国際会議の誘致・開催の成功事例を募集「2020年度国際会議誘致・開催貢献賞」

日本政府観光局(JNTO)は日本への誘致に成功した、または日本で開催した国際会議の優秀事例を表彰する「2020年度 国際会議誘致・開催貢献賞」の募集を開始した。

賞は国際会議開催件数の増加を目指すことを目的に実施されており、「国際会議誘致の部」「国際会議開催の部」の各部門が用意されている。

「国際会議誘致の部」は創意工夫により効果的な誘致活動を行い、諸外国との競争の結果誘致に成功した事例を表彰するもので、2019年度の受賞では約20か国から900名が参加予定の2021年「9th International Discussion Meeting on Relaxations in Complex Systems」や、競合都市韓国、オーストラリアのうちから選ばれた2023年開催予定の「2023 IEEE International Magnetics Conference(INTERMAG2023)」、戦後60年以上に及ぶ市民と行政の協働によるばらのまちづくりや、市民が“ローズマインド(思いやり・優しさ・助け合いの心)”を大切に育んできた取り組みが認められ、誘致に成功した「第20回世界バラ会議福山大会2024」が受賞した。

「国際会議開催の部」はすでに開催した国際会議で、優れた会議運営を行い今後の模範となることが認められた会議を表彰するもので、2019年度は52か国から3700名が参加(海外:2000名、国内:1700名)し、夜のイベントでは清水寺を利用して約1400名に日本ならではの特別な体験を提供するなどした「第5回国際組織工学・再生医療学会 世界会議2018」や、「2018年第11回国際水協会(IWA)世界会議・展示会」など6つの国際会議が受賞した。「2018年第11回国際水協会(IWA)世界会議・展示会」は会場内にウォーターサーバーを設置し参加者にステンレス製のマイボトルを配布することで水道水を試飲してもらい東京の水環境の安全性をアピールしたことや、ペットボトルを使用しないことで持続的且つ先進的な会議運営を行ったことなどが評価された。

応募対象は2019年4月1日から2020年3月31日に誘致が決定、または開催が終了した国際会議で、開催期間が1日以上で参加者総数は50名以上、かつ参加者の国籍が3か国以上(日本を含む)のもの。応募は10月2日17時まで。

受賞団体の主催者は2021年2月24日に東京国際フォーラムで開催予定の「国際MICEエキスポ(IME2021)」で表彰される。

今年の表彰式の模様