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ビジネスガイド社が12月に「Gift Show in 上海」を開催

ビジネスガイド社とその現地法人必○耐斯(上海)会展有限公司(※○は木偏に及)は、12月10日から12日までの3日間、上海国際展覧中心(インテックス上海)で「日本生活用品・家居装飾品展覧会(Gift Show in 上海)」を開催する。

これまで、中国(上海7回と蘇州2回)での計9回の見本市開催に携わって中国の流通業者リスト50万件を確保しており、その実績を来場誘致に活用した展示会となる。

会期を12月とした理由について同社は、「中国でもっとも商取引が活発な時。中国の旧正月は1月29日から2月6日までで、消費者の購買意欲が年間1年中で一番高くなる。加えて円安も続いており、日本からの出展者にとってビジネス拡大を図る絶好の機会だ」と説明した。

今回は、出展者数200社・300小間の規模で、来場者は4万人を見込んでいる。

出展料金は、1小間(3m×3m×2.7m)21万+オプション器具預り金となっている。締切は9月18日まで。

出展対象は、アート、アニメ、彫刻、絵画、写真、フォトフレーム、文具、ステーショナリー、壁面装飾品、ハウスウェアー、ダイニングキッチン、リビング用品、家具、照明、エコ、環境用品、健康志向、フラワー・グリーン、家電、ミュージアムグッズ、工芸品、ホームウェア、ガーデニング、食品、デザインや品質または機能性に優れた商品、ホームファッショングッズなどとなっている。

その他、詳細については、事務局(TEL03-3843-9851)まで問い合わせること。

各社・団体が観光商材アピール ~第6回東京トラベルマート開催 

東京商工会議所と東京観光財団は8月22日、東京商工会議所ビルで「第6回東京トラベルマート(観光商材大商談会)」を開催した。同イベントは2011年2月から開催されている商談会。新たな観光商材を探す旅行会社に向けて、観光コンテンツを有する協会・施設・事業者などがさまざまな旅行商品をプロモーションするもの。

 

主催者側では商談をより活性化する工夫を重ねており、前回開催からバイヤーである旅行会社がブースを構え、サプライヤーが商談席を回るという逆見本市方式を採用。また、今回から1コマ15分の時間制とし、商談の合間にサプライヤーが旅行会社を商談予約する予約商談を採用した。今回は旅行会社18社がブースを構え、約50社・団体から70人のサプライヤーが参加し、活発な商談が行なわれ、商談会の終了時刻まですべてのブースが埋まるほどの盛況ぶりたった。

商談会終了後に開催された情報交換会には約60人の観光関係者が出席した。東京観光財団の戸倉高常務理事は開会に先立ち「東京は観光資源が豊富な都市だが、すべてのコンテンツが広く知られているわけではない。この商談会をはじめ、業界関係者の情報交換がさらに充実することで、多くの商材を消費者に向けて発信し、“観光ブランド都市・東京”実現への第一歩になると期待しています」と挨拶を述べた。参加した関係者たちは、今後のさらなる業界発展への協力体制づくりのため交流を深め、情報交換などを行なっていた。

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日本映像機材レンタル協会 & ピーオーピー合同企画 座談会 <第3弾> 観客を魅了するステージ演出の舞台ウラ(その3)

日本映像機材レンタル協会 & ピーオーピー合同企画 座談会 第3弾

観客を魅了するステージ演出の舞台ウラ(その3)

