokyo)は、マーケティングに携わるビジネスリーダーに向けて「デジタル時代におけるマーケティングのベストプラクティス」を提供しており、全世界11都市で開催される世界最大級のデジタルマーケティングイベント。

カンファレンスでは厳選されたスピーカーが最先端の事例を交えながら今後の業界動向についての見解を議論。パネルディスカッションでは、すぐに使える実践法や新たなビジネスチャンスを模索する討論等を行なっている。

今回のキーノートには、Twitterのチーフ メディア サイエンティストであるデブ・ロイ氏が登壇。そのほか、インテグレート・代表取締役CEOの藤田康人氏、ヤフー・検索連動型広告ユニット ユニットマネージャーの絹田義也氏、サイバーエージェント・常務取締役の岡本保朗氏、アマゾンジャパン・アマゾンメディアグループ 事業本部ディレクター兼ジェネラル・マネージャの塚本信二氏ほか多彩な顔ぶれのスピーカーが参加を予定している。

参加プログラムには、VIPプログラム、キーノート、公式カンファレンス、ワークショップ、展示会場、ネットワーキングランチへの参加、ネットワーキングブレイクへの参加、ネットワーキングパーティへの参加が用意されており、全プログラムの参加料金は21万円(VIPパス)となっている。そのほか、フルカンファレンスパス、ワンデーパス、キーノートパス、ビジターパスと全5種類の料金設定がある。

ワークショップと展示会場への参加は、いま申し込むと無料。そのほか、いまなら割安で購入することができる。

パス申し込み(日本語):http://www.eventregist.com/e/adtech-tokyo-2013
パス申し込み(英語):http://www.eventregist.com/e/adtech-tokyo-2013-en

「虎ノ門ヒルズフォーラム」2014年夏開業~森ビル

森ビルは、2014年夏開業予定の虎ノ門ヒルズ(地下5階、地上52階)に誕生するカンファレンスセンターの名称を、「虎ノ門ヒルズフォーラム」に決定したと発表。7月から会場の予約受付をスタートするとともに、専用webサイトをオープンさせた。

また、プレゼンテーションルームを虎ノ門ヒルズそばにオープンしており、動線や会場レイアウトなどを自由に変更して確認ができる「バーチャル内覧システム」をはじめ、都市&ビル模型など、虎ノ門ヒルズフォーラムをさまざまなポイントから体感できる内容の見学会を現在受け付けている(事前予約が必要)。

森ビルでは、六本木ヒルズ49階に「六本木アカデミーヒルズ」を運営しているが、757.6平米のホールをもつ「虎ノ門ヒルズフォーラム」は、虎ノ門・新橋地区では、エリア最大級のカンファレンスセンターとなる。また、虎ノ門ヒルズ内には、同施設以外に、インターナショナルホテル、オフィスが入る。

見学会の予約は、メール(conference@academyhills.com)もしくは、web内(http://webcas.mori.co.jp/form/fm/academy/1306k2pc)の問合せフォームまで。

3展同時開催へ~「ナノ・マイクロ ビジネス展」「ROBOTEC」「OPIE」

メサゴ・メッセフランクフルトは、「ナノ・マイクロ ビジネス展」、「ROBOTEC 次世代ロボット製造技術展」の2展の2014年会期・会場を移し、「OPIE(OPTICS&PHOTONICS International Exhibition)」と合同開催する。

3展は、4月23日から25日の3日間、パシフィコ横浜で行なわれる。

「ナノ・マイクロ ビジネス展」は、1990年に初開催し、微細加工やMEMSの発展とともに成長、センサやジャイロ・光デバイスなどのMEMS分野のほか、医療・バイオに応用されるマイクロ流路、マイクロマシンなど、幅広い分野を対象としている見本市。

「ROBOTEC」は、2010年から同時開催し、センサやアクチュエーターなどのデバイスのほか、画像処理技術や自動制御技術、情報通信技術などIT分野との融合も進め、サービスロボットの実用化、家電製品へのロボット技術導入のプラットフォームを提供。2展は今年186社を集め、7月に東京ビッグサイトで開催した。

一方、「OPIE」は、「レーザーEXPO」や「レンズ設計・製造展」をはじめとするレーザーと光学技術に関する6展を同時開催する総合展示会で、国際会議や特別セミナーなどとの併催で研究者・技術者が集まる。今年は292社が出展し、パシフィコ横浜で4月に開催された。

3展で合同開催することにより、見本市の技術網羅性が大幅に拡大することが予想される。また、広範な業界の技術・製品が一堂に集まり、来場者にとっては効率よく、包括的に情報収集することが可能になる。

合同開催を機に出展料金を改定。低価格帯で設定し、3種類の出展タイプを用意して、ブースの拡大や新規参入を促進する。

出展料金は、タイプA:パッケージブース付き(3m×3m)会員35万7000円・一般37万8000円、タイプB:壁面付きスペース(同)会員28万3500円・一般30万4500円、タイプC:テーブルトップのシンプル出展(2m×2m)会員15万7500円・一般17万8500円。申込締切は、12月20日となっている。

来場者は3展で2万5000人を見込んでいる。

その他、詳細はナノ・マイクロ ビジネス展/ROBOTEC事務局(TEL03-3262-8446)、OPIE事務局(TEL03-3269-3550)まで。

田中旅日記 クラビてわかるタイMICE その3 ファイブクラスター!

