ホーム ブログ ページ 59

ポートメッセなごやが導入する技術やサービスを募集する「IDEA PITCH CONTEST」を実施

MICEイノベーション研究会(主催:コングレ)、新産業文化創出研究所は2023年2月22日、名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)にて同施設が新たに導入する技術やサービス、アイデアを募集する「IDEA PITCH CONTEST(アイデアピッチコンテスト)」を実施する。

2022年10月にはポートメッセなごやに新第1展示館がオープン。それ記念し“ハコを超えていく”をテーマに掲げ、施設の魅力アップにつながる技術・サービス・アイデアを募集する。魅力ある展示場を一緒につくりだすアイデアを持ったスタートアップ、事業会社、団体、教育機関などが対象。コンテストでは、事前審査を通過したファイナリストが10分間のピッチ(提案発表)を行い、審査員の採点を通して、優秀なアイデアを決定する。

3年ぶりにリアルイベントの本格的な再開を迎えている今、ポートメッセなごやは共創を通じて、「新しい展示場のカタチ」へチャレンジする。

【開催概要】
開催日:2023年2月22日(水)13:00~17:00(予定)
会 場:ポートメッセなごや コンベンションセンター ホールA
(〒455-0848 名古屋市港区金城ふ頭2丁目2番)
主 催:MICEイノベーション研究会/ポートメッセなごや
後 援(予定):中部経済産業局、名古屋商工会議所、中部ニュービジネス協議会、中日新聞社

【募集する事業アイデア】
<01>ポートメッセなごやの施設としての価値を上げるような技術(テック)・サービス・アイデア
<02>利用者(イベント主催者など)や一般来場者向けの技術(テック)・サービス・アイデア

例)
● 利用手続きや管理を効率化できるシステム
● 展示会などのMICE主催者や出展者、コンサート主催者が活用できる効果的なマーケティングサービス
● オンライン化やDXに対応したソリューション
● 利用者や来場者サービスにつながるアプリ
● 新たな映像、音響、照明サービス
● 展示場周辺地域(金城ふ頭エリア)と連携した、にぎわい創出のアイデア
● 施設がサードパーク化するようなアイデア
● SDGsを考慮したサービス  など

【募集概要】
■エントリー受付期間
2022年11月28日(月)~2023年1月20日(金)
※応募結果のご連絡は、2023年1月下旬頃を予定。
応募担当者に、原則メールで審査結果を連絡。
■応募資格
・日本国内のスタートアップ、事業会社、団体、教育機関(学生からの提案も可)
・コンテスト開催日(2023年2月22日)に現地でピッチ(提案発表)が可能なこと
・最優秀賞に選定された場合、ポートメッセなごやと共同で導入に向けて取り組めること
・必ずしも名古屋市に拠点を置く必要はないが、名古屋市での活動が可能であること
■応募方法
公式サイトからエントリーシートをダウンロードし、必要事項を記入してメールにて提出。
■参加費無料
コンテストの参加・エントリーは無料。
ただし、参加にかかるモック作成費などの経費や最終審査会場までの交通費は自己負担。
■審査基準
・募集内容に沿っていること
・ポートメッセなごやの魅力創出に期待ができる提案か
・実現性、事業化の可能性はあるか
・オリジナリティのある提案か
・施設の運営・管理に何らかの形で関係すること、または関係できること
・他者の知的財産権などを侵害していないこと
■審査員(予定)
ポートメッセなごや
名古屋市
中部ニュービジネス協議会
中日新聞社
MICEイノベーション研究会
■最終選考会
開催日程:2023年2月22日(水)13:00~17:00(予定)
会場:ポートメッセなごや コンベンションセンター ホールA
〒455-0848 名古屋市港区金城ふ頭2丁目2番

