2018年の国内イベント消費規模を推計 市場規模は17兆3510億円に 来場者の消費金額は7年連続増加

日本イベント産業振興協会(JACE)はこのほど、「2018年イベント消費規模推計報告書」を発表した。2018年の国内イベント全体消費規模金額は17兆3510億円(前年比104.2%)となり、7年連続で前年を上回る数値となった。

調査は2018年1月から12月まで国内で実施されたイベントの来場者による消費額を対象にしたもので、そこから国内イベントの消費規模を推計。消費額の数値はイベントへの出発前、交通費、宿泊費、会場外、イベント後といった支出が含まれる。その結果、2018年のイベントの全体消費規模金額は17兆3510億円となり、前年比104.2%、7年連続で前年を上回った。

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消費規模推計のカテゴリー別では、
・興業イベント6兆2673億円
・フェスティバル2兆8048億円
・文化イベント2兆5171億円
・会議イベント2兆3069億円
・スポーツイベント1兆6325億円
・見本市・展示会1兆3402億円
・販促イベント4585億円
・博覧会237億円
となり、特に見本市・展示会、文化イベント、フェスティバルでは具体的なイベント名が大きく増加した。

JACEは、「具体的なイベント名が増えた。これは企業のみならず地方自治体・団体によるイベントが盛んに開催されていることを推測できる。この理由としてはインターネットによるバーチャルの進化が、イベントの持つライブ・リアルといった特徴のニーズを高め、その価値が改めて評価されている」と分析している。

より詳細な調査結果と分析を掲載した報告書は公式HP(http://www.jace.or.jp/)で購入することができる。

 

■過去の報告書
▶ 2017年(平成29年)
▶ 2016年(平成28年)
▶ 2015年(平成27年)
▶ 2014年(平成26年)
▶ 2013年(平成25年)

 

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