田中旅日記 クラビてわかるタイMICE その3 ファイブクラスター!

6月19日から24日まで、タイ国政府コンベンション・アンド・エキシビション・
ビューロー(TCEB)さんの取材で、タイのバンコクとクラビを訪れました。

7月1日に日本テレビで「ハングオーバー2史上最悪の二日酔い 国境を越える」が
放映されました。結婚式前夜のパーティで酔っぱらって、気づいたらエライことに、、、
というドタバタコメディなのですが、その結婚式の会場がクラビのプーレイベイ・
リッツカールトン・リザーブでございます。もちろん視察して参りました。

たくさんの人がこの映画を見てクラビ旅行を決めたようですが、
タイのプロモーション映画として見るのも面白いかもです。

といいつつ今回はTCEBプロモーション戦略について新局長のノパラット・
メターベークンチャイ氏が語った記者会見のもようをお届けします。

海外からの記者が集結した6月20日、デュシ・タニ・ホテル・バンコクで、TCEBは「2013コネクションプラス メディア視察ツアー記者会見」を開催しました。

コネクションプラスというのは、TCEBが企業ミーティングやインセンティブトラベルのバイヤー向けに毎年開催している体験ツアー。注目のリゾートやアクティビティを紹介し毎年数多くのMICE誘致に結びつけています。参加者はMICEディスティネーションの情報を得るだけでなく、参加者同士の情報交換などによりセミナーやミーティングのトレンドを吸収しています。

記者会見ではTCEBのプロモーション戦略のなかで「Connecting Asia’s Diversity of Dynamic Destination(アジアの多彩でダイナミックな場所をつなぐ)」というキーワードを掲げて、さらなるMICE発展を目指すことを表明。今年はビジネス旅行者94万人と880億バーツの売上げ、MICEビジネスの成長率10~15%を見込んでいます。

今回のツアーの目的地はタイ南部のアンダマン海に面したクラビ。マリーンアクティビティを中心とした「アドベンチャーMICE」をテーマにして、世界16か国から約50人の企業代表者・MICEバイヤーと、約30人のMICEメディアが参加しました。日本からも8人のバイヤーのほか、日系企業の海外支店代表者もメンバーに入っていました。

5月16日にTCEBの局長に就任したばかりのノパラット・メターベークンチャイ氏は「成長を続けるアジア経済を背景に、TCEBはタイをトップクラスのMICE目的地へと牽引しています。あらゆるタイプのビジネスイベントに対応するため、さまざまな特色を備えたディスティネーションを勢揃いさせています。先日開催したロンドンロードショーや5月にドイツ・フランクフルトで開催されたIMEXから “Connecting Asia’s Diversity of Dynamic Destination”というプロモーションを新たに展開し、より積極的に活動していきます」と挨拶しました。
また、コネクティングアジアに含まれる3つの要素について説明していました。

1.ワールドクラスのビジネスイベントに対応する施設
タイ国内全域で進むイベント施設の整備。各地域を結ぶ交通インフラの充実。ニーズの高いWi-Fiなど情報インフラ。ワールドクラスの宿泊設備。

2.バラエティに富んだMICE都市郡
バンコク、パタヤ、チェンマイ、プーケットをMICE都市に指定。また全国を5つのエリアに分けて、地域の特色を活かしあらゆるタイプのイベントに対応。

3.充実したビジネスイベント向けプログラム
企業のCSRに貢献するもの、歴史と文化体験、冒険、エコ活動、贅沢感、など記憶に残るユニークな体験を提供する創造的なプログラムを用意

「クラビはプーケットやパンガーとともにアンダマンエリアを構成します。都会の喧噪から離れたリゾートで、その特殊な地形を利用して、カヤック、カヌー、ダイビングm六クライミングなどアクティブなプログラムを組み込んだチームビルディングに適した地域といえます。グループの規模としては50~500人中小の企業イベントやインセンティブに向けてプロモーションを強化していきます。TCEBは記憶に残る魅力的なイベントを提供するだけでなく、実施した企業の成長に資することを目標にしています。」とノパラット氏はプレゼンテーションを締めくくりました。

