ホーム ブログ ページ 106

セミナー「展示会は何故成果に繋がらないのか?」11月にAP品川で開催

SUPER PENGUINとシャベリーズ、モード・マーケティングの3社は共催で、11月22日にAP品川(東京・港区)でリアルセミナー「展示会は何故成果に繋がらないのか?」を開催する。展示会出展者や主催者、自治体、ブース施工企業などが対象。参加費は2,000円。

ブースデザインを手掛けるSUPER PENGUINの竹村尚久氏と展示会場で接客員育成トレーニングなどを行うシャベリーズの丸山久美子氏、展示会マーケティング支援事業を営むモード・マーケティングの森田光一氏が、それぞれの視点から「展示会の成果」をテーマにショートプレゼンを実施後、来場者参加型のパネルディスカッションを行う。

3年ぶり幕張開催となる「CEATEC 2022」の出展規模は562社・団体

電子情報技術産業協会(JEITA)は10月18日から21日までの4日間、千葉・幕張メッセで未来社会Society 5.0の実現を目指す展示会「CEATEC 2022」を開催する。

会場のレポート記事は こちら

会期前日の10月17日には報道陣向けにメディアコンベンションが開催された。エグゼクティブプロデューサーの鹿野清氏が登壇し、開催規模を発表。3年ぶりのリアル開催を含むハイブリッド形式となる今回、国内外から562社・団体が出展する(オンラインのみ21社・団体。2021年は314社、2019年は787社)。そのうち新規出展者は266社・団体と全体の47%。スタートアップ・大学研究機関からは81社・団体が出展し、海外からは27カ国・地域から146社が出展する。

会場は展示場4~8までの5ホールを使用。今回の目玉であるパートナーズパークは5~6ホールに設置され、150を超える出展企業・団体が自社のリソースを持ち寄りSociety 5.0の実現につながる共創を提案する。7~8ホールはトータルソリューションエリアとなっており、日本を代表する家電メーカーなどが出展する。4~5ホールのキーテクノロジーエリアには日本を代表する電子部品メーカーやキーデバイスメーカーが集結。同じく4~5ホールのスマート×インダストリーエリアはモビリティを含めた専門性のある展示が特徴だ。

同日には展示製品・サービス・技術を対象とした「CEATEC AWARD」の総務大臣賞、経済産業大臣賞、デジタル大臣賞、部門賞も決定した。総務大臣賞はNECの「ローカル5G小型一体型基地局」が、経済産業大臣賞はシャープの「屋内光発電デバイス『LC-LH』」が、デジタル大臣賞はアルムの工作機械を動かす加工プログラムを完全自動生成する世界初のAIソフトウェア「ARUMCODE1」がそれぞれ受賞した。表彰式は17日の夜に虎ノ門ヒルズフォーラムで開催されるオープニングセレモニーにて行われる。

鹿野清エグゼクティブプロデューサーは「2019年は会場に1日あたり4時間以上滞在した来場者は全体の44%だったが、今年はもっと長く滞在してほしい。共創には多くの時間が必要で、来場者と出展者が会話をすることで生まれる。そのために会場内に6カ所のワーキングスペースを設置した。来場者には展示を見ながら仕事をし、1日幕張にいてほしい」と話す。

今週の展示会スケジュール(10/17~10/23)

10/17~10/23 開催の展示会

▽北海道

10月19日(水)~20日(木)
アクセスサッポロ
NEXT150北海道プロジェクト
北海道 都市開発・建設総合展2022
観光・ホテル・外食産業展 HOKKAIDO 2022
災害リスク対策推進展 2022
http://www.jma.or.jp/hafp/nxt150hkd/index.html

