ELEMUSは、3月13日から15日に愛知スカイエキスポで開催されたSMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE(主催:GL events Venues)内の愛知県ゾーンに出展した。
提案したのは木粉と漆の木から採取できる樹液を原料とした新素材「サスティーモ®」だ。東京都立産業技術研究センターが主体となって開発した特許技術で、100%植物資源が原材料となっている。触り心地は滑らかで、木に近い温かみがある点が特徴。丈夫なABS樹脂とほぼ同じ程度の強度を持ち、抗菌性と耐熱性にも優れるほか、製造過程で発生する二酸化炭素排出量がプラスチックと比較すると約80%少ない。
同社では社内で原材料のウルシノキ種を発芽させ、栽培や樹液の採取、伐採、再び植樹するといったサイクルを回し、大気中の二酸化炭素の削減にも取り組んでいる。ブースでは海外からの来場者に向け、サスティーモ®で作られた和柄のぐい呑みも併せて紹介した。
ELEMUSの植物由来の新素材「サスティーモ®」(SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE)
富士フイルムの手のひらサイズカメラ「INSTAX Pal」(CP+2024)
富士フイルムは2024年2月22日から25日にかけてパシフィコ横浜で開催された「CP+2024」(主催:カメラ映像機器工業会)にいつでもどこでも気軽に撮影できる手のひらサイズカメラ「INSTAX Pal(インスタックス パル)」を出展した。
同製品は2023年10月5日に販売を開始して以来、その見た目のかわいらしさから話題を呼んでいる。成人が片手で無理なく持てるコンパクトなサイズに加え、独特の丸みを帯びたフォルムや、ミルキーホワイトやパウダーピンク、ピスタチオグリーンといったポップな5つのカラーバリエーションを備えるのが特徴だ。
プリント機能を切り離した撮影特化の「チェキ」で、広角レンズを採用しているため多人数での自撮りも楽々。遠近感を強調した躍動感のあるダイナミックな写真を手軽に楽しめる。撮影画像は本体から専用アプリへ自動転送されるためSNSで簡単に共有できるため、新しいカメラ・写真体験を生むことが期待される。
「HAPPO-EN MEET-UP」開催 サステナビリティを意識したケータリングサービスや新規施設をイベントで周知
八芳園は3月7日、「HAPPO-EN MEET-UP」を八芳園・本館で開催した。ビジネス利用者に新しいおもてなしや宴会場の使い方を提案するイベントで、3つの宴会場を使い、文化体験やケータリングプランの紹介を行った。
①ケータリングプランの紹介
同社ではケータリング事業に力を入れており、飲食の手配だけでなく、料理のディスプレイや食器選び、空間演出や運営も含めすべてのプロデュースを請け負う。音響、映像配信、カメラマン、デザイナーを含む専門のスタッフをインハウスで抱え、パートナー企業とも連携を図っている。
また落としても割れず、欠けても修復できる素材の食器やケージフリー※の卵を使ったメニュー展開をはじめ、サステナビリティに関する要望にも応える。
特に外資系企業からのサステナビリティへのニーズは強い。より感度の高い海外本社から指示があり、イベントの開催においてサステナブルであることが求められるからだ。
MEET-UPの会場内では実際に行った社内会議のケータリングをモデルに、パーティ空間を再現した。長い会議を終えた社員を癒したいという主催者からの要望に応えるため、部屋の全体にグリーンを配置。加えて社員の交流が深まるよう、ラウンド型のテーブルを取り入れている。空間演出を含めたケータリングのトータルサービスは、八芳園の敷地外で提供しており、同社の強みの一つとなっている。
※ケージフリー 平飼いや放し飼いなど、採卵鶏をケージの中に入れずに飼育する方法②文化体験
文化体験では八芳園が展開する文化体験メニューの内、イベントでは折り紙、お茶、手巻き寿司の体験を参加者に用意した。