マーケティング・コーポレートイメージ担当役員のパリチャット・サウェートセラニー氏がタイのMICE事情を解説してくれました。

昨年、タイ国内で開催されビジネスイベントは7382件、MICE案件でタイを訪れた外国人は89万5224人、関連の売上げは797億7000万バーツ(約2576億5710万円)。分野別では、ミーティング25%、インセンティブ24%。コンベンション33%、展示会18%。地域別ではアジア65%、欧州11%、アメリカ6%、豪州4%、中東3%、アフリカ2%となっています。

 

MやIもしっかり統計がとれているのは素晴らしいですね。
2013年の予測値は局長が説明したとおり、10~15%の成長率、94万人のMICE来訪者、880億バーツの売上げを見込んでいます。

またワールドクラスのコンベンション施設として次の8件をあげました
1.バンコクコンベンションセンター at セントラルワールド
2.BITEC
3.IMPACT
4.クイーンシリキッド・ナショナルコンベンションセンター(QSNCC)
5.ロイヤル・パラゴン・ホール
6.パタヤ展示・会議ホール(PEACH)
7.スローン国際コンベンションセンター
8.チェンマイ国際展示

そしてタイの5つのMICE指定都市のバンコク、パタヤ、チェンマイ、プーケット、コンケン。そしてタイ全土を5つのクラスター(都市群)に分けて、その特色を活かしたマーケティングしていくというのが、TCEBの戦略のようです。セントラル・クラスター、ノーザン・クラスター、ノースイースト・クラスター、アンダマン・クラスター、ベイ・オブ・タイクラスターと5つの地域があります。クラスターという単語を連発していて、なんかの必殺技っぽくてかっこいいなと思ったのですが、都市群みたいな意味で使っていました。日本でも東京ベイエリア合同でMICEプロモーションをしていますが、似たような感じみたいです。(各クラスターの特色は次の機会に-まだ整理してません・・・)

▽TCEBディレクターのパリチャット・サウェートセラニー 氏のメッセージはこちら(提供“Eugene goes to Thailand”)
http://youtu.be/p4ytBXV7rp0

さて、次週からは極上のリゾート地、クラビの魅力をたっぷりとご案内します。
本当にただの旅日記になりそうです。(田中)

==アーカイブス==

田中旅日記 クラビてわかるタイMICE その1 コネクションプラス008
http://www.eventbiz.net/?p=22549

田中旅日記 クラビてわかるタイMICE その2  プレミアムレーンの優越
http://www.eventbiz.net/?p=22846

山本会長続投、次期会長にJCS新井立夫氏 ~MPIジャパン

MPIジャパンチャプターは7月8日、六本木アカデミーヒルズ49で年次総会を開催した。

総会では前年の2012/13年度の事業内容について、前年度から200%以上伸びのべ316人が参加したセミナーやMICEコネクション、オフサイトミーティング、海外チャプター総会への出席など活発な活動が報告された。

また、13/14年度の事業計画として、以下の活動が承認された。
1)MPIのグローバルな活動への協力、MPI主催イベントへの積極的な参加、アジア諸国のチャプターとの積極的なな交流、2)地方のMPI倶楽部の設立検討、支援、3)会員数を70人に増加させ安定的なチャプター運営を目指す。4)会員のプロフェッショナルリズムの向上、スキルアップ、会のPR、会員のリクルート、会員相互の親睦を強化する。セミナー年4階、MICEコネクション年1回、ネットワーキングレセプション年2回、オフサイトミーティング年1回、賀詞交換会年1回を開催 5)会員は適宜任意の委員会に所属し、回の運営に積極的に参画する 6)本年度より新たにイベント委員会を新設し、役員会のもとに5つ委員会を設置する。

また、次年度の役員および委員が下記のように承認された。(敬称略)

会長          山本牧子 (メリルリンチ日本証券)
次期会長       新井立夫 (MCI-JCS Japan)
副会長(教育担当) 浅香雅司 (MICE Service EVEN)
副会長(会員増強) 金井大三 (JTB法人東京)
副会長(イベント)  前野伸幸 (ホットスケープ)
理事(PR担当) 森口巳都留(MICE Japan)
理事(財務担当) 新井立夫 (兼任)

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1 会長に再任となった山本牧子氏   2 次期会長に選任された新井立夫氏   3 イベント担当の副会長となった前野伸幸氏

山本会長は、MPIの3つのC(Communication,Collaboration, Connection)を活かしつつ、1)MPIのブランド・イメージづくり、2)日本独自のコミュニティ、3)行政への働きかけ の3点を新年度のMPIジャパンの重点活動項目とし、フェイストゥフェイスコミュニケーションの大切さを伝えていきたい、と所信を述べた。