郷土の文化を世界に発信 三陸国際芸術祭

国際交流基金アジアセンターは、2月9日から3月25日に「三陸国際芸術祭」を三陸国際芸術推進委員会、ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)との共催で開催する。

会見で披露された青森県八戸市の「鮫神楽」

開催地は青森から岩手にかけての三陸沿岸エリア各地。このイベントは三陸沿岸地域で受け継がれる郷土芸能の発信と、国内外との交流を目指し、三陸の芸能とアジアの芸能、現代の芸術が共鳴する芸術祭として毎年開催している。5回目を迎える今回は「宿ル」をテーマに展開し、ワークショップやトークイベント、フリーマーケットなど、さまざまな企画を実施する。

JCDN・理事長の佐東範一氏は「各地の芸能は保存だけでなく、どのように現代に芸能を息づかせていくか、また未来にどのように繋いでいくかの課題に対し、積極的な活動を行っている。各地域の踊りごとに歴史があり、それを世界に発信していきたいと考え、スタートしたのがこのイベント。外から来た人ではなく地元の人が主役の芸術祭を目指している」と趣旨について語った。

見本市展示会通信」793号より抜粋(2019年1月1日発行)

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