ドイツの2大飲料・液状食品展「drinktec」と「BrauBeviale」が提携へ

ドイツ・ミュンヘンで開催されている世界有数の飲料・液状食品産業見本市「drinktec」とニュルンベルクで開催されているヨーロッパ有数の飲料産業向け資本財見本市「BrauBeviale」は、2023年7月1日付で合弁会社YONTEX社を設立することに合意した。

YONTEX社はニュルンベルクに本社を置き、CEOには飲料産業見本市の領域で数十年の経験を持つ、前ニュルンベルクメッセ事業部長のRolf W Keller氏が就任する。両見本市はYONTEX社の傘下で、見本市名も会場も現行のまま、引き続き独立したブランドとして運営される。

バイエルン州財務・国土担当大臣のAlbert Fueracker氏は、「飲料技術分野におけるニュルンベルクメッセとメッセミュンヘンの提携は、この産業見本市におけるバイエルン州の主導的な役割を世界規模で強化することになる」と、歓迎の意を表した。

新会社YONTEX社による最初の見本市「BrauBeviale」は、2023年11月28日から30日までニュルンベルクで開催され、以降もこれまでと同様に毎年ニュルンベルクで開催される。そして、「drinktec」は4年に1回ミュンヘンで開催され、次回は2025年。

drinktecはインドと中国でも開催されているが影響はなく、インドでの年次開催の「drink technology India」と中国での隔年開催の「CHINA BREW CHINA BEVERAGE」は、従来どおり開催される。

YONTEX社の組織は、drinktecとBrauBevialeの19名からなる。

 

組織体制

CEO : Rolf M. Keller (元ニュルンベルクメッセ 事業部長)
Executive Vice President : Petra Westphal (元メッセミュンヘン drinktec Worldwide プロジェクトマネージャー)
Executive Director BrauBeviale : Andrea Kaitait
Executive Director drinktec Cluster : Markus Kosak
Executive Director Operations : Moritz Mueller