文化庁 ライブ・公演・展覧会などのキャンセル料を最大2500万円補助

映像産業振興機構(VIPO,ヴィーポ)は、コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業として文化庁が250億円を計上していた令和2年度第3次補正予算事業「ARTS for the future!」の事務局運営業務を受託し、本日4月26日(月)から1次募集の申請受付を開始した。1月8日から12月31日までに行われる公演等・展覧会等・映画製作が補助対象となる。

補助の対象者は国内の文化芸術関係団体や国内の文化施設の設置者または運営者で、補助金の額は、1団体あたり最大で2,500万円。1団体は複数の公演等・展覧会等・映画製作をまとめて申請できるが、申請して交付決定されるのは1度。公演等の従事人員数、団体規模等を勘案した補助上限区分(600万円、1000万円、1500万円、2000万円、2500万円)がある。

補助の対象となる活動は不特定多数に公開する公演や展覧会等の活動を行い、チケット収入等を上げることを前提としたもの。公演・演奏会・コンサート・ライブ、展覧会等を開催する等の積極的な取組みを支援する「充実支援事業」とキャンセル料支援事業対象地域で行う予定であった公演活動等及び動画の作成を支援する「キャンセル料支援事業」が設けられた。

補助対象分野となる分野は文化芸術基本法第8条から第12条に定める文化芸術分野。

第1次募集期間は4月26日から5月24日まで。5月中旬から6月下旬までに交付を決定する予定。

また「オンライン説明会」を本日より順次開催する。相談会は4月27日より順次実施する。

対象となる文化施設は劇場・音楽堂等、ライブハウス、映画館、美術館、博物館など。映画館は全国的に広報・宣伝され公開される作品の上映に関わる活動は対象外。映画館が主体的に特色ある作品や作品群を積極的に選定し、広報・上映公開する活動が対象となる。