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福岡国際会議場とマリンメッセ福岡 AIなどによる施設運営のスマート化へ実証プロジェクト

福岡市と福岡コンベンションセンターは、福岡国際会議場とマリンメッセ福岡A館で、AIやIoTを活用した施設運営の実証プロジェクトを8月5日より順次始めると発表した。

電力使用量の削減や設備点検の自動化など、計4件の取り組みを通じて、MICE施設の運営効率とサービス品質の向上を目指す。

福岡国際会議場では、空調設備の自動制御を検証する。

アラヤのAIが施設内の温度・湿度や過去の運転実績を学習し、将来の室温変化を予測。エネルギー消費を抑える運転方法を算出する。

エイターリンクは、利用者の近くに温湿度センサーを配置し、場所ごとの温度差を把握する。ワイヤレス給電技術を使うことで柔軟な設置を可能にし、快適性を保ちながら電力使用量を削減できるか確かめる。

マリンメッセ福岡A館では、400カ所以上にある計器の点検業務を効率化する。

NSWがIoTカメラで計器の記録を自動化するほか、OCR技術を使って既存の手書き記録もデジタル化する。蓄積したデータの傾向を分析し、設備の故障や異常の兆候を早期に把握する予防保全につなげる。

イベント終了後の原状回復確認にもAIを活用する。skyerがイベント前後の3D空間データを比較し、設備や備品の変化を自動検知。担当者の経験や判断に左右されやすかった確認作業の精度向上と時間短縮を検証する。

このほか福岡国際会議場では、マーキュリーキャピタルとskyerがイベント会場のレイアウトを自動生成する技術を試す。

主催者の要望や過去の開催実績、施設の利用規定などを踏まえてレイアウト案を作成し、自然言語による指示やドラッグ&ドロップで修正できるようにする。

今週の展示会スケジュール(8/24~8/30)

▽東京都
08/27(木)~08/30(日)
東京ビッグサイト
東京おもちゃショー 2026

▽千葉県
08/27(木)~08/29(土)
幕張メッセ
JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2026

▽東京都
08/26(水)~08/27(木)
新宿住友ビル
AI博覧会 Summer 2026

08/26(水)~08/28(金)
東京ビッグサイト
ジャパンジュエリーフェア 2026

08/27(木)~08/28(金)
東京ビッグサイト
大学見本市2026〜イノベーション・ジャパン

▽大阪府
08/26(水)~08/28(金)
インテックス大阪
JAPAN BUILD OSAKA-建築・土木・不動産の先端技術展-
・建設・設備 EXPO 大阪
・スマートホームEXPO[大阪]
・建設DX展[大阪]
・建物の脱炭素EXPO [大阪]
・建物リニューアルEXPO[大阪]
・スマートビルディングEXPO[大阪]
・ビルメンテナンスEXPO 大阪
・建設現場イノベーション展
・住宅DX展
・不動産テックEXPO[大阪]
・マンション経営・管理支援EXPO

08/25(火)~08/27(木)
マイドームおおさか
第7回中国遼寧省輸出商品展示会

▽香港
08/25(火)~08/27(木)
Hong Kong Convention and Exhibition Centre
アジア・アダルト・エキスポ

08/25(火)~08/27(木)
AsiaWorld-Expo
2026 グローバル・イノベーション・ショー

「日本おもちゃ大賞2026」受賞商品を発表 「TOKYOおもちゃショー2026」で展示

戸所正信会長

日本玩具協会は8月19日、東京・千代田の東京国際フォーラムで8月27日から東京ビッグサイトで開催する「TOKYOおもちゃショー2026」の記者発表会を開催した。また、日本おもちゃ大賞2026の授賞式も執り行った。

2026年の出展者数は国内110社、海外75社の合計185社。昨年はビジネスデーに1万6111人、パブリックデーに5万6510人が来場しており、今年はそれを上回る来場を見込む。2026年のトレンドである、昭和キッズや平成キッズが注目する「ノスタルジアトイ」などキダルト向け商品も多数展示され、世代を超えた価値観を提供する。