細部までこだわることが
観客・アーティストへの礼儀

――浜田省吾さんの舞台演出はどのように進めていくのですか
川上 私の今回の浜田さんのステージづくりは舞台とスクリーンの配置を3Dの図面に起こすことからはじめました。それはお客さまが会場のどの場所に座るかによって、ステージの見え方が変わるからです。ステージセットや、他の機材によって見切れが出たり、角度によっては画面が見えづらくなる場所の検証を行ないます。事前に3Dで検証することにより、プロデューサーと相談をして、できるだけ多くのお客さまに同じ条件で観てもらうためです。
――しかし、図面まで起こすというのは大変ですね。
川上 CADで作図したりしています。確かに楽ではありませんが、なにかたたき台がないと議論がはじまりませんし、見え方が想定できますので、具体的に話が進みやすいので、3Dで図面を作成して相談するようにしています。
――浜田さんのコンサートでは、どのような機材を使っているのですか
川上 ステルスというシースルーのスクリーンを使用しています。この機材はもともとマドンナのコンサートのために作ったものですが、日本の舞台演出を変えた機材なんです。
――その機材によってどのような演出が可能になったのでしょうか
川上 大幅な軽量化がこのスクリーンの特徴です。アリーナツアーでは画面を天井から吊り下げる事が多いのですが、各会場で吊れる重量が決まっており、条件を合わせる為に画面を少しでも軽くする必要があります。従来のLEDでは300インチで2t以上あったりするのですが、ステルスだと同じ大きさで250kg程度の重量で収まります。これを機にLEDメーカー各社が軽量化LEDに目を向けるようになりました。現在のコンサートに大規模な映像演出が可能になったのはステルスのおかげといってもいいですね。
――浜田省吾さんの舞台の特徴はどのようなところですか
川上 アイドルグループのように激しい動きがありませんので、迫力ではなく芸術性を追求し感動的な演出に仕上げています。ツアーテーマと曲のイメージをどう表現するかが主題となります。板谷さんという有名な方が監督をされていることもあり、舞台をより芸術的に感動的に演出されています。
たとえば、舞台の後ろでカメラマンが撮影することで、浜田さんの目線で観客席を映すシーンは感動的でした。それから、1年以上にわたりツアーの企画段階、最初の会場から現在までのもようをまとめて、当日までの一歩一歩積み上げてきたものが見られる映像は、そのコンサートにかけた努力と情熱が伝わるものになっていました。
――独特な技術なども使われるのですか
川上 そうですね。映像をまるで照明のように活用しながらも、照明ではできない形や色、画像の揺らぎを見せる手法を使いました。また、コンサート中の照明の明るさや、スモークの量に応じて映像の出力を変えたりします。これはオペレーターが自分の眼で判断するしかなく、各スタッフと打ち合わせをしながら、本番中に調整しています。このようなことを、仮組み(今回は2週間)を行なっているうちに実施します。
――機材についてはどのような点に気をつけていらっしゃいますか
川上 スクリーンの素材を選ぶのもその一つです。同じスペックのものでも映像や演出意図を考えると硬い素材かやわらかいものか、といったことまで考えます。予算の都合もあり思い通りにはなりませんが、そのなかでできるベストな選択を目指します。また、自分のセクションのことだけでなく、舞台全体のことを考えてより良いものを出していくことが、お客さんとアーティストの方への礼儀だと考えています。
――コンサートのお仕事でご苦労されるのはどのようなことですか
川上 この仕事で大変なのは時間に追われること。朝の9時に設営を開始して、リハーサルが始まる午後1時ころにはつくりあげなければいけない。時間との戦い、そのなかでどこまで完成度をあげるかが腕の見せ所ですね。

 

技術の進歩と発想力で
常に新しい演出を模索

――これからのコンサートの映像演出についてのお考えは
東田 最近、会場以外の場所でのライブビューイングがふえてきました。これが新しいコンテンツになるとすると、会場で撮影している時点からそれを意識した演出も必要になるのかもしれません。
飯田 ライブに近い体験を提供することで、それが実際のコンサート会場に来てもらうきっかけとなればいいですね。ただそのためには、本番中の演者たちの意識も変えていかなければいけないと思っています。だれに何を伝えるのかによって、演出は変わっていくはずです。
川上 わたしは技術が進歩することで、かえって原点回帰する必要がふえると思っています。さきほどお話ししたように、スクリーンが軽量化したことで、大画面で迫力のある映像表現が可能になりました。しかし映像が目立ちすぎて、本人が見えなくなってしまうようではいけません。そういうバランスを考えて、アーティストのそのときの生の表情を一番見せていきたいですね。
東田 シースルースクリーンの利点である存在感を消せることを、どう活用するかが鍵になりそうですね。
飯田 技術の進歩が演出の可能性を拡げてくれました。しかし、それだけでなく、発想の拾い方も新しい表現には必要になります。わたしの場合は子供の目線や発想をヒントにするときがあります。自分では考えつかないような発見をすることが多いですね。そのほかにも日常生活のあらゆるところにアイデアの種があるので、常にアンテナを張っていたいですね。

――みなさん、今回は貴重なお話をありがとうございました。
今後のさらなる活躍に期待しています

 

 

→その2 「リアルと映像が入り交じるモーニング娘。の演出」へ戻る
→その1 「音響のヒビノで、映像を手がける」 / 「アマチュア時代からのバンド仲間つんく♂のサポート」へ戻る

 