・応募多数の場合は、事前審査(書類・オンライン面談)を行い、最終選考に進む応募者を決定。最終審査に残ったアイデアの応募担当者に個別に連絡。
・最終審査に残ったアイデアについては、2023年2月22日(水)ポートメッセなごやにて、応募したアイデアに関する10分間のピッチを行った後、審査員より5分間の質問時間を設ける。全登壇者のピッチ終了後、審査会を経て、最優秀賞を発表。

※応募者多数の場合は、事前審査において数社を選定。
※登壇者多数の場合、ピッチの時間が変更される可能性がある。
※最優秀賞は最終日のプレゼン内容を踏まえて決定。

★最優秀賞 特典★
・最優秀賞に決定したアイデアについては、具体的に導入の検討を行う。
・最優秀賞受賞者には、実証実験・導入費用として、最大300万円/年を予定。(2023年・2024年度実施)

●ピッチ参加者 特典●
コンテスト当日、ピッチにて提案する技術・サービス・アイデアなどの展示・PRスペースを会場内に設ける。来場する方々とのビジネスマッチングの機会として活用が可能。

2025年オープン予定の神戸アリーナ(仮称)がプロジェクトを本格始動

One Bright KOBEは神戸市が推進する「港都神戸」グランドデザインに基づく都心・ウォーターフロントエリアの再開発事業「神戸アリーナプロジェクト」につき、2025年大阪・関西万博が開幕する4月開業に向けて本格始動すると発表した。

神戸アリーナプロジェクトは、神戸市が公募した新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業に2021年優先交渉権を獲得した運営企業として、クラウドサービスを軸に行政デジタル化やスマートシティ等を手掛けるスマートバリューとNTTドコモが手を組み、アリーナの開発企画をNTT都市開発が担う、3社企業コンソーシアムによる民設民営のアリーナプロジェクト。

「この世界の心拍数を、上げていく。」を存在意義とし、アリーナを基点に様々なパートナーと共創しながら、スポーツ・エンターテイメント・デジタルとの融合により新たな驚きと感動を生み出す、次世代に誇れる神戸のランドマークプロジェクトを推進する。また、アリーナ周辺にも日常的ににぎわいが生まれる地域活性化への貢献と社会課題解決型アリーナの創出を目指し、持続可能な社会の実現へ取り組む。

外観デザインは、阪神・淡路大震災から30年の節目に開業するアリーナが「神戸から感動と興奮を発信し、世界へ羽ばたく姿」を表現。開業後はB.LEAGUE(プロバスケットボールリーグ)に所属する「西宮ストークス」の本拠地としてホームゲームが行われるほか、音楽コンサートやスポーツイベント、MICEなど多様なイベントに対応可能な施設を予定している。

また、開業に向けてプロジェクトに賛同するパートナー企業ならびに職員の募集を開始した。

施設概要
■事業名:新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業
■所在地:神戸市中央区新港町130番2
■施設名称:神戸アリーナ(仮称)
■敷地面積:約23,700平米
■延床面積:約31,800平米
■収容客数:約10,000人
■開業時期:2025年4月(予定)
■土地所有者:神戸市
■建物所有者:NTT都市開発株式会社
■運営会社:株式会社One Bright KOBE
■設計・施工会社:株式会社大林組

【個人事業主など支援】住友不動産グループがインボイス制度への対応方針を発表

住友不動産は2022年12月13日、2023年10月にスタートする予定のインボイス制度に関し、「すべてのお取引先様は大切なパートナーである」としたうえで以下の対応を実施することを発表した。

個人施工業者など、対応が困難である事業主への支援などが目的。

1. 行動指針の策定
次の行動指針を策定し、当社グループ全従業員が遵守する。
(1) 適格請求書発行事業者登録は協力の依頼のみであり、決して強要は行わない。
(2) 適格請求書発行事業者登録しないことを理由に発注取り止めや消費税相当額の一部または全部を支払わない行為を行わない。
(3) 取引先から自主的に消費税相当額の減額の提案があっても、決して受諾しない。

