MICEをテーマに商談会~アビリタス ホスピタリティ

ホテル・旅館の資産管理や運営支援を手がけるアビリタス ホスピタリティは10月21日、六本木ヒルズクラブで「アビリタス ホスピタリティ ホテル商談会2013」を開催した。

同グループが運営支援を提供するグループホテル全体のレベル向上をはかるために、各種研修やワークショップの一環として、同商談会は2009年より旅行会社、企画会社を招いて首都圏、関西で各年1回開催している。毎回テーマを設定し、各ホテルがブースを設けて個々のホテルの魅力をアピールし、販売の強化につなげている。

今回はMICEをテーマに北海道から沖縄に位置する10ホテルが出展。旅行会社の法人営業の担当者など、ミーティングとインセンティブを中心としたMICE案件をもつ約80人のバイヤーが参加。積極的な商談が各ブースで展開され、場内は熱気に満ちていた。

セールス&マーケティング ディレクターの高木さんは「今回のイベントはMICEがテーマということでエージェントやランドオペレーターの法人営業担当者に限定している。当グループの施設や宴会場の規模を鑑みてわれわれは、MICEのMとI、つまり企業ミーティングとインセンティブを中心に提案していく。高まっている研修需要を中心とした企業ミーティングの取り込み、さらにインセンティブにも繋げていきたい。当グループの特徴の1つはカスタマイズ。顧客からニーズを引き出して目的を達成するための提案していきたい。強化を検討しているアクセシブルミーティングもそのような取組みの1つ」と語った。

ホテル日航アリビラの大林さん(写真:左)は、インセンティブ・グループなどに向けた、マリーンスポーツなどのアクティビティの他、世界遺産の座喜味城跡のツアーや定置網漁をはじめとした海人(うみんちゅ)体験ツアーなど、読谷村(よみたんそん)独自のプログラムをアピール。

11月1日からアビリタスグループに仲間入りする旭川グランドホテルからは宿泊支配人の工藤雅行氏(写真:右)が参加。おなじみの旭山動物園などの観光名所のほか、最大1200人収容可能な市内最大級の大宴会場を要する同ホテルの、コーポレートミーティングや国際会議での活用法など提案した。

会場内では、新しく同社が強化を検討しているアクセシブルミーティングについての展示も行なわれており、ニーズの高まる多様性対応に先がけて取組む姿勢が見られた。

商談会終了後には懇親会が開催され、グループの各ホテルとバイヤーなどMICE関係者が交流を深めていた。