【政府】秋にもオーバーツーリズムへの対策をとりまとめ

沖縄県を訪問していた岸田首相は8月26日、復元が進む首里城を視察し、会見を行った。

その中で首相は、「国立公園における滞在体験の魅力向上に向けた先端モデル事業」の対象地域にやんばる国立公園を追加することや、那覇空港のプライベートジェットの専用道線を9月1日に運用を開始するなど、今後も利便性向上に向けた整備を進めていくことなどに触れた。

また、インバウンド客が更に回復していくことが見込まれる中で、観光客が集中することによって生じる混乱について、「マナー違反による混乱等、いわゆるオーバーツーリズムへの懸念についても、政府として重要課題だと受け止め、この秋にも対策を取りまとめていきたいと思います」と述べ、訪問客の著しい増加などが地元住民の生活や自然環境に悪影響を及ぼしたり、観光客の満足度を低下させるオーバーツーリズムへの対策に取り組んでいくことを発表した。