JVR座談会アーカイブス

第1弾 ビジュアル空間をつくるプロフェッショナルのシゴト
第2弾 ~プロが語る仕事の舞台ウラ

日本映像機材レンタル協会 & ピーオーピー合同企画 座談会 <第3弾> 観客を魅了するステージ演出の舞台ウラ(その2)

日本映像機材レンタル協会 & ピーオーピー合同企画 座談会 第3弾

観客を魅了するステージ演出の舞台ウラ(その2)

リアルと映像が入り交じる
モーニング娘。の演出

--まずは東田さんから、事例を紹介してください
東田 こちらは、モーニング娘。コンサートツアー2013春 ミチシゲ☆イレブンSOUL  ~田中れいな卒業記念スペシャル~ というツアーの映像演出です。

飯田 つんく♂から『ミチシゲ☆イレブン』というタイトルワードをもらったので、卒業する田中だけにスポットを当てるのではなく、道重を前面に押し出す演出を提案しました。これは、ビジョンの中に11人のカラフルな衣装を着た道重が登場するシーンから始まるコンサートのオープニング映像なんです。
東田 簡単に内容を説明すると、この映像はオープニング映像演出でもありメンバー紹介映像でもあるんです。
まず、映像の中に現れた10人の道重さんがステージ上にいる実物の道重さんを映像の中の世界に呼び込むところから始まります。呼ばれた道重さんは映像の世界に入り込むべくステージ奥へと移動し消えると同時に映像に現れるという演出があります。そして映像はその11体の道重さんが1体ずつ各メンバーにCGで変身していくのですが、その変身の際に顔と名前が大きく映し出されメンバー紹介映像にもなっています。やがて全員の紹介が終わったところでメンバーの映像が消えモーニング娘。という文字が大きく映し出されると同時に、画面が透けて後ろにポーズを決めた本物の11人がシルエットで浮かび上がります。そして画面が上に移動し11人のメンバーが登場しコンサートが始まるという映像演出です。
――どういう機材を使用されたのですか
東田 これはF18Lという、18mmピッチのシースルーLEDスクリーンを縦3600mm×横7200mmの大きさで使用しました。11人横並びでスクリーンの後ろでポーズを決めるにはこの大きさが必要でした。
――こういう機材があるからこういう演出をしようという感じなのですか
飯田 つんく♂プロデュースのコンサート演出は、最初につんく♂から発信される「こういう舞台(ステージ)をつくりたい」というアイデアを現場に提出し、それにふさわしい機材・システムなどを提案いただくパターンと、新しい技術や機材についての情報を仕入れてつんく♂に戻し、それを活かして面白いことができないか考えるという2つの方法がありますね。私は良い意味でお客さまの予想を裏切る様なものを目標に、毎ツアーごとに、モーニング娘。のコンサート史上最高の演出を創りたい、とスタッフのみなさんに相談しています。
東田 言うのは簡単ですけれども、実行するのは大変で(笑)、この時の映像制作には苦労しました。事前に撮影した画面の中のメンバーと実物のメンバーがシンクロするのですが、最終的にどのような映像演出になるのかをスタッフへはもちろん、演じるメンバーたちに伝えないと、演技ができないし映像と実物がシンクロできない。
飯田 そのために1小節ごとの字コンテや4小節ごとの絵コンテを描き、どういうシーンなのかを理解して踊ってもらうように工夫をしました。
東田 通常コンサート現場はわれわれのような映像チームだけでなく、大道具チームや音響、照明、電飾チームなどいろいろなチームが協力してひとつの舞台演出を創りあげていきます。今回は映像演出が先に決まってから、スクリーン前の踊り場の大きさや階段の位置を変えたり、メンバーをステージ上から一瞬で消すために照明を創っていただいたりと皆さんに協力してもらいました。さらに全国ツアーでいろんな会場に行くと、それぞれ舞台や会場のつくりが違うので、毎回困ったことが起こるんです(笑)。でも、モーニング娘。のツアーチームはもう長い間一緒にやっており、気心も知れていて協力体制ができ上がっているので、トラブルなく実現できたのだと思います。

飯田 つんく♂プロデュースのコンサートにおいていつもこだわっているのは、会場(客席)の後方や2階席などにいる人たちも大切にする、ということです。そういう場所にいらっしゃるのは、小さなお子さん連れのご家族や、これから彼女たちのファンになっていただくお客さまです。そういう人たちにも前列にいる人たちと同じように楽しんでもらう、メンバー一人ひとりの魅力を知ってもらうことを重視しています。そういった面でも映像演出は非常に重要なツールだと思っています。
東田 このようにみんなで一緒にコンサートを創る現場にいますと、私たちの仕事は単に機材のレンタル屋さんではなく、コンサートを創る一員だという意識で仕事をするようになりますね。

