瀬戸内海で108日間に渡る芸術祭 ~約200作品が展示~

 岡山、香川県の12島と2港を舞台にした現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2016」が開催されている。会期は春・夏・秋3シーズンの計108日間で、34カ国・地域から226組のアーティストが参加。今回で3回目となる。
 古来より交通の大動脈として重要な役割を果たしてきた瀬戸内海。行き交う船は島々に立ち寄り、常に新しい文化や様式を伝えてきた。この芸術祭は、世界のグローバル化・効率化・均質化の流れの中で、失われつつある島々の伝統的な風習や固有の文化の繋がりを取り戻し、瀬戸内海が『希望の海』 となることを目指している。
 前回に続き正式会場となった宇野港会場(玉野市)では、インフォメーションセンターが開設。芸術祭関連や観光パンフレット、地元の特産品が陳列され、放置自転車を芸術的に再生した鉄作家・小沢敦志氏の“アートレンタサイクル”も用意している。
 公式ウェブサイトでは多言語化ページも開設。来場者数は約107万人(2013年実績)超えが期待されている。
 詳細は、公式ホームページまで。

会 期
春|2016年3月20日[日]—4月17日[日]29日間
夏|2016年7月18日[月]—9月4日[日]49日間
秋|2016年10月8日[土]—11月6日[日]30日間
会期総計|108日間
開催地
直島 / 豊島 / 女木島 / 男木島 / 小豆島 / 大島 / 犬島 / 沙弥島[春のみ] / 本島[秋のみ] / 高見島[秋のみ] / 粟島[秋のみ] / 伊吹島[秋のみ] / 高松港・宇野港周辺