2. 相談窓口の設置
企画本部財務部経理課に、税理士資格を有する者を含めて6名のチームを組成し、制度説明や登録申請支援のための相談窓口を次の通り設置する。
〒163-0820 東京都新宿区西新宿2-4-1
住友不動産株式会社 企画本部財務部経理課 インボイス制度相談窓口
TEL : 03-3346-1018 (受付時間:平日9:00~17:00)
FAX : 03-3346-1206
E-MAIL : invoice@j.sumitomo-rd.co.jp

3. 通報窓口の設置
取引先に対しての事業者登録の強要、取引先候補からの除外、消費税相当額の減額要求等、不適切な行為に対する通報窓口を次の通り設置する。
〒163-0820 東京都新宿区西新宿2-4-1
住友不動産株式会社 内部監査室
TEL : 03-3346-1411 (受付時間:平日9:00~17:00)
FAX : 03-3346-1613
E-MAIL : helpline@sumitomo-rd.co.jp

「第888号 見本市展示会通信」発行しました

 

 

展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙
「第888号 見本市展示会通信」を発行しました。

主な記事

特集 日本映像機材レンタル協会(JVRA)新体制
1面のニュース:2022年を振り返る5大トピックス、万博に向けた課題解決提案
未来モノづくり国際EXPO 2023 ほか
・業種別開催データ(2023年1月~6月)
・〈セミナーレポート〉展示会は何故成果に繋がらないのか
・冬の映像・ライティング・イルミネーション イベント情報
・一般ニュース

発行について:第888号 2022年(令和4年)12月15日

☞「見本市展示会通信」の詳細はこちら

STEP.0 展示会とは?出展にどんなメリットがあるの?

展示会とは-What’s an exhibition-

展示会とは企業が、新しい製品や技術・サービスなどを紹介・PRするためのビジネスイベントです。販売促進、顧客の開拓などを目的としたマーケティング・ビジネスコミュニケーションの場とも表現され、最大の特徴は“Face to Face”という点で、テレビや新聞と異なり商品や製品を実際に“見て、触れる”ことができるメディア特性を持ちます。

出展企業にとって展示会は、市場調査や新規顧客開拓などのマーケティング活動、ブランド発信・定着を目指す広報活動、また販売・受注の商談をする営業活動など、目的によってさまざまなアプローチが可能になる有力なツールとなります。

展示会によっては1日に数万人が来場する。効率よく自社の製品・サービスやブランドをPRするチャンスだ!

また、2020年のコロナ禍以降では感染拡大防止の観点から移動を伴わないオンライン展示会(バーチャル展示会、メタバース展示会とも言う)が急速に普及しました。リアルの展示会と比べ商談成約率が低いなどまだまだ課題も多いですが、活用している企業も多く、今後の発展が期待されています。

展示会にはどんな種類があるの?-What types of exhibitions?-

展示会の種類は(1)商談展(BtoB)、(2)パブリックショー(BtoC)、(3)プライベートショーの3つに大きく分類できます。

(1)商談展の大きな目標は、展示会の会期中にビジネス活動を展開し、会期中もしくは会期後に成約を目指すことです。来場者はビジネスマンに限定されていることが多いのが特徴です。

商談展に出展する各企業の担当者は、購買意欲のある来場者に商品や製品を営業活動の一環としてPRします。来場者は会期中の商談成約を目的に来場するケースもありますが、多くの場合は最新の市場動向や新商品に関する情報を一つの場所で効果的に収集するなどマーケティング活動として展示会を利用するケースが多いのです。

(2)パブリックショーは、ビジネスマンに限らない一般の来場者を対象としているのが特徴です。

基本的には商談ではなく、PR・即売の要素が強いといえます。事例としては、フリーマーケットやコミックの販売イベント、ペット関連のイベントなどがパブリックショーと言えます。

近年は来場者層のニーズの多様化や展示品の製品用途も複雑化し、商談展とパブリックショーの両側面をもつBtoB/Cの展開を見せる展示会も数多くあります。大型の展示会にこの傾向が見られ、たとえば「東京モーターショー」や「東京オートサロン」、「東京ゲームショウ」などがその代表的な展示会といえるでしょう。

