【連載】オンライン&ハイブリッドイベントのこれから【第2回 EventHub】

【連載】オンライン&ハイブリッドイベントのこれから

第1回 DMM.com オンラインイベント事業部 事業部長 古波鮫大己 氏
第2回 EventHub 代表取締役 山本理恵 氏(本ページ)
(不定期連載)

【第2回インタビュー】
株式会社EventHub
代表取締役 山本理恵 氏

イベントプラットフォームに求められること

 

―リリース以降、手掛けられたイベントは1000を超えるとのことですが、自社のサービスが選ばれている「ポイント・強み」は何だとお考えですか

まず、導入実績の豊富さがあると思います。セミナー、ウェビナー、カンファレンス、展示会、採用イベント、商談会、学会、国際会議など様々なタイプのイベントを支援して来ました。クライアントの業種も幅広く、企業形態も民間企業、官公庁、社団財団、代理店など多岐にわたります。

また、弊社のサービスはパッケージのSaaSとしてご提供していますが、即日数時間以内に導入可能ですぐ使えますし、サポート体制も充実しており、クライアントの負担が少ないことも特徴です。

―クライアントへのサポート体制について

Web会議や電話でのサポートのほか、管理画面からもチャットで質問ができます。オンラインマニュアル(ヘルプセンター)が非常に充実しているので、自己解決されるクライアントも多いです。

―「開催するだけ」にならないこと、成果を重視されているとのことですが、クライアントからはどのような目標を求められることが多いですか

イベントの性質によるのですが、やはりイベントを通して顧客を獲得すること、商談やリードを獲得することを求められることが多いです。また、いかにトラブルなく、最小工数で開催できるかも重要になります。

―イベントプラットフォームの提供だけでなく、企画・運営・映像制作から開催後のフォローまでトータルサポートする「イベント支援プラン」も提供されていますね

弊社は、映像撮影・配信、最新技術やトータルプロデュースなどそれぞれの分野で強みを持つ企業とセールスパートナーシップ契約を結んでおり、各パートナー企業と共にクライアントへの支援を行っています。一部は内製しています。

―参加者同士の交流がないウェビナータイプのイベントに特化したプランも提供されていますが、ニーズが多いのでしょうか

「本格的なオンラインイベントを開催する前に、まずウェビナーにチャレンジしたい」と希望されるクライアントがいらっしゃいます。

一般的なWeb会議サービスと違う点としては、弊社サービスにはサクセス担当がつくこと、お客様の手間を省く機能が充実していること、疑似ライブ配信機能(事前に収録した動画を所定の時間に、ライブ配信のように配信する形式)の有無、参加者に送るメールのカスタマイズなど、プロダクト全体の品質が高いことが特徴です。どこまで自社イベントの世界観を構築したいかによって、使い分けて頂くことになるかと思います。

―料金体系について

様々な顧客のニーズに対応すべく機能に応じて4つのプランをご用意しています。その上でイベント参加者の人数ベースの従量課金制となります。

――イベント参加者の約10パーセントが海外からということですが、海外事業展開について

すでに管理画面やマニュアルも英語対応しており、英語だけでもサービスをご利用いただけます。数年後にはアジアにおいてシェアNo.1のイベントプラットフォームとなることを目指しています。

オンラインイベントの今とこれから

 
―オンラインイベントの課題を挙げるとすれば、何だと思われますか

「参加者の顔が見えている感じがしない」というお話を頂くことがありますが、その点に関してはオンラインとリアルを使い分けていくのが良いのではないかと考えています。

面識のある方にはリアルで来場して頂き、アテンドして関係性を深める一方、新規の方にはまずオンラインで参加してもらう。やはり気軽に参加できて、移動の費用・時間がかからないという点でオンラインのメリットは大きく、広範囲の方に来ていただくことが可能です。そうやって使い分けをすることで、主催者の企業の方も効率の良い時間の使い方ができるのではないでしょうか。

―最近多いオンラインイベントの案件や、傾向などをお聞かせください

「ハイブリッドイベントを開催したいが、何をどうしたらいいかわからない」「リアルで開催するか、オンラインで開催するか決まっていないのでリスクヘッジのために調べている」といったお問い合わせを頂くことが多いです。

また、セミナーやカンファレンスの開催は増えているような気がします。今まで開催したことがなかったようなスタートアップ企業から問い合わせが来たりもするんですよ。

―今後の展望をお聞かせください

リアル・オンラインに関わらず、イベントは「人が集まってつながる」ためのものです。「動画を流すだけ」「人数を集めるだけ」ではなく、イベントによってどういう成果を出せるかが問題です。弊社ではビジネスイベントの重要な目的である「顧客との接点」や「ビジネス創出につながる出会い」を最大化することを目指しています。

オンラインでもハイブリッドでもエンゲージメントの高いイベントやセミナーを実現できるよう、これからも業界に推奨できるようなイベントの形を発信していきたいと思っています。

EventHub
事前登録からチャット、動画配信、オンライン商談、データの蓄積・分析などを一元管理できる、オールインワンのオンラインイベントプラットフォーム。

あらゆる種類のBtoBイベントのオンライン開催だけでなく、ハイブリッド開催にも対応(QRコード配布による入場受付機能など)。リアルでもオンラインでも一気通貫で管理できる。

主催者は、シンプルでコンパクトな管理画面に必要な情報を入力するだけで、最短即日でイベント開催が可能だ。

利用例は、カンファレンスイベント「NewsPicks Live WestShip2020」(参加者5,127名)など。クライアントが「リアル会場にいる参加者もオンラインで視聴している参加者、どちらにもストレスのない形で楽しんでほしい」との思いでハイブリッド開催に適したサービスを探していた中、採用された。

また、がんの治療について新しい医療を紹介する「未来連携フォーラムWEEK2021」(参加者256名)や、「杜の街グレース」オフィス棟内覧会(参加者192名)など、クライアントがハイブリッド開催に慣れていない場合でもイベントの成功を実現しているという。

2020年4月のリリース以降、導入社数は350社以上。イベント回数は1000を超え、累計参加人数は60万人を超える。

【連載】オンライン / ハイブリッドイベントのこれから

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