大阪府の吉村知事が「コロナ追跡システム」導入へ

大阪府の吉村洋文知事は12日、大阪府庁で会見を行い、新型コロナウイルス対策として「大阪コロナ追跡システム」を発表した。

仕組みは以下のようなもの。

1.大阪府がQRコードをホームページ上で発行

2.イベント開催や映画館の運営など、不特定多数の入場する施設を運営する事業者がQRコードをダウンロードし、登録手続きをする

3.入場者や参加者は、入場の時にこのQRコードを読み込み、メールアドレスも打ち込んで登録する

4.すると自動でメールアドレスのみを大阪府が取得する。(アドレスは大阪府が管理する。お店やイベント主催者には公開されない)

5.その後、もしそのイベントやお店において陽性者が出たりクラスターが発生した場合、登録し参加していた人にその旨を伝えるメールを発送する

6.メールを受信し、かつ感染の症状がある人は感染の可能性が比較的高いので、保健所に連絡してもらう

5月中にはQRコードを発行する予定。導入のきっかけはIBMからの転職者が部長を務めるスマートシティ戦略部の発案だという。

吉村知事は「今後、ITを使ったコロナ感染防止策は必須。台湾や韓国等と異なり日本は個人情報を重視する法体系。その中でできることを考えた。」と述べた。