国際耐熱ガラスメーカーのハリオサイエンスは、9月6日から8日にかけて千葉・幕張メッセで開催された「JASIS 2023」(主催:日本分析機器工業会、日本科学機器協会)に毎日使いたい「ガラスペン」を出展した。
同製品は「装飾品」ではなく「実用品」を作るメーカーとして、性別や年齢関係なく使用できるデザインを目指した結果生み出されたもの。耐熱ガラスメーカーの知見から、敬遠されやすい細くて長い「ワレモノ」ではなく、太く短いコンパクトなサイズに設計した。ガラスペンを水の中で軽くゆすれば、簡単にインクが落とせる。
持ち手がくびれている「BRIDE」とグリップが膨らんでいる「GROOM」の2種類がある。開発中は「KING」と「QUEEN」という名称だったが、ガラスペン業界では新参だったことから、新たな一歩のため花嫁と花婿を意味するこの言葉が選ばれた。
ガラス職人が1本1本手作業で作っており、日本文具大賞デザイン部門ではグランプリを受賞。特別な日の贈り物として人気を博している。