国内最大級の展示会「東京ゲームショウ」では、世界中から多くのゲームファンが訪れ最新ゲームを試遊する

(3)プライベートショーとは、いわゆる単独企業のPR展であり、個展です。

プライベートショーの主催者は大手企業が多く、マーケティング活動の1つの戦略として展開しています。企業単独で展示会を主催するため、来場者は主催企業の既存顧客(クライアント)が中心となり、招待制をとるなど一般公開しないケースが多いことが特徴です。

出展することのメリットは?
-What are the advantages of exhibiting?-

展示会には各産業のトップから新規参入まで多くの企業・団体が一堂に集まります。そのため個々の企業へ訪問してマーケティングや広報活動を行うことを想定した場合よりも効率よくインパクトのある結果を得ることができると考えられています。

海外でも展示会の有用性は認められており、展示会大国であるドイツの調査会社は自国の出展企業に対し「BtoBのコミュニケーションツールとして重要な手段は何か?」というアンケートを行いました。その結果、多くの企業が展示会は外回りの営業活動を上回る、重要なマーケティング手段として認識しているという調査報告を発表しています(出典:AUMA社Trade fairs in the marketing mix)。

また出展は前述したようにマーケティングや広報活動など目的に合わせた活用が可能です。

・売上げをUPしたい
・新製品のテストマーケティングをしたい
・同業や異業種で連携を考えている
・見込み客リストをつくりたい
・海外展開を本格的する前に現地で感触を確かめたい

など、展示会は企業が抱える課題の解決や目標達成につながる場と考えられます。

⇒STEP1 展示会の選定

【観光庁】全国旅行支援を1月10日より再開

13日、年明け以降の全国旅行支援について、、新たな行動制限が必要な事態が生じないことを前提に、令和5年1月10日より実施することを発表した。

実施に際しては、これまでの全国旅行支援の制度を基本としつつ、旅行需要の急激な変動の緩和を図る観点から、割引率等の制度を見直す。

対象期間については、これまでに措置した予算の範囲内で都道府県において設定する。(予算が無くなり次第、順次終了)

年明け以降の観光需要喚起策
<割引率>
20%

<割引上限額>
交通付旅行商品 :5,000円(一泊当たり)
(鉄道、バス、タクシー・ハイヤー、航空、フェリーなど)
上記以外:3,000円(日帰り旅行含む)

<クーポン券> ※原則として電子クーポン
平日:2,000円
休日:1,000円

光・電磁波・ICTの国際会議「PIERS」2025年に千葉で開催決定

千葉県の外郭団体であるちば国際コンベンションビューロー(CCB)は2022年12月13日、「2025 Photonics and Electromagnetics Research Symposium (PIERS 2025)」の千葉開催が決定したと発表した。

PIERS 2025は海外のThe Electromagnetics Academy(電磁波工学アカデミー)、国内の電子情報通信学会、日本学術会議(申請予定)が主催する光・電磁波・ICT分野に関する国際会議。世界各国の著名な研究者が基礎理論から応用・関連技術に至る最新の研究成果の発表と情報交換を行う。国内外における情報通信技術の飛躍的発展に寄与するもので、日本での開催は2001年の大阪、2006年の東京、2018年の富山に続き4回目。

会期は2025年11月4日から9日までの6日間で、会場は幕張メッセ国際会議場を使用。世界50カ国から約1,300人が参加し、うち700人は海外からの参加となる見込み。千葉県における経済波及効果は3億500万を推計。

CCBではPIERS 2025の誘致に向け、国内関係者であるPIERS 2025 招致委員会 小林一哉委員長(JNTO MICE アンバサダー)をはじめ、観光庁、日本政府観光局(JNTO)、千葉県、千葉市、幕張メッセと連携し誘致活動に取り組んできた。

