渋谷・原宿エリアで展開するファッションイベント「シブハラフェス」、SDGsやエシカルなど課題解決を目指す参加店も

「SHIBUYA HARAJUKU FASHION FESTIVAL(シブハラフェス).16」がまもなく開催する。シブハラフェスは渋谷・原宿にある250店舗以上のセレクトショップが参加するファッションイベント。開催エリアでは一般消費者を対象に、参加店となるセレクトショップが特別アイテムの販売やワークショップ、ディスカウントなどを店舗ごとに企画・実施する。開催地域は渋谷区の神南エリア、公園通り周辺、原宿エリア、竹下通り、キャットストリート。会期は10月19日から20日の2日間で開催する。

メインビジュアルはSeventeen(セブンティーン)専属モデルの”りんくま”こと久間田琳加さんが登場。

原宿までエリアを拡大した今回は初の試みとしてキャットストリートをファッションストリートとしてジャック。若手から著名まで、さまざまなデザイナーやショップのTシャツをストリートに展示し、渋谷・原宿のファッションの多様性を表現する。

主催のシブヤハラジュクファッションフェスティバル実行委員会の三宅正彦実行委員長はイベントの会期を10月14日から20日まで開催するファッションイベント「東京ファッションウィーク(JFW)」に合わせたと説明。「(同時期の開催は)展示会とイベントの時期を集中させることによって東京ファッションの発信を強めるとともに、消費者を巻き込んで市場とファッションビジネスを盛り上げることが狙い」とコメント。さらに行政や商店街、町会の協力を得て実現に至ったと語り、2020年の東京オリンピックパラリンピック以降、盛り上がりの維持を課題としながらも、「オリパラ後もシブハラフェスで地域をを盛り上げていこうという雰囲気がある」と述べ、2020年3月の開催についても意気込みを見せた。

統括プロデューサーを務める松井智則氏(ワンオー/代表取締役)は「ファッションは平和の上に成り立っている」と述べ、テーマ『FASHION IMAGNE PEACE』の意図を明かし、メインビジュアルにも起用された旗を数カ所に設置し撮影スポットとすること発表。さらにイベント参加店の注目ポイントとして「今の時代信用できるファッションとはなにか、エシカルやサステナブルがキーワードになる」と話し、ユナイテッドアローズなどのセレクトショップがファッションを楽しみながら課題解決を目指すコンテンツが企画されていると述べた。

シブハラフェスは「シブフェス」として2011年から開催しており、今回より名称を変更。マップや参加店舗情報がチェックできる初の公式アプリを10月上旬にリリース予定。