同協会の戸所正信会長(アガツマ社 代表取締役社長)は挨拶の場で、2025年度の日本の玩具市場規模が前年度比106.3%の1兆1664億円で6年連続過去最高を更新したと報告。今年で63回目を迎えるTOKYOおもちゃショーについて「玩具業界にとって最大の情報発信の場で、これまで新商品発表や商談に大いに活用されてきた」と述べ、今年はXやTikTokなどSNSを活用しプロモーションを強化したと強調。ショーアンバサダーである声優の木村昴さんやお笑い芸人のやす子さんに対して期待感を示した。

日本おもちゃ大賞2026で大賞を受賞したのは、エデュケーション部門「よみかきレッスン!マジカルボードずかん ディズニーキャラクターズ マジカルプレイタイム」(タカラトミー)、ゲーム&パズル部門「投資番付」(メガハウス)、キャラクター部門「変身ベルト DXマイスドライバー 仮面ライダーマイス&リドセット」(バンダイ)、アクション部門「プラレール 動くぞ!変形!ギガデカドクターイエロー」(タカラトミー)、キダルト部門「PERFECT GRADE UNLEASHED 1/60 νガンダム」(BANDAI SPIRITS)、ベーシック部門「シルバニアファミリー どきどきアドベンチャーマウンテン」(エポック社)、バラエティ部門「パチェリエ 推し活開発部」(ビバリー)、デジタル部門「ちいかわフォンすまーと スペシャルセット」(バンダイ)、共遊玩具部門「トイ・ストーリー ポンジャン」(タカラトミー)。また、2025年の玩具市場をけん引したとして、「Tamagotchi Paradise – Pink Land/Blue Water/Purple Sky」(バンダイ)がヒット・セールス賞を受賞した。

さらに、今年30周年を迎える「トイ・ストーリーシリーズ」(ウォルト・ディズニー・ジャパン)が特別賞を受賞。「おもちゃは子供の成長に寄り添うかけがえのないパートナーである」というメッセージを世界中に届け、世代を超えて玩具を愛する心を育み続けていると評価された。

日本おもちゃ大賞2026の受賞製品はTOKYOおもちゃショー2026で出展者ブースのほか、西3ホール内特設ゾーンで展示される。

【JNTOインタビュー】世界第5位の国際会議開催国に向け、さらなる飛躍を

国際会議協会(ICCA)が発表した、2025年に全世界で開催された国際会議の統計で、日本は世界の国際会議件数で順位を1つ上げ世界第6位となった。日本は第5次観光立国推進基本計画で、「アジア最上位、世界5位以内」を目標に掲げている。日本が世界第6位となった要因と、目標達成に向けた今後の展望について、日本政府観光局(JNTO)MICEプロモーション部長の巽氏に話をうかがった。

巽 麻里子 氏
安心・安全が日本の大きな魅力
ますます高まる世界からの注目

ーーICCA国際会議統計で日本の国際会議開催件数はワンランクアップし、世界第6位になりました。今のお気持ちをお聞かせください

国際会議の開催件数は米国が第1位、2位から6位までを欧州諸国が占めるという状況が長く続いていました。今回、日本が欧州5カ国の中に切り込んでいく形となり、感慨深い気持ちです。国際会議の誘致活動は開催数年前から始まっています。2025年の統計でこのような素晴らしい結果を出すことができたのは、今まで尽力してきた関係者の並々ならぬ努力のたまものだと言えるでしょう。

ーーランクアップの要因をどのように見ますか

日本の大きな強みは、安全・安心な環境です。昨今は地政学リスクという言葉を聞く機会も増えましたが、日本は世界から安心して訪れることのできる国と評価されています。観光地としても人気で、たくさんの人に「日本に行ってみたい」と思っていただけることが、国際会議開催国としての地位を高めているのだと感じます。各地のコンベンションビューローも、一生懸命に国際会議開催の実態把握に努めてくださりました。

ーーコロナ禍以降、リアルとオンライン参加を併せたハイブリット形式が登場しましたが、今は現地に参加する意義が見直されているように感じます

最近ではハイブリッド形式から完全リアル形式に回帰する傾向が見られます。日中の国際会議だけでなく、夜のネットワーキングやエクスカーションでの交流が、新しい共同研究やビジネスを生むきっかけにもなるため、オンラインで代替しきれない価値があります。