「SEMICON JAPAN 2022」規模1.5倍に拡大し12月14日から東京ビッグサイトで

当日の様子はこちら
「SEMICON Japan 2022」が東京ビッグサイトで開催

 

SEMIは2022年12月14日から16日までの3日間、東京ビッグサイトで世界的エレクトロニクス製造サプライチェーンの国際展示会「SEMICON Japan 2022」を開催する。

今回の開催規模は出展者数673社・団体(昨年度:452)、出展小間数1,677小間(同:1,358)、出展国数11か国・地域(同:9)で、出展者数は前回の約1.5倍となる。来場者数は6万人(同2万8,876)を目標に掲げる。

展示会場は東京ビッグサイトの東展示棟1~5ホール。これに加え、同時開催イベント・パビリオン・企画展示が展開する。

初開催の同時開催イベント「APCS(Advanced Packaging and Chiplet Summit)」(東1~3ホール)は半導体パッケージングおよび実装分野の最新技術の展示と、国内外キーパーソンによる講演、ネットワーキング・イベントを組み合わせたもの。産業界から熱い注目の集まる次世代の半導体パッケージングやチップレット、基板実装の最新技術を網羅したイベントを創設することで、世界をリードする日本の半導体産業のさらなる成長に貢献する。

「FLEX Japan 2022」(東1ホール)は軽く・薄く・曲がるフレキシブルエレクトロニクスとリジッドなシリコン半導体のハイブリッド技術とその応用を展示。「SEMI Smart Mobility パビリオン」(東4ホール)は最新の電動車両を構成する電装品やECU(電子制御ユニット)の進化が分かる分解展示ブース。新興メーカーとして独自の設計で電気自動車に革新をもたらしたテスラの「モデル3」を中心に、最新EVの電装品を比較できる形で展示する。「量子コンピューティングパビリオン」(東5ホール)は量子コンピュータ業界と半導体業界のコラボレーションの土台作りとして、半導体業界関係者に量子コンピューティングの業界、技術、製品、企業を紹介する。

「パワー・化合物半導体パビリオン」(東3ホール)ではパワー半導体で注目されるSiC、GaNなどの化合物半導体製造技術を展示。「航空機サプライヤーパビリオン」(東3ホール)には航空機産業で培った先端技術を半導体製造装置に応用するべく航空機サプライヤーが出展。「スマートマニュファクチャリングパビリオン」(東3ホール)ではAI、データ分析等のスマートファクトリーを実現するためのソリューションを展示する。また、海外・地方パビリオンとしてオランダパビリオン(東3ホール)、TOHOKUパビリオン(東2ホール)、九州パビリオン(東2ホール)が展開する。

セミナーおよびイベントではオープニングキーノートパネル「グローバルリーダーを目指す産官学戦略」(登壇者:自由民主党 衆議院議員 半導体戦略推進議員連盟 会長 甘利明氏、半導体・デバイス産業戦略検討会議 座長 Rapidus 取締役会長 東哲郎氏、理化学研究所 理事長 五神真氏、IBM Senior Vice President and Director of IBM Research Dr. Darío Gil氏、Rapidus 代表取締役社長 小池淳義氏)を12月14日に東2ホールのSEMICON Japan SuperTHEATERで実施するほか、国際EHS規制適合セミナー、SEMI Technology Symposium(STS)、SEMIマーケットフォーラムなどを実施する。

また、次世代を担う人材を育成するための活動の一環として「Workforce Development」を実施。学生に向けた業界ガイダンス・ブースツアーである「未来COLLEGE@SEMICON」や大学による研究・開発展示などを行う。

特集【イベント業界で働く2023】社員が成長し続けられる環境ときっかけをつくる【博展】

イベントを中心に企業のマーケティング活動を支援する博展は、ディスプレイ業のみにとどまらず、唯⼀無⼆の“体験”を⽣み出すためコミュニケーションに関わる様々な表現・手段・環境をデザインし続けている。

