香港とマカオの報奨・社員旅行商材をPR ~JATA~

日本旅行業協会(JATA)海外旅行推進部とマカオ観光局、香港政府観光局は8月28日、東京都千代田区のJATA研修室で、MICEの「I(incentive)」に特化した企業団体旅行セミナーを開催。香港とマカオの観光局の担当者が最新ディスティネーション情報の紹介や両局の支援内容について説明が行なわれ、旅行会社のMICE担当者、団体営業・手配担当者、ランドオペレーター、航空会社、ホテルなど、旅行業界関係者ら約50人が出席した。

港政府観光局のアシスタントマネージャーMICEの古谷剛氏は、香港人の約60%が日本人が好きと答えたアンケート結果や日本のアニメキャラクターの人気、同地域から日本への旅行者の増加など、尖閣問題の悪影響が香港と日本にはないことを説明。また、ディズニーランドの貸切やアクセスの良さ、世界新三大夜景に選ばれたことなど、インセンティブ向けの観光商材を紹介。また、プログラムのアイデア提供やキャンペーン特典のほか、配布資料、紹介映像セミナー実施など旅行会社やプランナーを支援する同局のさまざまなサービスについて説明した。

マカオ観光局の寺本洸氏は国際観光推進を目指し、大きな投資が行なわれているマカオの魅力を紹介。世界遺産のマカオ半島部、文教地区のタイパ島、ラグジュアリーホテルが林立するコタイ、自然資源の豊富なコロアンと、約28平方kmの狭いエリアに多様な魅力が集約されていることなどMICEディスティネーションとしての優位性を語った。そのほか、今年7月から開始されたQRコードによる入境審査、日本からの直行便増加などアクセスの向上についても説明した。

香港と中国珠海、マカオを結ぶ港珠澳大橋の開通を2016年に控え、2つの強力なMICEディスティネーションがさらに世界中の注目を集めそうだ。