 

<付録> 海外メディアに評価されたカメラワーク
東田さんが手がけたジャパンEXPOのモーニング娘。ライブ会場でステージサイドに設置されたスクリーンに出していた映像のカメラワークを、現地フランスのケーブルテレビ局が、自分たちの撮影した映像と比較しながらその卓越した技術を解説しています。東田さんは、次々に変わるメインボーカルの表情をアップで捉えるために、3台のカメラマンの配置や動きを指示するために、事前に何度もパズルのようにシミュレーションを繰り返すそうです。


http://www.youtube.com/watch?v=D4EKdNs9A2s

 

→その3 「細部までこだわることが観客・アーティストへの礼儀」、「技術の進歩と発想力で常に新しい演出を模索へ進む

→その1 「音響のヒビノで、映像を手がける」 / 「アマチュア時代からのバンド仲間つんく♂のサポート」へ戻る

 

JVR座談会アーカイブス

第1弾 ビジュアル空間をつくるプロフェッショナルのシゴト
第2弾 ~プロが語る仕事の舞台ウラ

ユニークベニュー利用促進協議会が発足

 

観光庁は8月19日、第1回ユニークベニュー利用促進協議会を開催した。同協議会は、昨年11月から開催されていたMICE競争力強化委員会の最終とりまとめで、定められたアクションプログラムの一環として発足。初回は東京都内の博物館と美術館に対象を絞り、ユニークベニューの開発と利用促進を推進していくもの。ユニークベニューにおける課題を調査し、解決策を考察して、施設が意義を理解しスムーズに利用開放を進められる手引き書としてのガイドラインを策定する。

協議会では、事業の概要説明に続き、調査内容の検討、ガイドライン(案)、報告所の項目(案)などが検討されたほか、東京国立博物館のユニークベニュー活用事例の報告があった。

※東京国立博物館の事例については展示会とMICE Vol.7 季節のヴェニュー参照のこと(バックナンバーはamazonから購入可能

今後、対象施設に対する利用開放意向調査、海外事例調査、ガイドラインの策定、普及・促進の実施、対象施設でのイベント開催(目標3件)などを行なっていく。ガイドラインの策定は今年12月を予定している。

 

委員およびオブザーバーは下記の通り(敬称略)

<委員>
東京都産業労働局観光部 企画調整担当課長 猪口純子
日本ホテル協会 事務局長 岩佐 英美子
国立文化財機構 東京国立博物館 栗原祐司
JTBグローバルマーケティング&トラベル 企画総務部 営業企画課長 黒田秀之
The J Team 代表取締役 ゲライント ホルト
日本旅行業協会 国内・訪日旅行推進部 副部長 後藤和男
コングレ コンベンション事業本部 国際営業部 副部長 田中弘一
東京観光財団 コンベンション事業部次長 戸田加寿子
大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会 都市観光・文化研究会 座長 西本龍生
日本博物館協会 専務理事 半田昌之
日本コンベンションサービス 執行役員 MICE都市研究所長 広江真
イベントサービス 代表取締役社長 森本福夫
首都大学東京 都市環境学研究科 観光科学域特任准教授 矢ケ崎紀子
文部科学省 生涯学習政策局 社会教育課長 坪田知広
文化庁 長官官房国際課長 佐藤透
観光庁 国際会議等担当参事官 内田浩行

<オブザーバー>
国際観光振興機構 コンベンション誘致部長 蜷川彰

PB・OEM商品の売上アップ・販路開拓セミナー 参加者を募集

日本能率協会は、食品、日用品、ビューティー・ヘルスケアなどのメーカー、パッケージ・印刷企業などを対象に、「PB・OEM商品の売上アップ・販路開拓セミナー」を9月13日、機械振興会館(東京都港区)で開催する。時間は14時30分から16時30分の2時間。

昨今PB・OEM商品を取り巻く環境は、大手流通企業だけでなく、地方スーパー、ホテル、レジャー施設、ホームセンターや書店など幅広い業種で商品開発が強化されており、それを支える受託メーカーも、従来のコストダウン重視から、消費者目線・バイヤー目線に立った共同開発のパートナーとして重要な役割へとシフトしている。

こうした現状を受け、PB・OEM開発に関する専門展示会「国際PB・OEM開発展」を主催する日本能率協会では、セミナーを開催し、バイヤーの期待に応え、期待を上回る商品開発や提案のポイントについて、バイヤーの本音や事例を交え紹介、バイヤーが取引先に知っておいてほしい「下請法」についてポイントをわかりやすく解説する。