積極的な採用と社員の成長支援に力を入れる博展の、高比良大介氏(経営本部人事総務部長)に話を聞いた。

本記事は雑誌EventBiz「特集 イベント業界で働く2023」からの転載記事となります。
他にも多く関連記事を掲載していますので、ぜひお買い求めください。

 


株式会社博展 高比良大介 経営本部人事総務部長

博展の魅力と必要としている人材

 
─採用応募者には博展をどのようにアピールされていますか

挑み続ける仲間がいることです。ただこれは、実際に社員と会って感じてもらうことが一番と考えていまして、新卒採用は「どれだけ会うか」を重視して選考前のセミナーや自社イベントを濃厚に行っています。キャリア採用でも選考過程の途中で社員と面談してもらうなど「寄り道」をすることがあります。

ちなみに博展の福利厚生は非常に充実していると言われますが、それが会社の一番の魅力と感じてもらうのではなく、それよりも双方のニーズが合致すること、ジョインすることで成長できる環境であること、「この人たちとなら成長できそう」という可能性を感じてもらえることが大切だと考えています。

また、博展はディスプレイ業界の会社としてくくられがちですが、コミュニケーションデザインの会社として、事業の可能性と挑戦できるフィールドが広がり続けていることも伝えておきたいポイントの一つです。

─新卒採用について

採用は経営の最重要事項として非常に力を入れています。新卒採用はプロデュース職、クリエイティブ職、制作職、コーポレート職を職種別に採用しており、出身大学は様々で、専門的な大学だと美術、建築、プロダクトデザイン、映像、グラフィック、情報工学など多岐にわたります。

─キャリア採用について

リファラルやエージェント、自社のホームページを通してなど、採用の経緯は様々です。

特に出戻り社員が多いというのは特徴だと思っています。外で修行して改めて博展で挑戦したいと思ってくれたり、博展の仲間が好きで戻ってきたりした社員が10人以上います。

─現在採用に力を入れている職種は

お客様に最適な体験価値を提案するプロデューサー、企画立案を担当するプランナー、「デジタル」というキーワードでいうと、テクノロジーを駆使して新たなコンテンツ制作を担うエンジニアや、リアルとWeb領域をかけ合わせたプロモーションを担当するWebディレクターなど、「コミュニケーションデザイン」を実現するために、必要な人材募集の幅は広がってきています。

最近はサウンドクリエイターとして入社したケースもあります。海外のアワードを複数獲得し、注目を集めたことで、採用活動にプラスに働いていると感じています。また、企業基盤を強化していくためのコーポレート系職種も採用を強化しています。

働く人が成長し続けること、社員の可能性を引き出すこと

 
─働き方・リモートワークについて

フルフレックスでコアタイムもなく、リモートワークについても週何回出社という決まりもありません。また、主要な場所に整えたサテライトオフィスも移動途中に気軽に利用できるため、働き方は、時間、場所も含め自由度はかなり高く設定しています。それも、社員にはチーム成果にこだわり、マネジャーとコミュニケーションをとりながら、自律的に働くことを求めているからです。

副業制度も導入しており、全社の25%以上の社員が副業申請を行っており、成長の機会として活用しています。

─キャリア形成について

「人と会社の相互成長」という考えのもと、中長期的なキャリア形成の可能性を会社が示すことは重要です。

現在の仕事を人生や将来とどう結び付けていくか考えるためのキャリア面談の実施や、博展にはどういった活躍フィールドがあるのかを示す約40職種に及ぶキャリアマップの整備を進めています。

また年に一回、「セルフキャリアレポート(キャリアの棚卸機会)」を書いてもらい、社員一人ひとりに自律的なキャリア形成を促すとともに、全社人事の観点から今後の組織づくりや配置・人材育成施策・人事諸制度の改定等に活用しています。

さらに、今年度からは公募制度もスタートし、新たなキャリアへの挑戦も後押ししていきます。キャリアパスを決めるのは社員自身ですが、会社としても成長し続けられる環境を整え、自身のキャリアに対して考えるきっかけを作っていければと考えています。

