第6回イベントアワード 最優秀賞を「TOKYO MOTOR SHOW 2019」内のドローンショーが受賞

日本イベント産業振興協会(JACE)は6月10日、「JACEイベントアワード」の「最優秀賞 経済産業大臣賞(日本イベント大賞)」と「イベントプロフェッショナル賞」、特別賞を発表した。
このアワードは国内外のイベントを対象に、イベント主催者や制作関係者による自薦や日本イベント産業振興協会・イベント業務管理士による他薦により公募を行い、表彰を行うもの。
第6回目となる今回は自薦75件・他薦72件、応募総数147件のエントリーから「イベントプロフェッショナル賞」など7つの賞と「特別賞」を選出。最優秀賞・経済産業大臣賞(日本イベント大賞)を「TOKYO MOTOR SHOW 2019 FUTURE DRONE ENTERTAINMENT “CONTACT”」、イベントプロフェッショナル賞を「えひめさんさん物語『アーティスト in ファクトリー』」が受賞。さらに「ラグビーワールドカップ2019」が特別賞を受賞した。


「TOKYO MOTOR SHOW 2019 FUTURE DRONE ENTERTAINMENT “CONTACT”」は、宇宙への旅をモチーフに500機のドローンと3Dサウンド、レーザー、ライティングなどで演出したショーで「TOKYO MOTOR SHOW 2019」のオープニングを飾った。ダンスミュージックフェスや未来型花火エンターテインメント「STAR ISLAND」などを手掛けた実績を持つクリエイティブディレクター小橋賢児氏率いる日本のクリエイター陣と、インテル コーポレーションの協力により作り上げられた。

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ドローン500機が夜空を舞った 東京モーターショーレポート04

「えひめさんさん物語『アーティスト in ファクトリー』」は、愛媛県・新居浜市、西条市、四国中央市の各会場で行われた地域振興イベント「東予東部圏域振興イベント(えひめさんさん物語)」のプログラム。アーティストが一定期間ものづくり企業の工場に滞在し、その工場の新しい発見となるような作品を制作するプロジェクトで、企業12社が12組のアーティストとコラボレーションした。イベント内で完成作品を展示したほか、アーティストや工場の従業員により、普段立ち入れない工場内の見学ツアーも行われた。


同協会は総評で、「スポーツやアートの振興、地域振興・災害復興、産業・技術のアピール、教育やノーマライゼーションの普及、企業のプロモーションなど、応募イベントのジャンルや形態が拡大している」と応募作品の傾向について分析。また、新型コロナウイルスのイベントへの影響についても言及し、「人が集まって共感や感動を分かち合うことは人類の根源的本能であり、平和で幸福な社会に必要不可欠なもの。来るべき新しい日常の中にも、新たな非日常(イベント)が必ず求められると確信している」とコメントした。

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