ホーム ニュース イベント 【体験レポート】この夏注目の没入型イベント「Ehtel -“Release” Party- Produced by SWAG」に行ってみた

【体験レポート】この夏注目の没入型イベント「Ehtel -“Release” Party- Produced by SWAG」に行ってみた

光と音を駆使した新感覚の没入型イベント「Ehtel -“Release” Party- Produced by SWAG」が2026年7月22日(水)から8月28日(金)まで、渋谷ストリームホールで開催されている。7月21日(火)にはメディア向けの内覧会が行われたので、その模様をレポートしたい。

 

❖サイケデリックカラーでインパクト大のビジュアル

 
本イベントは架空のエナジードリンクブランド「Ehtel(エテル)」 の発売記念ポップアップイベントをテーマに繰り広げられる、フィクションストーリーとメディアアートを組み合わせた“体験型エンターテインメントイベント”だ。制作・演出はシンユニティーグループでコンテンツ制作を手掛ける株式会社SWAG。筆者は過去にもSWAGのコンテンツを体験したことがあり、クオリティの高さを知っているため、否が応にも期待は高まる。

会場である渋谷ストリームホールに着くと、真っ先にサイケデリックな配色のポップが目に飛び込んできた。いかにもエナジードリンクといった感じの、オレンジと紫がベースカラーのキービジュアルは見る者に大きなインパクトを与える。真ん中に描かれている獏(ばく)をモチーフにしたキャラクターは今回のイベントのために制作されたもので、名前は「UKA(ウカ)」。獏は人間の見る悪い夢を食べてくれるという架空の動物だが、マスコットキャラクターとして採用されるのは割と珍しい。可愛いか可愛くないかは個人の感性次第だが、刺さる人には刺さるデザインだと感じた。

エスカレーターを上って渋谷ストリームホールへ

受付を済ませ4階のエントランスでボトル型のゲート(おしゃれ!)をくぐると、そこはポップアップエリアになっており、Tシャツやキャップ、キーホルダーなどのグッズが展示されていた。もちろん今回の主役であるエナジードリンクEhtelも壁にずらりと並べられており、カウンターで試飲も可能。棚やデジタルサイネージに「忘れられないほど、酸っぱい」とキャッチフレーズが書かれている通り、中々に刺激的な味わいで、夏にぴったりの清涼感を醸し出している。試飲を終えると、次のエリアである5階に向かうことに。途中、デジタルサイネージの映像が乱れているのが気になった。機械の不調だろうか?

エントランスゲートはボトルの形になっている
ポップアップエリアには耳に残る独特なBGMと映像が
細部までこだわられたグッズの数々が展示
パッケージラベルもサイケデリックなデザイン
試飲コーナーでEhtelのボトルをゲット

4階から5階に向かう通路の途中には、Ehtelの開発元であるUKAB Lab.の桐村正明氏のメッセージと、開発中と思わしき写真が数点ほど掲示されていた。白衣を着てラボで実験をしている様子や、どこかの川で水を汲んでいる風景が写し出されており、飲料メーカーの研究員も楽じゃないなと感じた。メッセージに「入場用のリストバンドに印刷されているQRコードから、本イベントの詳細情報を確認できる」と書いてあったので、早速アクセスしてみる。フロアマップのエリアをタップすることでコンテンツの説明(かなり抽象的で詩的だが)を閲覧可能で、来場者アンケートも行われていた。ネタバレにならない程度に流し見し、5階へ向かう。

Ehtelは3人の開発者によって作られたとのこと
研究開発中と思わしき写真も飾られている

 