「折り紙体験」では、講師によるレクチャーで富士山や鶴を作る。葛飾北斎の浮世絵が描かれた折り紙を使用し、日本文化を視覚と掌で知るプログラムとなった。
ほかにも空間プロデュース事業部による日本茶の魅力を体感できる「OCHANOBA」、料理人による手巻き寿司体験を実演した。
③新たな総合会場「THE KEGO CLUB by HAPPO-EN」
今年3月1日から福岡・天神の警固神社の境内、社務所ビル9階に八芳園エリアプロデュース警固が運営する「THE KEGO CLUB by HAPPO-EN」をオープンしている。THE KEGO CLUBは大小2つのバンケットを有し、MICEや展示会、懇親会、会食をはじめ、人数や目的によって使い分けられる仕様だ。イベントでは施設の特徴や地産地消を軸に考案したメニューを公開した。
今回のMEET-UPを担当した、コーポレートイベントセールスセクションの菊池美帆氏は「八芳園はケータリング事業をはじめ、特に「食」にこだわってサービスを展開してきた。引き続き多彩な食を軸に据えつつ、MICEに向けたプランや特別な体験を届けるサービスの充実も図っていく」と展望を述べた。
自工会、モビリティショー裏年の今年に新たなイベントを計画
日本自動車工業会は3月22日、片山正則(いすゞ自動車会長)が就任した新体制としてはじめて都内で記者会見を実施した。会見の中で片山会長は、BtoBを中心にしたイベント開催に前向きであることを明らかにした。

今年、2023年に名称や企画を刷新し開催した「JapanMobilityShow(ジャパンモビリティショー)」の裏年にあたることから片山会長は「非常に大事な年。昨年ジャパンモビリティショーとして初開催し、111万人を集めた流れをいかに絶やさないか。そして今後も広がるモビリティの領域を絶やさないかということが大事。中身はこれからモビリティ委員会で作りこみをしていく。昨年はモビリティのすばらしさを伝えるためにBtoC+Bの考え方であったが、今年は規模の問題や、昨年巻き込むことができたスタートアップとも面白い話ができているのでBtoB+Cの方向で開催していきたい」と、全理事賛同の上で計画が進んでいるとした。
エクセリ、TOKYO PRO Market上場へ
無線通信機器の販売やレンタルを手掛けるエクセリは3月19日、東京証券取引所が運営するTOKYO PRO Marketに株式を上場した。業務用無線の商社として日本で初めての上場となる。
エクセリはイベントや建設現場、ホテル、旅行業界などの携帯電話では対応できないビジネス現場で業務用無線機器販売事業およびレンタル事業を行っており、さらなる事業拡大や人材採用力の強化を目的に上場した。
パリ2024オリンピックなどの大型イベントやインバウンド需要の増加に伴う堅調な需要を見込む一方で、原材料価格の高騰による無線機器の仕入価格上昇に直面している。その対応策として、レンタル用無線機器の大量発注といった仕入れ戦略を採用しコストを抑制しつつ、迅速かつコスト効率の高い商品提供や顧客サポートを強化することで顧客満足度を高め、新規およびリピート顧客の獲得を目指す。
また、人手不足などの社会課題に対応する新ビジネスとして、IP 電話やIP 無線、サテライト無線、Wi-Fi を統合したIP無線ネットワークソリューションの提供に力を入れる方針だ。
韓国で大人気のバーガーチェーン「マムズタッチ」(フランチャイズ・ショー2024)
韓国で絶大な人気を誇るチキン&バーガーチェーンを営む「マムズタッチ」は、3月13日から15日にかけて東京ビッグサイト西展示棟で開催された「フランチャイズ・ショー2024」(主催:日本経済新聞社)に出展した。
マムズタッチは食べ応えのあるボリューム、手頃な価格、オーダーから調理まで一貫して行うシステムといった差別化戦略を掲げるブランド。様々な味のフライドチキンや丸ごとモモ肉のチキンパティバーガーを提供しており、2021年6月現在で1333店舗を展開している。