▽千葉

10月18日(火)~21日(金)
幕張メッセ
CEATEC 2022
https://www.ceatec.com/ja/

▽東京

10月18日(火)~20日 (木)
東京ビッグサイト
FaW TOKYO(ファッションワールド 東京)[秋]
第13回ジャパン ファッション EXPO [秋]
第8回国際 ファッションOEM EXPO[秋]
第8回海外生地・素材EXPO[秋]
第2回国際 サステナブル ファッションEXPO[秋]
第13回海外ブランドEXPO [秋]
第1回ファッションDX EXPO [秋]
https://www.fashion-tokyo.jp/autumn/ja-jp.html

10月18日(火)~20日(木)
東京ビッグサイト
第35回国際 メガネ展
https://www.ioft.jp/ja-jp.html

10月19日(水)~21日(金)
東京ビッグサイト
高精度・難加工技術展2022
表面改質展2022
https://biz.nikkan.co.jp/eve/hds/

10月19日(水)~21日(金)
東京ビッグサイト
VACUUM真空展2022(真空展)
https://biz.nikkan.co.jp/eve/vacuum/

10月19日(水)~21日(金)
東京ビッグサイト
SAMPE Japan 先端材料技術展2022
https://biz.nikkan.co.jp/eve/sampe/

10月19日(水)~21日(金)
東京ビッグサイト
Japan Robot Week 2022
https://biz.nikkan.co.jp/eve/s-robot/

10月19日(水)~21日(金)
東京ビッグサイト
スマートファクトリーJapan 2022(スマファク)
https://biz.nikkan.co.jp/eve/smart-factory/

10月19日(水)~21日(金)
東京ビッグサイト
2022洗浄総合展
https://biz.nikkan.co.jp/eve/senjyo/

10月19日(水)~21日(金)
東京都立産業貿易センター浜松町館
第54回管工機材・設備総合展
https://tokan.or.jp/seminar-event/001375.html

10月20日(木)~22日(土)
東京ビッグサイト
第1回Femtech Tokyo
https://www.femtech-week.jp/hub/ja-jp.html

▽新潟

10月20日(木)~21日(金)
燕三条地場産業振興センター
燕三条ものづくりメッセ2022
https://tsm.tsjiba.or.jp/

▽広島

10月20日(木)~21日(金)
広島県立広島産業会館
ひろしまIT総合展2022
https://www.hia.or.jp/expo/

▽福岡

10月19日(水)~21日(金)
マリンメッセ福岡
緑十字展2022-働く人の安心づくりフェア-in 福岡
https://www.nep-sec.jp/gce2022/

東京ビッグサイトで「食品開発展2022」が開催

10月12日~14日の3日間、東京ビッグサイトの西1・2ホール&アトリウムで「食品開発展2022」が開催された。

主催はインフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社。

「食品開発展2022」は健康、美味しさ、安全・品質、フードロングライフに関わる食品の専門展示会だ。

今回は、健康素材を集めた「ヘルスイングリディエンツジャパン(Hi Japan)」、美味しさに関わる素材・技術を集めた「フード・テイストジャパン(FiT Japan)」、分析・計測、衛生資材、製造技術を集めた「セーフティ&テクノロジー(S-tec Japan)」、フードロス削減のための「フードロングライフジャパン(LLj)」の4展で開催。

「プラントベースフード開発コーナー」「新食料資源コーナー」「発酵素材パビリオン」「安全・品質向上のためのデジタル化推進&AI技術コーナー」なども設けられた。

国内外から食品素材・製造技術・品質管理技術の主要企業450社以上が出展した。

 

 

 

【レポート】東京ビッグサイトで「TOKYO PACK 2022(2022東京国際包装展)」が開催

10月12日~14日の3日間、東京ビッグサイトで「TOKYO PACK 2022 -2022東京国際包装展- Tokyo International Packaging Exhibition 2022」が開催された。

「TOKYO PACK」は包装資材、包装機械から包材加工機械、食品機械、関連機器類、環境対応機材、物流機器類を中心に、生産、物流、流通、販売、消費、廃棄・リサイクルに至るまでの様々な分野を網羅したアジア最大級の包装(パッケージ)総合展だ。

