日本百貨店協会は4月25日、3月の全国および東京地区の百貨店売上高を発表した。このうち、訪日外国人による「インバウンド(免税売上)」は、売上高が前年同月比10.7%減の442億円となり、36か月ぶりにマイナスに転じた。
3月は花見シーズンを迎え、訪日観光客の増加が追い風となり、購買客数は13.4%増の51.5万人と、3月としては過去最高を記録した。しかし、円高基調や世界経済の先行き不透明感が影を落とし、高額商品の購入を控える傾向が見られた。これら等の要因が売上の減少に繋がったとみられる。
一方で、化粧品分野は引き続き好調に推移したという。