日本では2023年10月20日からから11月9日まで渋谷に初となるポップアップストアをオープン。若者を中心に多くの客が押し寄せ話題となった。
そして2024年4月16日、渋谷公園通りに日本1号店が満を持してオープンする。競争の激しい日本のファーストフード市場の勢力図をどのように塗り替えるか注目だ。
本場イタリアの味を楽しめるJUKIプロサーブの「ピザ自販機」(JAPAN SHOP 2024)
ロボティクス、バイタルセンシング(安全運転支援機器)、安全衛生機器事業を手掛けるJUKIプロサーブは3月12日から15日にかけて東京ビッグサイト東展示棟で開催された「JAPAN SHOP 2024」(主催:日本経済新聞社)に24時間焼きたてのピザを提供できる「ピザ自販機」を出展した。
購入から約5分で焼きたての熱々ピザを提供可能で、最大の特徴は本場イタリアで修業を積んだシェフがこだわったという、お店顔負けのクオリティ。一流の味がお手軽に楽しめるため、ドライブスルーや空港、道の駅など交通の要所や、観光地などで幅広い需要が見込める。
ピザの大きさは9インチ(直径約23㎝)で食べ応えも抜群。ラインナップは現在、オーソドックスなマルゲリータと定番のミックスピザを備える。また、オプションとしてピザカッターも購入可能なので、家に持ち帰って食べても良し、ベンチや公園などで食べても良しの仕様となっている。
「Anime Japan」リアルでは5年ぶりとなるビジネスデイを開催
3月25日、東京・文京区にある東京ドームシティ プリズムホールで「Anime Japan 2024」のビジネスデイが幕を開けた。

ビジネスデイがリアル開催されたのはコロナ禍前の2019年以来、5年ぶり。会場入口付近にはライセンスビジネスを促進する「アニメ作品・キャラクター紹介パネル」が設置されたほか、初めてアニメーションビジネスに関わる異業種に向けた「アニメビジネスコンシェルジュ」も設置。海外からの来場者も多く、会場内のいたるところで商談が行われた。

なお、23日と24日には東京ビッグサイト東展示棟でパブリックデイも開催。2日間で前年比132%となる総来場者数13万2557人(見込み)を記録した。2025年の開催はパブリックデイが3月22日と23日、ビジネスデイが24日と25日となっている。
今週の展示会のスケジュール(3/25~3/31)
▽東京
3月25日(月)~26日(火)
プリズムホール
AnimeJapan 2024
3月26日(火)~28日(木)
東京都立産業貿易センター浜松町館
The48th JITAC EUROPEAN TEXTILE Fair
https://www.jitac.jp/
▽大阪
03/28(木)~03/29(金)
インテックス大阪
CAFERES WEST2024
ウェルネスフードWEST2024
中野サンプラザでプロジェクションマッピングイベント開催
東京都中野区とシムディレクトは、3月22日(金)から24日(日)までの3日間、中野サンプラザ(東京都中野区4-1-1)で「ナカノサンプラザプロジェクションマッピング -To be continued-」を開催する。2023年7月に閉館した中野サンプラザの外壁にプロジェクションマッピングを投影し、施設の長い歴史を振り返りつつ、中野地域の新たな未来に向けた期待を表現する。
上映スケジュールは以下の通り(約7分のコンテンツ)。
●3月22日(金)
①19時45分~ ②20時05分~ ③20時25分~ ④20時45分~
●3月23日(土)・24日(日)
①18時45分~ ②19時05分~ ③19時25分~ ④19時45分~ ⑤20時05分~ ⑥20時25分~ ⑦20時45分~
また、3月15日(金)から4月10日(水)まで中野通りで「中野通り桜ライトアップ(主催:中野区観光協会)」、3月23日(土)・3月24日(日)に新井薬師公園で「中野通り桜まつり(主催:新井町会連合会)」が開催される。