国際会議の参加者が現地を訪れる意義は、観光面でも大きいです。多くの人が会期中に滞在することで、開催地の宿泊業や飲食業等が活性化します。会期前後に休暇を取って周辺地域を旅行したり、会議参加者の家族が観光を楽しむといったケースも多く、経済効果や都市のブランディングにも寄与します。国際会議の主催者からも、会議参加者からお勧めの観光地を聞かれることが多いという話をよく耳にします。

ーー国際会議の開催は地域にとって大きなチャンスとなります

国際会議は主催者が開催地を決めますので、海外ではそこまで知名度の高くない都市にもチャンスがあります。国際会議がきっかけで日本の都市の魅力に触れ、次からはプライベートで訪日観光に訪れるということもあるでしょう。

このようなメリットがあるため、町ぐるみとなって国際会議をサポートする都市もあり、市民向けプログラムを実施したり、ボランティアを募って市民が国際会議に触れる機会を増やしたりといった取組みが増えてきています。

ーー2025年には世界から注目を集めた大阪・関西万博が開催されました

大阪・関西万博は世界中の人に日本を深く知っていただく機会となった、素晴らしいイベントでした。万博が終わってからもレガシーが継承されており、その成果や効果が実を結ぶのが今から楽しみです。

アジア地域が一体となって連携し
欧米諸国と競うことが求められる

ーー世界から見た、国際会議開催国としての日本の立ち位置についてどのようにお考えですか

開催件数で2位から6位を占めている要因の1つに、欧州には欧州地域をローテーションする会議が非常に多いことが挙げられます。アジア地域をローテーションする会議と母数を比較した場合、その差は歴然です。日本が今後、国際会議開催国としての存在感をさらに高めるためには、アジア太平洋の地域をローテーションする会議総数を増やす必要があります。日本にとって競合である韓国やシンガポール、香港などの国・地域と、この点においては連携を強化していくことが求められるでしょう。

また、別の視点として、国際会議の件数を分野別で見ると、日本はテクノロジー分野の国・地域別ランキングで世界第2位と強く、サイエンス関連も第3位で上位にランクインしています。得意分野をさらに伸ばすことが、国際会議開催国としての日本の成長にもつながります。

ーー目標の世界第5位を実現するためには、何が必要でしょうか

国際会議は主催者がいて初めて成り立ちますので、主催者が抱えている課題をきちんと理解し、然るべき支援を行っていく必要があります。また、国際会議の重要性や意義、開催地にもたらすメリットなどを社会にしっかり理解していただくことも重要で、JNTOでは国際会議開催に係る啓蒙活動にも力を入れています。また、国際会議のノウハウがなく開催が困難という主催者に向けには、ノウハウの提供やベストプラクティスの共有を行うことで、「自分たちにもできる」と感じていただけるように努めています。

JNTOでは国内外で影響を発揮するリーダーに「MICEアンバサダー」となっていただき、国際会議誘致・開催のノウハウを共有していただく制度を設けています。毎年開催している国際会議誘致・開催貢献賞の表彰式では、国際会議の誘致・開催にあたってどのような取組みや工夫をしたかに焦点を当て、広く情報発信をしています。

ーーMICEには地方誘客の効果もあり、地域活性化の起爆剤となる可能性を秘めています

昨年度、貢献賞を受賞した長崎で開催された保健関係の会議「第8回保健システム研究グローバルシンポジウム」では、表彰後に関係者が再度集まり、それぞれの取組みを振り返り共有する場が設けられました。中には主催者も知らなかった関係者の苦労なども共有され、話し合いを経てよりチーム力が高まり、今後他の会議にも連携して取組む契機になったようです。

この事例のように経験を点ではなく面でつなぐことができれば、次回以降のMICE開催におけるクオリティアップも期待できますし、MICE開催都市としてのブランディングにもつながっていくことでしょう。

