「施設の選択」テーマにフォーラムを開催~CBN-JP

 

CBN-JP(日本コンファレンスセンター協会)は、1018日、東京高輪のザ・プリンスさくらタワー東京で、第58CBN-JPコンファレンスビジネス事業化研究フォーラムを開催した。

今回は、「成果を期待する会議や研修ならばそれは正しい施設の選択から始まる」をテーマとし、プランナーサイドの意見と合わせて議論するため、日本で唯一のMICE関連のプランナー主体団体であるMPI JAPANの特別協力のもと、ワークショップ形式での開催となった。

フォーラム冒頭にはCBN-JP会長の春口和彦氏が、開会挨拶に代え、ホテルの取り組む最新会議室の事例としてシアトル近郊のマリオット・レドモンド・タウンセンターを紹介。続いて、CBN-JPが取り組む人材育成事業の一環である公式コンファレンスプランナーの2013年度認定者発表があり、代表者としてビッグサイトサービスの小島由美さんなど数名へ認定書が授与された。(これまで全国で163名が認定されている)

その後、特別講演として(株)コングレ代表取締役の武内紀子氏が登壇。「駅直結MICE施設と会議環境系施設の使い分け」をテーマに、はじめに国際会議・医薬学会の企画運営を中心に業務展開するコングレの紹介から、全国のMICE施設事情として近年60か所で新設の動きが活発化している動向を伝えた。テーマとなっている駅近施設としては、自社が運営する大阪駅隣接のナレッジキャピタルコングレコンベンションセンターについてその経緯や施設概要を紹介、従来のコンベンションコンベックスとは違って第二次箱物ブームで国土が狭い日本型として駅近施設がふえてきたのには、駅前開発にメリットがあるなど解説を加えながら説明するとともに、最近は大阪でも周辺施設との連携でMICEのパイを増やそうとする動きがあり、広域をどうつないでいくか、またユニークベニューのいかに活用するのかが今後の施設提案の課題だと話した。

パネルディスカッションでは、プレイヤーを代表してメリルリンチ・バンクオブアメリカでイベントプランナーを務める山本牧子氏(MPI-JP会長)、イベントプランナーであり施設運営の経験もある前野伸幸氏(MPI-JP理事)、CBN-JPからサプライアーを代表してホスピタリティエージェント代表取締役の上市眞一郎氏、ホテルニューオータニ幕張の総支配人原田健一氏の理事2名の総勢4名で「成果を求めるならば正しい施設の選択から始まる」をテーマに、それぞれの立場から都内にふえてきたビルインの貸し会議室とホテルの使い分けについて、双方のメリット・デメリットや課題を抽出し合った。

議論では、施設選択に重要なのは、最終的にユーザーニーズに対応できるひとでありソフトであるという意見が大多数だったが、参加者からは、ビルインカンファレンスなどがふえ、徐々にホテルとのジョイントベンチャーなどオペレーショナルセットへと移行していく流れが進むなか、施設はひと(ソフト)に戻ってきている。そうなってくると、改めてハード・機能面であるファシリティやアクセスなどが重視されるのではないだろうか、などさまざまな見解がでるなど、活発に展開した。

参加者はCBN-JPから約30名、MPI-JPから約20名と計50名ほどが集まり、フォーラム後の懇親会では、親睦を深めていた。