千葉市は、JR千葉駅前に整備する「新・千葉市民会館(仮称)」の基本計画案に対する市民からの意見募集を始めた。
約1500席の大ホールと約300席の小ホールを備え、2032年度途中までの建設工事を想定している。意見は8月17日まで受け付ける。
現在の千葉市民会館は1973年に開館。市有施設で唯一となる1000席規模のホールとして、音楽や演劇、市民団体の発表などに使われてきた。一方、開館から53年が経過し、給排水設備の老朽化や音響設備のデジタル化、照明のLED化、バリアフリー対応などが課題となっている。
新会館は、JR東日本千葉支社跡地の開発区域内に、敷地面積約4000平方メートルの単独棟として整備する。当初はJR東日本が建設する複合ビル内への入居を予定していたが、建築費の高騰などを受けて計画を見直し、別棟で整備する方針に切り替えた。
大ホールは、プロの公演から市民利用まで幅広い演目に対応する多機能型とし、客席は見やすさや音響性能を重視した「千鳥配置」を基本とする。小ホールは発表会や講演会、練習などで利用できる約300席規模を想定。大ホールの舞台と同程度の広さを持つリハーサル室や、会議・練習室、チケットを持たない人も利用できるロビーやカフェなどの共有スペースも設ける。
想定事業費は、近年整備された劇場の実績や将来の物価上昇を踏まえ、税込み約280億円。予定地の基盤整備に必要な費用は含まれておらず、市は今後、JR東日本など関係者との協議を踏まえて整理する。2026年度から基本設計や整備手法の検討を進め、2028、29年度に実施設計、2030年度から2032年度途中まで建設工事を行う参考スケジュールを示している。
基本理念には「ひとが集い、まちを育み、文化をつむぐ」を掲げ、市民の文化芸術活動を支えるだけでなく、人々の交流や千葉駅周辺のにぎわいを生み出す文化交流拠点を目指す。






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