─研修も充実しています

新入社員や新任役職者の導入研修などとは別に、CDA(コミュニケーションデザインアカデミア)という取り組みを行っており、社内のメンバーが講師となって社員向けにビジネススキルや知識を学ぶことができるOFFJTプログラム(現在約30講座)を開催しています。

社外の研修も活用しており、次世代経営者層育成のための選抜型研修や、研修費を補助するかわりに学んだことを社内で共有し還元してもらうCDAConnect(コネクト)など、本人が手を挙げさえすれば学びの支援を受けられる環境もあります。

─その他の成長支援について

新入社員(新卒・キャリア)が会社に慣れてポテンシャルを発揮するまで支える「オンボーディングプラン」を用意しています。その施策の一つでもある「メンター面談」は、他組織のナナメの社員がメンターとなり、月に一回面談をする制度です。相談内容は体調面やキャリア面、アイデアの壁打ちなど人によって様々で、直接の上司ではない人と話せることは問題解決の糸口を見つける良いきっかけになっています。

また、社長を囲んで話す会や人事が行う定期的な面談、(新卒・キャリア)同期との懇親会などを行っていますが、特に社員同士の横のつながり、コミュニティづくりはポイントだと感じています。

─社内提案制度について

新規事業の提案や、社内の業務改善案などのコンテストです。審査を通過した提案は事業化・プロジェクト化されます。イベントDXサービス「イベシル」やテレワークの導入などの実績があります。

今年度からは、事業構想からその道のプロが伴走していく形をとり、参加社員がもつアイデアを発展していけるように、施策をアップデートしています。

─福利厚生について

たとえば、3年1カ月の育児休業制度や通常よりも利用期間が柔軟な時短勤務制度、カムバック制度。育児・介護を続けながら働き、成長できるしくみがあります。

また3つの施策からなる資産形成支援、健康促進施策や部署懇親会の支援なども行っています。当社の福利厚生への考え方は、「挑戦し成長し続けるための安心基盤」とし、長期的に働くことができる制度を整えています。

引き続き、社員が挑戦と成長に自らドライブをかけ、存分にその可能性が引き出される会社をつくっていきたいと思います。

会社名:株式会社博展
事業内容:「Experience Marketing」を事業領域とした、コンタクトポイントにおけるコミュニケーション開発及び統合型マーケティングソリューションの提供
設  立:1970年
従業員数:単体:368名 連結:404名

 

上の記事は雑誌EventBiz「特集 イベント業界で働く2023」からの転載記事となります。
他にも多く関連記事を掲載していますので、ぜひお買い求めください。

 

特集【イベント業界で働く2023】ITの力で「イベンテック」を推進するbravesoftが求める人材とは【bravesoft】

bravesoftは、イベントの公式WEB・アプリを短期間で作成・公開可能なプラットフォーム「eventos」などを提供しているシステム開発会社。従業員数は約70名だ。

eventosはサービス開始から8周年で、6,000を超えるイベントに導入されてきた。イベント・体験をテクノロジーの力で盛り上げる「イベンテック」のさらなる推進を目指し、発展途上であるイベントプラットフォームという分野で成長を続けるbravesoftの採用施策や社内制度について、人事部長の辻隆斗(つじりゅうと)氏から話を聞いた。

本記事は雑誌EventBiz「特集 イベント業界で働く2023」からの転載記事となります。
他にも多く関連記事を掲載していますので、ぜひお買い求めください。

 


bravesoft株式会社 辻隆斗(つじりゅうと)CCグループ人事部長

─現在採用に力を入れている職種は

今は会社を大きくしていく時期ですので、特に一つこれという職種はありません。SaaS系のエンジニアは総数的に少ないので、採用に苦労しますね。

また、主催者のなかにはイベントプラットフォームやオンラインを使って何ができるのか、よく知らない方も多いです。「ライブ終了後にオンライン配信で楽屋インタビューをすればチケットの付加価値を高められます」「イベント終了後にすぐアンケートを集められます」など、説明をして初めて「それ面白いね」と思っていただけるわけですので、営業も重要だと考えています。