主催は公益社団法人日本包装技術協会。

今回のメインテーマは「新時代パッケージ ここに集う!―未来のために機能進化と使命―」。出展社数は406社。来場登録者数(会期中に来場登録券を持参し登録した人、WEB事前登録をして実際に会場へ来場した人の総数)は53,466人だった。

会場では、パッケージングトレンドについて会期中70セッション以上のセミナーを国内外のキーパーソンを招待し実施。

また、オンラインでも視聴可能な、「出展製品動画ギャラリー」「出展社ニュースリリースページ 」「TOKYO PACK HYBRID(リアル展とは別にバーチャル展示会を実施している出展社のインデックスページ)」の3つのサービスも提供された。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「第884号 見本市展示会通信(創刊40周年記念特集号)」発行しました

 

 

展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙
「第884号 見本市展示会通信(創刊40周年記念特集号)」を発行しました。

主な記事
[PartⅠ]
・〈対談〉RX Japan 田中社長 × 日本能率協会 小宮専務理事
・〈会場座談会〉東京ビッグサイト ×幕張メッセ × パシフィコ横浜 × インテックス大阪
・〈主催者インタビュー〉日本製パン製菓機械工業会、日本インテリア協会 他
・〈新社長インタビュー〉横浜国際平和会議場 林社長

[PartⅡ]
・〈インタビュー〉日本能率協会 中村会長
・〈寄稿〉朱鷺メッセ 石積会長
・〈座談会〉東京インターナショナル・ギフト・ショー
・〈寄稿〉会場施設の変遷とこれから

発行について:第884号 2022年(令和4年)10月15日

☞「見本市展示会通信」の詳細はこちら

バイオ医療の展示会3展がパシフィコ横浜で開催 BioJapan/再生医療JAPAN/healthTECH JAPAN

JTBコミュニケーションデザイン、バイオインダストリー協会、再生医療イノベーションフォーラムは、10月12日から14日の3日間、パシフィコ横浜で「BioJapan」「再生医療JAPAN 」「healthTECH JAPAN」を開催した。

キーワードに「グローバル」、「細胞・遺伝子治療の動向と製造プロセス」、「バイオエコノミー/バイオものづくり」を掲げ、同時開催展と合わせ前年比140%を超える出展者となり、約800社・団体が出展。医薬・創薬や食品/農林水産/畜産、研究用機器・試薬・消耗品/設備、細胞生成・培養技術・製品、創薬などの分野の最新技術を発信したほか、デジタルライフサイエンスの特設コーナーや地域のパビリオンも展開した。

同時開催展は「ジャパン・ヘルスケアベンチャー・サミット 2022」。会場内で医療系ベンチャーがブース出展やプレゼンテーションを行った。

【展示会レポート】台東区産業フェア2022 & 東京くらしのフェスティバル2022

10月13日と14日の両日、東京都立産業貿易センター台東館で「台東区産業フェア2022」「東京くらしのフェスティバル2022」が開催された。

「台東区産業フェア」は台東区内の主にものづくり分野に携わる中小企業が集まる展示商談会。

産業機器・業務用ケーブルのOEMを展開する桜木電子はこの展示会の常連だ。これまで銀行やアミューズメント企業との取引実績があり、今回の出展ではコロナ禍の需要を見込んだ抗菌ヘルスLANケーブルやペットなどのかじり防止LANケーブルなどを展示した。営業部の木村部長によると、今回の出展では複写機メーカーとの接触があり、今後営業を行っていくという。

紳士靴、ビジネスシューズのOEM生産を展開するたかしコーポレーションは昨年に引き続き2度目の出展で、オリジナルブランド「匠」を出展。革靴は台東区の地場産業であるが、匠は丈夫さはそのまま、スニーカーのような履き心地と軽さを実現している。クッション性にも秀でており、立ち仕事にも向いていることから近年の生産数は右肩上がりだという。同社の轟社長は「昨年、今年と服部台東区長にブースに立ち寄っていただいた。電子商取引(EC)関連事業者とのコンタクトもあり、今後の商談につながると感じている」と手ごたえを話す。

