長野県佐久市で真空ポンプの開発・製造を行う樫山工業は9月3日から5日までの3日間、幕張メッセで開催された「JASIS 2025」(主催:日本分析機器工業会、日本科学機器協会)に小型空冷ドライポンプ「NeoDry Gシリーズ」を出展した。
NeoDry Gシリーズは100/200Vどちらでも使用できるワイド入力電源仕様であり、無負荷時の運転音実力値は45dB(36Gは51dB)となり業界最小値を実現。空冷FAN制御でポンプ温度を常に最適化する。
ガスバラ使用にて凝縮性ガスの排気も可能となり、従来比較で10%の処理量アップを実現している。また、世界共通の国際規格対応IECコネクタ採用、欧州の高調波規格に標準対応、RS485ポートを標準装備しデータ通信及び回転数制御が可能といった特徴も備えている。
NeoDry Gシリーズは現在最大排気速度110L/minの7G、250L/minの15G、500L/minの30G、600L/minの36Gの4タイプをラインナップ。いずれもメンテナンスサイクルは6年に1度となっている。