参加費は無料。申込みは、下記の「国際PB・OEM開発展」ホームページで受け付けている。
http://www.jma.or.jp/pb/

◆PB・OEM商品の売上アップ・販路開拓セミナー
「バイヤーから選ばれ続けるPB・OEM商品開発・提案とは」開催概要

日  時:2013年9月13日(金) 14:30~16:30
会  場:機械振興会館 ホール(地下2階) 東京都港区芝公園3-5-8
料  金:無料
参加対象:食品、日用品、ビューティー・ヘルスケアなどのメーカー、パッケージ・印刷企業
申込方法:「国際PB・OEM開発展」ホームページ(http://www.jma.or.jp/pb/)より申込み
申込締切:2013年9月6日(金)※先着順、定員200名になり次第締切
問合せ先:日本能率協会 国際PB・OEM開発展事務局(TEL:03-3434-1377)

◆プログラム内容
1.作る側だけじゃない「買う側」からの目線「バイヤーが取引先に知っておいてほしい「下請法」
公正取引委員会 事務総局 取引部 企業取引課

2.「バイヤーから選ばれ続けるPB・OEM商品開発・提案のポイント」
株式会社日本能率協会コンサルティング 経営コンサルティング事業本部
シニア・コンサルタント 野元 伸一郎氏

3.「バイヤーがPB・OEMメーカーに求めていること」
一般社団法人日本能率協会「国際PB・OEM開発展」事務局

総務とMICE ~MICE専門家の視点で実現する効率的なイベントプランニング~

月刊総務9月号で、企業を強くする「場」の創り方と題して特集が組まれ、社内研修、周年行事、社内イベント、そしてMICEについても取り上げられた。同記事内では、弊社の展示会とMICE誌編集部の田中がインタビューにこたえており、企業内で行なわれるさまざまな行事について、MICEという視点やイベントプランナーのノウハウを用いることで、より効果的に企業活性化を実現するとMICEの意義を説明。コスト削減、ROI向上につながる手法についても説明した。

記事の詳細は「月刊総務9月号」(富士山マガジンから購入可能
また、企業イベントのROI測定については「展示会とMICE Vol.3 結果を出す指標講座」(バックナンバーはamazon.comからも購入可能))を参照のこと。

 

【連載】経営視点から見る展示会活用法 第8回 アフターフォロー ~マーケティングからセールスへ その2~

連載:経営視点から見る展示会活用法

第8回
アフターフォロー ~マーケティングからセールスへ その2~

柴崎 智弘氏(船井総合研究所)

みなさん
こんにちは。船井総合研究所の柴崎です。

前回の連載第7回では、展示会の後は、スピードが大事である、ということで、展示会のブースの中で顧客の層別を行ない、その日のうちに、スピーディーに御礼メールをお送りすることが重要である、とお伝えしました。

実際に、成約・売上につなげるためには、この後が、さらに重要になってきます。

それは、御礼メールを送信した先に、顧客の層別にそって、すぐさまにアポイントメントを取得することです。

アポを取る優先順位とスケジュールは以下の通りです。

顧客ランクA:展示会終了後、3日以内に必ずアポ取得、1か月以内に全社訪問完了

顧客ランクB:展示会終了後、1週間以内にすべてに架電、2週間以内にすべてアポ取得、3か月以内に全社訪問

これを必ず行ないます。

これをやらなければ、いくら時間と手間をかけて展示会に出展しても、お金をかけて装飾して、集客しても、まったく意味がありません!

それを行なうために、ここからは、マーケではなく、営業マンが絶対守らなければいけないことがあります。

それは、事前に、展示会の後、最低3日間は、日程をあけておく!
ということです。

日常の営業活動の延長で、展示会に臨んでしまうと、展示会の後も、普通に先約のアポが入っており、まったく身動きが取れません。
これが成果がでない、失敗する大きな原因です。

ですから、必ず展示会後、少なくとも3日間。
できたら、1週間は、予定を空けておく、ということが重要です。

この下準備ができていれば、展示会のブースの中で、その日のうちにアポも取れるのです。

そして、展示会後の訪問が、営業担当者がどうしてもいけないときには、誰かマーケの担当者でもいいから訪問して欲しいのです。

その時に何を話して良いのか迷わずに訪問できるよう、ヒアリング項目を以下に示します。

1.展示会来場の御礼

2.展示会での感想(何が良かったか?他のブースでいいものがあったか?)

