”仕事は楽しく”モットーに 義理と人情の装飾屋

”仕事は楽しく”モットーに
義理と人情の装飾屋

(株)スリービー 代表取締役 三橋 和也さん

――まず、会社を設立されたきっかけをお聞かせください

三橋 平成元年に装飾会社に入社して以来17年間装飾業界で会社勤めをしてきましたが、「日本一の装飾屋になる」という夢をかなえるためには、企業の一員でいるよりも会社を興した方が近道だと思い、2007年1月にスリービーを設立しました。

――御社の取組みについて教えてください

三橋 弊社は装飾全般に携わり、企画、デザイン、ウェブ・映像制作、運営まで出展企業を総合的にサポートしています。私の業務はみなさんに喜んでもらうのが仕事ですから、われわれがまず楽しみながら、イキイキと仕事することをモットーにしています。

――いままでの印象深かった仕事は

三橋 「インターナショナル・ファッションフェア(IFF)」という展示会です。縁あって第1回目から参加し、仕事に対する姿勢や展示会について勉強をさせていただきました。展示会の発展とともに私自身も互いに成長していったという思いがあります。主催者と強く結びつく仕事をしたことで、展示会全体を見る視点をもてたことは、現在の仕事でも活きていると思います。

――今後の方針についてお聞かせください

三橋 数字的な目標としては、今後5年で売上10億円、従業員15人規模の会社にしたいと考えています。  そうするには、いままでのように仕事を一生懸命にこなしてお客さまとの信頼関係を構築するだけでなく、いろいろな企画や提案に進んで取り組むことが必要です。環境にやさしく、出展企業の業務を軽減するような提案を近く報告できると思っています。   スリービーの進むべき道は価格競争ではなく、素晴らしい作品をつくることです。顧客満足度を作品で向上したいと考えています。そのために、技術を継承しプロフェッショナルと言われる職人を育てていくつもりです。

――そのためにはどのような人材育成が必要なのでしょうか

三橋 スリービーが発展するためには、新しい人材が必要ですので、毎年必ず1人は採用していきたい。  わたしの人材育成の方針は、第一に装飾業の楽しさを伝えることです。  また、マニュアルに従って仕事を覚えるのではなく、仕事は自分自身で先輩の技を盗むものだと教えています。これからの時代はお客さまの要望に応えるために、自分の頭で考え臨機応変に対応できなくてはならないと思います。

――現在の装飾業界をどのようにお考えですか

三橋 業界全体に元気がないと思います。システム部材の普及などの理由もあり、装飾の技術が以前よりも重視されなくなっているのかもしれませんが、結論から言えばわれわれの勉強不足が原因ではないかと感じ得ます。  業界全体の地位向上のため何かできないかと、仕事の仲間といろいろと話しをしています。  また、古き良き装飾屋の基本である、義理と人情が薄れてきています。人と人とが助け合い成り立っていた業界がこのままでは良くない方向に向かっていくのではと感じます。義理と人情の装飾屋を復活させるために、「装飾ボーイズ」というマラソンチームや「エリート装飾屋」大麻雀大会を開催し、同業界の仲間と集まり、酒を飲みながらまじめな意見交換をしています。

――最後に業界内外に向けてメッセージをお願いします

三橋 弊社は出展者として展示会に参加したこともあります。映像やパネルをつくり、面倒だなとも感じたのですが、出展後には問い合わせや仕事の発注もふえて、改めて展示会の宣伝効果を認識することができました。弊社はブース設営と出展者の両方の経験があり、お客さまの視点にたったサポートができますので、ぜひご相談ください。

「見本市展示会通信」2009年8月1日号掲載