IAPCOとの連携協定をもとに
日本の存在感を強力にアピール

ーー昨今の国際会議の特徴やトレンドについて教えてください

よく聞くのが、次世代育成に力を注いでいるということです。多くの主催者は自分たちの研究分野を若い世代にも継承してほしいと考えていて、さまざまな取組みを行っています。ボランティアに学生参加枠を設けたり、ポスターセッションで学生に発表の機会を与えたりすることで、国際会議に触れる機会を増やすとともに、次世代の興味・関心を喚起しているのです。

特に昨今は円安で、若手が海外に渡航し国際会議に参加する機会は限られますが、国際会議を国内で開催することで、若手や学生にも参加してもらいやすくなります。また、地元企業が参加しやすいようなプログラムが組まれることも多いようです。

ーーJNTOでは今後、国際会議の誘致に向けてどのような活動を行っていきますか

まずは国際会議開催国としての日本の認知度向上を目指し、海外の関係者に働きかけるとともに、積極的な情報発信を行っていきます。JNTOのウェブサイトではケーススタディを掲載しており、実際に日本で開催された国際会議の様子を動画で見ることも可能です。短い動画ですが主催者へのインタビューもあり、日本の魅力がギュッと詰まった構成になっています。最近ではSNSを活用した情報発信にも注力していて、LinkedInのフォロワー数はここ2年で4万3000まで急増しました。

また、JNTOは国際会議を運営するPCOで形成される国際団体IAPCOとデスティネーション・パートナーシップ協定を結んでおり、日本のプレゼンスを高める活動を行っています。国際会議には学術団体などの先生が立候補して誘致を行う従来型のほか、国際本部が主体となって開催地を決める国際本部主導型があり、最近は後者のパターンも少なくありません。国際団体本部と契約しておりIAPCOに加盟しているコアPCOに開催地選定をアウトソーシングすることもあるため、IAPCOとの連携を通じて日本の存在感を高める意義は非常に大きいと言えるでしょう。

ーー今回のランクアップで、日本への注目度はさらに高まることでしょう

「日本なら何かあっても大丈夫」と言っていただける信頼感は何にも勝る日本の魅力です。それを醸成していくことが今後のステップアップにつながっていくため、今後も日本が魅力的な国際会議開催国であるということを、世界に強く周知してまいります。

 

※本記事は新聞「見本市展示会通信」(2026年7月15日号)に掲載された記事を編集したものです。

「HEARTS EXPO2026」大田区産業プラザPiOで開催

ハーツは8月6日と7日の2日間、「HEARTS EXPO2026」を大田区産業プラザPiOで開催した。

本イベントは最新の映像技術と独創的な映像コンテンツ表現を融合させた体験型映像祭だ。

2026年の開催では、広く外部のクリエイターとの連携を強化し業界全体の活性化を推進させることを目的としメインステージをクリエイターの表現の場所として提供し、映像作品を公募した。

ワイド部門(1面)、イマ―シブ部門(3面or4面)の合計14本の公募作品が、本イベントの見どころでもある映像投影面積820㎡の巨大イマ―シブ空間で上映された。作品には最優秀作品の表彰を行い、最大50万円の賞金が贈られる。またリアルバレエパフォーマンスと映像(イマ―シブ)を融合した公演も実施され、圧巻のパフォーマンスを披露。

さらに屋内での野外映画再現エリアでは、山本浩二監督の国際映画祭受賞作品を含むアニメーションと実写の短編映画を上映。監督本人のトークも実施した。

ほかにも、プロジェクションマッピング、霧とLEDを使用した映像の廊下やネイチャープロジェクションマッピング、360度VRゴーグル映像、空間再現ディスプレイ、透過映像など、さまざまな映像展示を展開した。会場には子どもや浴衣を着た来場者も見受けられ、賑わいを見せた。

東京ビッグサイトで「CAFERES JAPAN 2026」が開催

2026年8月5日(水)、東京ビッグサイト南展示棟で「CAFERES JAPAN 2026(カフェレスジャパン)」が開催された。

本展示会は、8月4日(火)から6日(木)までの3日間にわたり開催された、カフェ・ベーカリー・スイーツ業界向けの日本最大級の専門展示会だ。

会場には、食材や調理機器、包装資材、店舗設備、各種サービスなど、業界の最新商品や情報が一堂に集結。

カフェ・ベーカリー・スイーツ産業の業界関係者39,367名が全国より来場。各出展ブースを訪れ、新商品の紹介や試食、活発な商談が行われた。

業界の新たなトレンドやビジネスの可能性に触れる、充実した展示会となった。

今週の展示会スケジュール(8/17~8/23)

