大阪府、21日からイベント再開へ 吉村府知事「社会活動取り戻す」

大阪府は3月16日、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた対応について新たに見解を述べた。

府では世界保健機関(WHO)が11日に新型コロナウイルスをパンデミックと位置付けたことから、12日に専門家会議を開催。感染拡大の条件として「換気の悪い密閉空間」「人が密集」「近距離での会話や発声」という3要素が重なることを挙げた。

これを受け府では「換気の励行」「人の密度を下げる」「近距離での会話や発声、高唱を避ける」ことを条件に、3月21日以降に現在中止・延期の方針にあるイベントや休館施設などを順次再開する方針を決定。咳エチケットや手洗い、消毒なども徹底するとした。

吉村洋文大阪府知事は自身のツイッターで「コロナの弱点や特徴を見極めつつ、社会活動も徐々に戻していかないといけない。3月20日までの1ヶ月間、未知のウイルスに対し、府は一斉の中止延期で対応してきた。この間、コロナの弱点、特徴も見えてきた。コロナの急拡大3要件を避けつつ、徐々に社会生活を取り戻していく」とコメントしている。