
電子情報技術産業協会(JEITA)は9月11日、東京・中央区のAP日本橋で記者発表会を開き、10月14日から17日まで幕張メッセで開催する「CEATEC 2025」の開催概要を発表した。
昨年のCEATECは日本自動車工業会(自工会)が初開催するB to B展示会「JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK」と初の合同開催となり、幕張メッセ1~8ホールを使用。過去トップクラスの808社・団体が出展し(うち188社・団体がスタートアップや大学の研究機関)、11万2,014人が来場した。これについてCEATECエグゼクティブプロデューサーの鹿野清氏は「新たなマイルストーンを築いた」と評価する。
今年はJAPAN MOBILITY SHOWが従来のパブリックイベントとして開催するため、CEATEC単独での開催となり、幕張メッセ1~6ホールを使用する。特徴としては800を超える出展者のうち、半数近くがAI関連の展示を予定。主催者企画ではAIの最新技術と社会実装の取組みを紹介する「AXパーク」、ソサエティ5.0実現を目指した14の独自テーマを設定したパビリオンとEU各国+5カ国が出展する「パートナーズ&グローバルパーク」、100以上のスタートアップ、大学研究機関、企業内新規事業開発部門が出展する「ネクストジェネレーションパーク」を実施する。
セミナーではモビリティ、IoT、アニメ制作、コールセンター各領域でAI活用を牽引するキーパーソンが登壇する「AIエージェント産業革命と日本のポテンシャル」や、昨年に引き続き自工会とJEITAのトップが登壇する「サステナブルな社会の実現に向けて」などのセッションを行う。さらに、会期4日目には吉村洋文大阪府知事が大阪・関西万博のレガシーを語る講演も予定。
開催1週間前の10月7日にはCEATEC AWARD 2025の受賞発表が行われる。今回より新たに、「JAPAN MOBILITY SHOW 2025」のスタートアップ出展者を対象とした「モビリティ部門」を新設。鹿野氏は「今後も自工会と連携していきたい」と展望を述べる。