▽東京都
08/19(水)~08/21(金)
東京ビッグサイト
第28回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー

08/19(水)~08/20(木)
東京ビッグサイト
第19回アグリフードEXPO東京 2026

08/18(火)~08/19(水)
東京ビッグサイト
第5回 バックオフィスDXPO 東京 ’26

08/19(水)~08/21(金)
東京ビッグサイト
第3回 CareTEX東京’26【夏】

08/20(木)~08/21(金)
東京ビッグサイト
営業・マーケ/広告・販促/店舗・EC DXPO東京’26

▽台湾
08/19(水)~08/22(土)
Taipei Nangang Exhibition Center
台湾オートメーション・インテリジェンス・ロボット展2026

【インタビュー】~事業承継後の現在地~
老舗の信頼を受け継ぎ、100年企業へ【株式会社銀座サクラヤ】

(※本記事は新聞「見本市展示会通信」(2026年8月1日号)に掲載された内容です)

提携のきっかけは事業承継

 
――新社長就任から数カ月。現在の手応えはいかがですか

資本提携の当初は、社員の皆さんも『これからどうなるのだろう』と思っていた部分があったと思います。今は日々コミュニケーションを図る中で、会社として進む方向が少しずつ共有され、社員一丸となって進めている印象です。

――資本業務提携の狙いを教えてください。

出発点にあったのは事業承継です。
ユニヴィスは、事業承継に悩む中小企業へのコンサルティングを手がけてきました。一方、外部からの助言だけでは、採用や設備投資といった重要な意思決定に最後まで関われない限界も感じていたんです。資本を入れ、経営当事者として会社に向き合うことで、より踏み込んだ挑戦ができると考えました。
銀座サクラヤには約80年の歴史があり、長年培ってきたブランド、顧客との信頼、現場の技術があります。短期的な保有や売却ではなく、長期的に経営へ関わり、一緒に100年企業を目指しています。

――銀座サクラヤの強みは何でしょうか。

長い歴史から生まれたブランドと信頼性です。業界内では老舗として認知され、同業者やお客様から評価していただいています。
長年業務に携わってきたテクニカルや営業のメンバーが、やる気を持って仕事に取り組んでいることも強みです。仕事への姿勢や現場のオペレーションは、変える必要がない部分だと思っています

人・機材・顧客の三軸で進める

 
――提携後は何に取り組んできましたか。

人、機材、顧客の三つが軸に考えています。
まず、銀座、蔵前、枝川の3拠点に分かれていた機能をTOC有明に集約します。営業、テクニカル、本社が分かれ、コミュニケーションを取りづらい面もあったため、1拠点になることで連携を速められると期待しています。
また、今年4月に新卒6人が入社しました。これまでは年間1、2人程度が多かったため、大きな変化です。専門学校へ通いつめて、当社を知らなかった人にも当社を知ってもらい採用につながりました。
若い社員が入り、社内の雰囲気も活気が出ています。まずテクニカル部門で機材や映像機器の使い方を学んでもらい、将来は適性や希望に応じて営業などへの異動も考えています。
これまで営業では、長年のお付き合いがあるお客様からのリピートや定期的な依頼が多く、能動的な営業は多くありませんでした。提携後は、新しい顧客やユニヴィスのクライアント、関係先にも営業しています。既存のお客様にも、新しい機材や使い方を提案する機会を増やし、少しずつ結果も出てきています。
また、これまで慎重になっていた高額・高性能な機材にも投資していきます。顧客のニーズを先取りし、新しい演出を提案するには適切なタイミングでの投資も必要です。

――業務効率化についてはいかがですか。

紙中心だった手続きを電子化して給与明細をアプリ化したり、ホームページにもAIの問い合わせ機能を設けたりするなど、身近な部分からDXを進めています。グループで培ってきた業務効率化のノウハウも生かしていければと考えています。

