【出展者に聞く!】
キャリブレーションに優れた眼鏡型モバイルアイトラッカー フィジオテック

神経科学、薬理学などの分野で最新の基礎医学研究機器を取扱う総合商社であるフィジオテックは、1月13日から15日までの3日間、東京ビッグサイトで開催された「第2回ウェアラブルEXPO」に出展した。

同社は今まで学会での展示を中心に製品の販促プロモーションを行なっていた。展示会に出展を決めたのは、昨年初開催された同展の盛況ぶりに刺激されてのことだという。営業部の清水元徳氏は「大勢の方が訪れる展示会は、より広範囲かつ多角的に技術を広めるまたとない好機であり、逃す手はないと感じた」と当時の心境を語った。

ブースでは視線追跡技術などを研究開発するドイツ SMI (SensoMotoric Instruments)社製の眼鏡型モバイルアイトラッキング「SMI Eye Tracking Glasses 2 wireless」が注目を集めていた。同製品は主にマーケティング分野での活用が期待されており、使用者の視線を追求することで商品の配置デザインを考え、効率化することが可能だ。iViewNG SDKを利用することで、 研究分野でも能力を発揮できる。最大の特徴はキャリブレーションの簡易さで、従来では5~10分ほどかかっていたものが約10秒にまで短縮。装着から測定開始までの被験者の負担削減に貢献する。

すでに世界での実績を誇る同製品だが、同社は日本国内での販売数をさらに伸ばすべく、4月に東京国際フォーラムで開催される「宣伝会議 AdverTimes DAYS 2016」(アドタイ・デイズ)への出展を予定している。「展示会は異業種との交流の場としても刺激的なので、今後も有効活用していきたい」と清水氏は今後の展望を述べた。

 

<展示会データ>

■展示会:第2回ウェアラブルEXPO
■会期:1月13日~15日
■会場:東京ビッグサイト