3.予算:この案件について、社内で予算を設定しているのか?

4.権限:お会いしている人はどういう立場なのか?
情報収集の担当なのか?決定する人は別にいるのか?
決定する人が別にいるのであれば、その人に会うことはできないか?

5.ニーズ:この商品・サービスを検討しようと思ったきっかけとなるニーズ・課題は何か?

6.時期:この商品・サービスは仮に導入するとしたらいつか?、それはなぜか?

7.競合:本件で競合はいるか?、どこの・何を検討しているのか?

以上の内容を聞くだけであれば、他の担当者でも問題ありません。

エース級の人が多忙で行けない場合には、とにかく一刻も早く、こちらの質問内容をもって誰かが訪問し、案件化させてください!

これが、展示会における営業のもっとも大事なことだと思っています。

ここから成約させるスキルは、またそれぞれの営業についての教科書が出ているかと思いますので、参考にしていただければと思います。

ちなみに、上記に展示会当日に、ブース内でアポを取る、というお話をさせていただきましたが、これが一番ベストです。

そのために、日程も空けて出展ブースに立ち、営業に挑みたいところです。

さらに、当日アポを取りやすくするのが、ブース内の動画配信です。

ブース内では、色々なコンテンツがあります。

1.実演・デモ

2.ミニセミナー・ミニ講演

3.動画配信

私が一番オススメするのは、最後の動画放映です。

では一体どのような内容の動画を流したら良いのかというと…

顧客事例のインタビューです。

内容の前にまず、なぜ動画を放映するのかというと、ブースの中で、人が目を引くのは

1.大きいもの
2.光るもの
3.動くもの

なのです。
動画は、光るものであり、動くものです。

非常に目を引き、ブース内誘導にも効果的ですし、また、顧客事例インタビューを見ていただくことで、来場者は、あなたの会社の名前を知らなくても、安心してくれます。そうすることで、警戒心を解いて、アポが取りやすくなります。

ブース内セミナーも良いのですが、セミナーですと、手間と準備が大変かなと思います。

もし、手間と準備が大丈夫であれば、セミナーも有効です。

その際は、見込み客を、展示会のセミナーに誘導して、その場で再度デモをして、クロージング!という機会にしてしまうことが多いですね。

一方で、新規先に対しては、顧客事例のインタビューを動画にして、永遠と流している方が、効率的で、効果的であると言うことができます。

私が考える一番の理想的は、

誘導→名刺交換→ヒアリング→軽くデモ→動画を見せる→その場でアポ取得

という流れです。

以上、展示会のブースにおいて、誘導するために、必要なこと・コンテンツ、そして誘導してから営業につなげるための実践内容をお伝えしてきました。

なるべく、理論よりも現場に則した考え方をお伝えしたつもりでしたが、いかがでしたでしょうか?

具体的にどう考え、何を実行したら良いか? 理解いただけたでしょうか?

もし、何かご不明な点等あれば、facebookも「柴崎智弘」でもご相談を承りますので、お気軽にご連絡ください。

皆さまがこれから出展される展示会で大きな成功をおさめられますことを心からお祈り申しあげます。

では、また次回!

連載:経営視点から見る展示会活用法(全10回)バックナンバー

第1回:事前ミーティング~成功の鍵は社内の一体感~

第2回:目標設定~マーケティング施策の中の展示会~

第3回:コミュニケーションの重要性~成功している会社のルールとは?~

第4回:ブース設計~成功するブース装飾のポイントとは?~

第5回:第5回 オペレーション~成功するオペレーションと、失敗するオペレーション~

第6回:ブース内へ呼び込む方法と効果的なノベルティとは?~お金をかければ良いというものではない!~

第7回:アフターフォロー ~マーケティングからセールスへ その1~

 


Profile

 

 

 

柴崎 智弘

船井総合研究所

 

大學卒業後、大手金融機関にて営業を担当。
2006年より、インサイドセールスの部署の立ち上げに参画。
上場企業や中小企業を常時600社担当し、会わずしてキーマンとの関係構築をし、案件を引き出すという、法人営業、特に金融サービスとしては新しい試みを担当。
2011年10月船井総合研究所に入社。
IT企業ビジネスコンサルティングチームにて、展示会で集客した後の、電話営業でクロージングさせる営業の仕組みを得意とする。
特に、展示会のオペレーションには、成果に直結すると定評があり、展示会をテーマに、約30社のコンサルティングの実績がある。

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