名古屋市瑞穂区で改築が進められていた新「パロマ瑞穂スタジアム」が、2026年4月22日に供用開始されることが決定した。利用受付は2026年1月4日に始まり、4月18日には完成を祝うお披露目イベントが開催される予定で、地域からの期待が高まっている。
■ 約3万席の大型スタジアムが誕生
新スタジアムは、観客席数約3万席を備える大規模施設で、車椅子席も300席設けられている。すべての座席が屋根で覆われ、天候に左右されない快適な観戦環境を確保した。
建物は地上6階建てで、建築面積は約2万8600㎡、延べ床面積は約6万1500㎡。陸上競技のみならず、サッカーやラグビーなど多目的に利用できる国際規格のスタジアムとして整備されている。
■ 瑞穂公園の再整備も進行
スタジアムが位置する瑞穂公園は、野球場やラグビー場、アリーナ、水泳プール、弓道場など15のスポーツ施設を有する「パロマ瑞穂スポーツパーク」の中心エリア。今回のスタジアム整備と合わせ、園内の再整備も進められており、地域のスポーツ・レクリエーション拠点としての役割が一層強まる。
スタジアム3階のコンコースと広場をつなぐ歩廊「MIZUHO-LOOP」は、ジョギングや散歩にも利用できるルートとして整備。芝生広場、子ども向け遊具広場、スケートボードリンク、3×3バスケットコートなど、多様なアクティビティが楽しめる空間が広がる。
■ 地域に開かれた“憩いとスポーツの拠点”へ
今回の整備は、競技場の機能向上にとどまらず、市民が日常的に利用できる公園空間の創出を目的としている。スポーツ観戦はもちろん、普段の運動や家族のレジャー、地域イベントなど、多様なシーンで活用されることが期待されている。
名古屋市は、本スタジアムを国際大会の会場候補としても位置づけており、今後のスポーツ振興や地域活性化の核として重要な役割を担う見通しだ。






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