─社風の特徴は

当社は企業理念として「新しいものへの果てしない挑戦」を掲げていますが、これを実践できる人が、実際に活躍できる会社だと思います。たとえば「これにAIを乗せたらどうなってしまうのだろう」など、挑戦したいと手を挙げれば何でもやらせてもらえる環境があります。

あとは良くも悪くも「カルチャーが濃い目」というところでしょうか。エンジニアというと寡黙なイメージがあるかもしれませんが、当社の社員はよく話す人が多いです。社内イベントも多く、合う合わないははっきりしているかなと思います。

─通常の選考制度のほかに、独自の採用方式を取り入れていらっしゃいますね

はい。まず友達紹介制度があります。リファラル採用のいいところは、社員が「この人だったら活躍できそう」という人を連れてきてくれるということです。社員が自信を持ってお勧めできる人材を紹介してくるわけですので定着しやすく、また実際に活躍してくれています。まずはカジュアルな会食で社長や社員と話して会社の情報を知ってもらい、その後は通常の選考フローを実施しています。

次にインターン正社員登用制度ですが、いわゆる「庶務的なお手伝い」だけやってもらうのではなく、担当の社員が「この学生はどこまでできるのか」を見極めて、プログラミングや分析など実務にも参加してもらっています。クライアントからの評価を受けることでやりがいも感じられますし、現場経験を積むことで入社時からすぐに活躍できています。対象の学部も情報系に限定していません。経団連が学生に対する就活ルール策定を廃止して間もないですが、これからはこのようなインターンからの採用も増えてくると思います。

また、土曜・日曜の1日で選考を終わらせる「1Day選考会」というイベントを定期的に開催しています。新卒採用・経験者採用ともに実施しており、普通は何日かに分けてやる面接を1日で済ませられ、応募者にとっても効率的です。流れとしては、会社紹介・質疑応答・懇親会を経て、面接や適性検査といった選考を行います。いろいろな業種で10名以上の社員がこの制度を利用して入社して実際に活躍しており、手ごたえも感じています。

─社内イベントも多く提供されていますね

全社員が集まる「bravenight」を毎月開催し、前月の出来事の振り返り、決算情報共有、各事業部からの数字報告・トピックスの報告などを行っています。

また年2回開催の「BraveLightningTalk」は半年間の業務で得た経験や成果を、個人がプレゼンテーションする大会です。発表した内容を元に社員投票を行い、期ごとの受賞者を決定し表彰を行っています。これをきっかけに社員同士が知り合い新しいつながりが生まれたりもしています。

─評価制度について

半期ごとに達成が見込める「ベースライン」と、達成して欲しい「コミットライン」という2つの目標を設定しています。もちろん案件の大きさや売り上げは重視しますが、たとえばインターン生のフォローやバグフィックスなど、「売り上げに直接は貢献していないが会社の信用や会社の未来を守っている仕事」も評価できる制度であることが重要だと考えています。

─リモートワークについて

なるべく週2回は出社することを推奨していますが、基本的にその部署ごとにコントロールさせています。

─コロナ禍で働き方は変化しましたか

すぐオンライン化には対応したのですが、徐々に充実したコミュニケーションが取れていないということを実感するようになりました。やはり、メインであるリアルの関係性ができているからこそ、オンラインというサブが成り立つのだなと感じました。

会社名:bravesoft 株式会社(bravesoft inc)
事業内容:イベントを一元管理できるプラットフォーム「eventos」
     累計1億ダウンロードを超える実績を持つアプリ開発など
設  立:2005年4月4日
従業員数:約70名(関係会社含む:150名)

 

上の記事は雑誌EventBiz「特集 イベント業界で働く2023」からの転載記事となります。
他にも多く関連記事を掲載していますので、ぜひお買い求めください。