創業100年を目指して

 
――イベント業界に入って感じたことはありますか。

競合や同業者との距離が近く、困っている現場があれば互いに助ける文化があることに驚きました。新しい倉庫のレイアウトや機材管理を考える際にも、同業各社を見学し色々と教えていただきました。ノウハウを共有し業界全体で頑張ろうとする点は、この業界ならではだと感じています

――今後、大切にしたいことを教えてください。

信頼を土台に、人材、設備、営業力を徐々に着実に強くしていければ。
社員が働きやすさとやりがいを感じ、お客様に一歩先の提案ができる会社をつくりたいです。まずは創業100年を目指し、銀座サクラヤの良さを次世代へつないでいきます。

【令和8年熊本地震】熊本城ホールと県立劇場が営業再開 グランメッセは物資集積拠点となり休館続く、江津湖花火大会は中止

令和8年熊本地震の影響で休館していた熊本県内の主要イベント施設で、営業再開の動きが出ている。一方、災害対応の拠点となった施設では休館が続き、大型イベントの中止や延期も相次いでいる。

熊本城ホールは施設の安全確認を終え、8月5日から営業を再開した。ただし、地震直後に予定されていた公演への影響は残り、吉川晃司の8月1日公演は中止、鈴木雅之の8月2日公演は11月4日に延期された。

熊本県立劇場も安全確認が完了し、8月5日から全館の利用を再開した。今後も催事によっては内容の変更や中止となる可能性があるため、来場前に公式サイトや主催者の発表を確認するよう呼びかけている。

一方、グランメッセ熊本は県の物資集積拠点として使用されるため、7月29日から約1カ月の予定で休館している。状況によっては休館期間が延長される可能性もある。

これに伴い、桑田佳祐の8月13、14日の公演をはじめ、展示会や科学イベントなど、8月に予定されていた9催事が中止または開催見送りとなった。施設側は再開時期が決まり次第、公式サイトで発表するとしている。

また、8月29日に開催予定だった「再春館製薬所 TKU 江津湖花火大会2026」も、地震による被災状況などを総合的に考慮して中止が決定した。

現在、令和8年熊本地震について、熊本県・県内自治体が募集している。

募金・寄附

東京で国際会議6件の開催決定 2027~29年、参加者は計約1万9,000人

東京都と東京観光財団は、2027年から29年にかけて、医療やデジタル技術、交通システムなどに関する国際会議6件の東京開催が決定したと発表した。国内の誘致団体と連携して進めてきた活動が実を結んだとしている。

開催が決まったのは、がん看護、婦人科がん、コンピューターグラフィックス、インテリジェント交通システム、ソフトウェア工学、手外科の各分野に関する会議。発表資料に記載された予定参加者数を単純合計すると約1万9,150人で、このうち海外からの参加者は約7,050人に上る。

最大規模となるのは、2027年11月30日から12月3日まで東京国際フォーラムで開催される「SIGGRAPH Asia 2027」。コンピューターグラフィックスやインタラクティブ技術の研究者、技術者ら約1万人の参加を見込む。

このほか、2027年8月には、有明セントラルタワーホール&カンファレンスで「AONS & ISNCC 2027」が開かれ、がん看護の関係者約1,050人が参加する予定。同年11月には、婦人科がんをテーマとする「IGCS 2027」が東京国際フォーラムで開催され、約4,000人の参加が見込まれている。

2028年9月には「IEEE ITSC 2028」がTAKANAWA GATEWAY Convention Centerで開催される。世界各国の研究者や技術者が、インテリジェント交通システムの最新技術について議論する予定で、参加者は約1,000人を見込む。

2029年には、グランドニッコー東京 台場で「ICSE 2029」が、京王プラザホテルで「APFSSH 2029」がそれぞれ開催される。ICSEにはソフトウェア工学の関係者約2,000人、APFSSHにはアジア太平洋地域の手外科関係者約1,100人が参加する予定だ。

東京都は国際会議の開催にあたり、会場借り上げ費などへの助成に加え、参加者向けの都内観光ツアーや日本文化体験プログラムを提供している。今回決定した会議についても、東京の魅力を国内外に発信する機会として活用していく。