大阪・関西万博を契機にMICE誘致を目指す「Team OSAKA MICE」発足

大阪観光局は大阪でMICEを開催することによりMICE参加者に2025年大阪・関西万博を楽しんでもらうため、 MICE施設、ホテル、旅行会社、 会議運営会社など大阪のMICE関連事業者によるMICE誘致体制「Team OSAKA MICE」を発足した。2025年大阪・関西万博期間中のMICEを多数誘致・創出することを目指す。

今年7月にはグランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)で結成式を開催。参画する8社および大阪観光局のメンバーが参加し、合同チームによる誘致活動の進め方などについて説明を行った。参加企業が混在する8つのチームが全国のMICE主催者に対し、大阪でのMICE開催の営業活動を実施する国内でも珍しい取組みとなる。当面は2023年3月までを活動期間と定め、効果を検証しながら翌年以降の活動継続を検討する。

結成式では、参加メンバーによる自己紹介と決意表明が行われた。参加メンバーからは「普段は競合として交流のない人たちと一緒に働けることに対しワクワクしている」、「大阪・日本のMICEを活性化させるという高い目標のために力を合わせるという意義の高さに共感する」、「この活動自体が大阪 ・関西万博の機運醸成と集客に貢献する」といった期待の声が寄せられた。

事務局長を務める大阪観光局MICE政策統括官の田中嘉一氏は合同チーム発足にあたり、「誘致にあたってはMICE主催者に対し、大阪でMICEを開催する実質的なメリットを提供できるようにしたい。そのために2025年日本国際博覧会協会、大阪府・大阪市万博推進局、大阪に拠点をもつ企業パビリオンにも趣旨を理解してもらい、協力を求めていきたい」と話す。

Team OSAKA MICEの参加企業 ・団体はコングレ、コンベンションリンケージ、JTBグループ(JTBおよびJTBコミュニケーションデザイン)、日本コンベンションサービス、インテックス大阪、グランキューブ大阪(大阪国際会議場)、ホテルニューオータニ大阪、リーガロイヤルホテル、大阪観光局。