第92回東京レザーフェア開催

「第92回東京レザーフェア」が6月18日(木)・19日(金)の2日間、都立産業貿易センター台東館で開催している。

同展は、毎年2回開催されている日本最大級の革資材の専門展示会。天然皮革、人工皮革、雑材、合成底、副資材、靴型などの品目が集まり、業界関係者のみならず、ファッション関連の学生なども多数来場する。

主催は共同組合資材連、共催は東京都、後援は経済産業省・台東区・(一社)日本皮革産業連合会、協賛はリネアペッレ。出展数は50社・9団体。

今年はファッションデザイナーとのコラボレーションを通して、革とクリエイションの融合による「日本の革が持つ可能性」をトークショーやファッションショー、革コンテストを通して表現する。

開催初日には、「リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)」デザイナー山縣良和氏と「ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)」デザイナー坂部三樹郎氏と、2人がプロデュースする「東京ニューエイジ」からデザイナー村上亮太氏とデザイナー横澤琴葉氏がトークショーに登場。世界を知るデザイナーならではの視点と新進気鋭の新しいクリエイターの視点から「日本の革」の可能性について語られた。

また、今回トークショーに参加した村上氏と横澤氏は、次回12月に開催される第93回東京レザーフェアのコラボレーション企画として、ファッションショー形式で作品を発表することが決定。山縣氏は「失敗を恐れずに挑み、若手ならではの感性で新しいモノを見せていただきたい」と、若い世代の2人に期待した。


会場では、2016年春夏のトレンドレザーの展示をはじめ、職人による革靴や革ベルトのツヤ出しといった制作作業の実演や、「革コン!TFLデザインコンテスト2015」の一般投票なども行われている。入場料は無料。詳しくは、http://tlf.jp/まで。

次回開催は12月3日(木)・4日(金)に、浅草の都立産業貿易センター台東館で開催される。