箱義桐箱店は明治元年に創業した桐箱の老舗だ。若い世代にはあまりなじみのない桐箱だが「逆に斬新で、新しさが受けている」と6代目社長の戸張氏は言う。近年では江戸切子など、高級品を贈答する際のケースなどにも用いられている。出展ブースではアクセサリーや小物を収容できる「komon-mon」や、84円切手を貼ればそのまま投函可能な「桐はがき」などを展示。桐箱文化をより身近に感じて欲しいという想いをPRした。

一風変わったところでは、墨田区のものづくりプロモーション事業である「すみだモダン」が出展。台東区と墨田区は姉妹都市であり、台東区が得意とするアパレル産業などとの相乗効果を狙った内容となった。

「東京くらしのフェスティバル」は東京都中小企業振興公社が主催する生活関連商品をテーマとした展示商談会。

木製、紙製の立体パズルを企画・販売するエーゾーンは木製立体パズルki-gu-mi、紙製立体パズルsi-gu-mi、日本の伝統柄をモチーフにした竹製の高級クラフトwa-gu-miを出展。同社では2022年8月に劇場版最新作『ONE PIECE FILM RED』が公開されたワンピースの関連シリーズである「Wooden Art ki-gu-mi レッド・フォース号」の販売を7月から開始しており、好調な売行を見せているという。また、日本の城や寺をモチーフにしたki-gu-miもプレゼントなどで強い人気を誇っているそうだ。

どこか気の抜けた愛らしいデザインが特徴の「みなかわねこ」は小皿や豆皿、2023年の干支であるうさぎの張り子などを展示。過去には「東京インターナショナル・ギフト・ショー」や百貨店などのポップアップショップにも出展をしており、徐々に人気に火がついてきている。特に人気なのが小皿や豆皿で、大福など和菓子を乗せるのに手ごろなサイズが人気の秘訣だという。

ハーブ専門店のカリス成城からはムーン&ハーブシリーズの新商品「ムーンソープ」が登場。植物由来の「色・香り・肌ざわり」にこだわっており、アミノ酸系のため低刺激かつ高い保湿性という肌に優しい石鹸だ。そのぷるぷるとした質感が特徴で、紫の「新月」はラベンダー、ベルガモット、レモン、ジュニパーベリー、ローズマリーが、黄色の「満月」はグレープフルーツ・ゼラニウム・ホーウッド・パチュリ・ライムが配合されている。9月の販売開始以来、ギフトなどで高い人気を誇っている。

プラスチック成形と金型の庄司電気は新規事業Laugh Makerからペットヘルスケア食器「La La Dish」を出展。正しい姿勢と早食い防止のため8段階で高さ調整な食器で、デザインにこだわっていることからインテリア性も高いのが特徴だ。過去には「産業交流展」、「東京インターナショナル・ギフト・ショー」、「インターペット」などの展示会にプロトタイプを出展し、完成品に近づけてきた。日本の材料、技術、工場によるオールメイド・イン・ジャパンの製品で、クラウドファンディングを経て今年10月末より販売を開始する予定。同社の庄司社長は「工業用製品を作っていた頃、なかなかお客様の笑顔を想像することができなかった。そこで立ち上げたのがLaugh Makerで、これまで実際に使っていただいたお客様の声がモチベーションになっている」と話す。

今月、第1展示館をリニューアルオープン ポートメッセなごや

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)は、10月1日に第1展示館をリニューアルオープンし、同施設コンベンションセンター内で記念式典を行った。冒頭、河村たかし名古屋市長が挨拶。「名古屋含め伊勢湾地域の産業は全国を支えている。産業の要となるポートメッセなごやのリニューアルをきっかけに、名古屋を盛り上げていきたい」と話し、「あらゆる催事を呼び込むためには積極的に国内外に働き掛けることが必要。しっかりと自治体としても支援していく」と激励を送った。