❖五感を刺激されまくるエンタメ性の高いコンテンツ

5階には音や映像、香りなどを駆使し五感を刺激する体験型コンテンツが設置されていた。空間演出を得意とするSWAGの本領発揮といったところだ。来場者が椅子に座ることで光と映像が揺らぐインスタレーションや、穴から出てくるモンスターをピコピコハンマーで叩きまくるゲーム(爽快!)、スクリーンに映し出された怪物にボールを当てると自身に衝撃がフィードバックされるアトラクション、噴射される香りによって味が変わるおやつ、ぐるりと囲まれたスクリーンいっぱいに映し出される美麗な映像など、エンターテインメント要素がふんだんに盛り込まれており、子供から大人まで楽しめる内容になっていた。

人が椅子に座ることで光と映像が変化する
モグラ叩きの容量でモンスターを叩きまくれ!
怪物にボールを当てると身に着けたデバイスにより衝撃がフィードバックされる
匂いで味はどう変化するかという実験
迫力のある映像とサウンドを体感できるブース
平衡感覚が試される場面も

6階に上ると、今度は一変してスタイリッシュな空間が広がっていた。壁面にはスイッチのようなものが設置されており、触れると音が鳴る。スイッチからは一本の線が伸びており、そこを指でなぞっていくと、壁に描かれた波形に対応するように音が次第に変化していく。マイクに向かって声を発すると、自分の声が捻じ曲がり、光となって道を照らしていくような仕掛けもあり、子供の頃に初めて糸電話を作って遊んだようなワクワクとして気持ちにさせられた。6階中央部にあるホールには巨大なモノリスとスクリーンが設置されており、光と映像を全身で感じることができた。

指でなぞると波形に応じて変化する音が心地よい
自分の声が変化し、光となって道を照らしていく
ホールでくつろぎながら音と光を全身で浴びることができる

帰り際にはちょっとしたお土産も用意されており、そこに至るまで五感を常に刺激され続けていたこともあり、ちょっとした高揚感を覚えるほどだった。会場を後にしてから、ベンチに腰を下ろしイベントのアンケートに回答。外は暑く喉がかわいたので、会場でもらったEhtelをグイと飲み干し、清涼感を得たところで今回のイベントは終了だ。

出口でもらえるお土産。これは一体…?

 

❖華やかなイベントの裏側に隠された真実とは…?

……というのが、表向きの体験レポートだ。最初に説明した通り、本イベントはフィクションストーリーとメディアアートの組み合わせによって成り立っている。勘の良い読者なら既に察しがついていると思うが、今回のイベントには奇妙な違和感が至る所に散りばめてあった。1つ1つは小さな違和感に過ぎないが、放っておくとまるでシャツのボタンを掛け違えたような、何とも言えない居心地の悪さを感じてしまう。そしてそれこそが、今回のイベントの肝なのだ。

エナジードリンクEhtelとは一体何なのか? なぜエナジードリンクのリリースイベントに、これほど大掛かりな仕掛けが用意されたのか? ぜひ自ら参加し、その違和感の正体を突き止めて欲しいと思う。もちろん、レポート中に記したSWAGが手掛けるコンテンツのレベルの高さは偽りではない。物語に興味がなくとも、それぞれのメディアアートを体験するだけでも格別の刺激を得られること請け合いだ。

2026年の夏も既に30度を超える日が続いている。この暑い夏を、奇妙で不可思議なEhtelの刺激で乗り越えてみてはいかがだろうか。

 

イベント名 Ehtel -“Release” Party- Produced by SWAG
主催 UKAB Lab.
制作・演出 株式会社SWAG
会期 2026年7月22日(水)〜8月28日(金)
営業時間 ⽇〜⽊ 11:00〜21:00(最終入場20時)
⾦‧⼟ 11:00〜22:00(最終⼊場21時)
会場 渋谷ストリームホール(東京都渋谷区)
4F(ポップアップストア/無料)、5F・6F(体験型エキシビション/有料)
料金 一般    :前売 2,900円 当日 3,200円
学割    :前売 2,500円 当日 2,800円
小中学生  :前売 1,400円 当日 1,600円
小学生未満 :無料
障がい者割引:前売 1,600円 当日 1,900円