また、来賓として大村秀章愛知県知事が登壇。「旧1号館は長らく愛知・名古屋のイベントとMICEを引っ張ってきた。リニューアル後の施設を中心に、より地域のMICEが盛り上がることを大いに期待している。Aichi Sky Expoとの連携を促し、感染対策にも万全に備えながら、愛知・名古屋のMICEを活性化させていきたい」と述べた。

式典後の内覧会では新第1展示館の特徴について紹介を行った。外観には波、施設内の屋根は船底がモチーフとして組み込まれ、デザインされている。屋根は木目調の素材が使われているが防炎素材となっており、災害時も安全。展示場は天井高20m、2万㎡の無柱空間となっており、間仕切りは手動、客席は全自動で出し入れを行う構造を採用している。

なお、式典で放映したオープニングで映像のフルバージョンをYouTubeで公開中。下記リンクから視聴できる。
https://youtube.com/channel/UCHSbsEyOYcAdLsJ0qwEaAng
そのほか、twitterによるキャンペーンも実施している。詳細はリニューアル記念イベント特設サイト(https://portmesse-pr.com/)まで。

【連載】オンライン&ハイブリッドイベントのこれから【第2回 EventHub 代表取締役 山本理恵氏】

【連載】オンライン&ハイブリッドイベントのこれから

第1回 DMM.com オンラインイベント事業部 事業部長 古波鮫大己 氏
第2回 EventHub 代表取締役 山本理恵 氏(本ページ)
(不定期連載)

【第2回インタビュー】
株式会社EventHub
代表取締役 山本理恵 氏

イベントプラットフォームに求められること

 

―リリース以降、手掛けられたイベントは1000を超えるとのことですが、自社のサービスが選ばれている「ポイント・強み」は何だとお考えですか

まず、導入実績の豊富さがあると思います。セミナー、ウェビナー、カンファレンス、展示会、採用イベント、商談会、学会、国際会議など様々なタイプのイベントを支援して来ました。クライアントの業種も幅広く、企業形態も民間企業、官公庁、社団財団、代理店など多岐にわたります。

また、弊社のサービスはパッケージのSaaSとしてご提供していますが、即日数時間以内に導入可能ですぐ使えますし、サポート体制も充実しており、クライアントの負担が少ないことも特徴です。

―クライアントへのサポート体制について

Web会議や電話でのサポートのほか、管理画面からもチャットで質問ができます。オンラインマニュアル(ヘルプセンター)が非常に充実しているので、自己解決されるクライアントも多いです。

―「開催するだけ」にならないこと、成果を重視されているとのことですが、クライアントからはどのような目標を求められることが多いですか

イベントの性質によるのですが、やはりイベントを通して顧客を獲得すること、商談やリードを獲得することを求められることが多いです。また、いかにトラブルなく、最小工数で開催できるかも重要になります。

―イベントプラットフォームの提供だけでなく、企画・運営・映像制作から開催後のフォローまでトータルサポートする「イベント支援プラン」も提供されていますね

弊社は、映像撮影・配信、最新技術やトータルプロデュースなどそれぞれの分野で強みを持つ企業とセールスパートナーシップ契約を結んでおり、各パートナー企業と共にクライアントへの支援を行っています。一部は内製しています。

―参加者同士の交流がないウェビナータイプのイベントに特化したプランも提供されていますが、ニーズが多いのでしょうか

「本格的なオンラインイベントを開催する前に、まずウェビナーにチャレンジしたい」と希望されるクライアントがいらっしゃいます。

一般的なWeb会議サービスと違う点としては、弊社サービスにはサクセス担当がつくこと、お客様の手間を省く機能が充実していること、疑似ライブ配信機能(事前に収録した動画を所定の時間に、ライブ配信のように配信する形式)の有無、参加者に送るメールのカスタマイズなど、プロダクト全体の品質が高いことが特徴です。どこまで自社イベントの世界観を構築したいかによって、使い分けて頂くことになるかと思います。

―料金体系について

様々な顧客のニーズに対応すべく機能に応じて4つのプランをご用意しています。その上でイベント参加者の人数ベースの従量課金制となります。

――イベント参加者の約10パーセントが海外からということですが、海外事業展開について

すでに管理画面やマニュアルも英語対応しており、英語だけでもサービスをご利用いただけます。数年後にはアジアにおいてシェアNo.1のイベントプラットフォームとなることを目指しています。

オンラインイベントの今とこれから

 
―オンラインイベントの課題を挙げるとすれば、何だと思われますか

「参加者の顔が見えている感じがしない」というお話を頂くことがありますが、その点に関してはオンラインとリアルを使い分けていくのが良いのではないかと考えています。

面識のある方にはリアルで来場して頂き、アテンドして関係性を深める一方、新規の方にはまずオンラインで参加してもらう。やはり気軽に参加できて、移動の費用・時間がかからないという点でオンラインのメリットは大きく、広範囲の方に来ていただくことが可能です。そうやって使い分けをすることで、主催者の企業の方も効率の良い時間の使い方ができるのではないでしょうか。

―最近多いオンラインイベントの案件や、傾向などをお聞かせください

「ハイブリッドイベントを開催したいが、何をどうしたらいいかわからない」「リアルで開催するか、オンラインで開催するか決まっていないのでリスクヘッジのために調べている」といったお問い合わせを頂くことが多いです。

また、セミナーやカンファレンスの開催は増えているような気がします。今まで開催したことがなかったようなスタートアップ企業から問い合わせが来たりもするんですよ。

―今後の展望をお聞かせください

リアル・オンラインに関わらず、イベントは「人が集まってつながる」ためのものです。「動画を流すだけ」「人数を集めるだけ」ではなく、イベントによってどういう成果を出せるかが問題です。弊社ではビジネスイベントの重要な目的である「顧客との接点」や「ビジネス創出につながる出会い」を最大化することを目指しています。

オンラインでもハイブリッドでもエンゲージメントの高いイベントやセミナーを実現できるよう、これからも業界に推奨できるようなイベントの形を発信していきたいと思っています。

EventHub
事前登録からチャット、動画配信、オンライン商談、データの蓄積・分析などを一元管理できる、オールインワンのオンラインイベントプラットフォーム。

あらゆる種類のBtoBイベントのオンライン開催だけでなく、ハイブリッド開催にも対応(QRコード配布による入場受付機能など)。リアルでもオンラインでも一気通貫で管理できる。

主催者は、シンプルでコンパクトな管理画面に必要な情報を入力するだけで、最短即日でイベント開催が可能だ。

利用例は、カンファレンスイベント「NewsPicks Live WestShip2020」(参加者5,127名)など。クライアントが「リアル会場にいる参加者もオンラインで視聴している参加者、どちらにもストレスのない形で楽しんでほしい」との思いでハイブリッド開催に適したサービスを探していた中、採用された。

また、がんの治療について新しい医療を紹介する「未来連携フォーラムWEEK2021」(参加者256名)や、「杜の街グレース」オフィス棟内覧会(参加者192名)など、クライアントがハイブリッド開催に慣れていない場合でもイベントの成功を実現しているという。

2020年4月のリリース以降、導入社数は350社以上。イベント回数は1000を超え、累計参加人数は60万人を超える。

【連載】オンライン / ハイブリッドイベントのこれから

第1回 DMM.com オンラインイベント事業部 事業部長 古波鮫大己 氏
第2回 EventHub 代表取締役 山本理恵 氏(本ページ)
(不定期連載)