CP+2022 参加者はワクチン接種証明などの提示が必要に

カメラ映像機器工業会(CIPA)は1月19日に行われたオンライン記者発表会で、2月24日からパシフィコ横浜で開催する「CP+2022」について、新型コロナウイルスの感染対策として全参加者に対しワクチン接種証明等の確認を行うことを明らかにした。

「CP+」はカメラ関連商材が集まる大型見本市で、2020年2月、国内の新型コロナウイルスの感染の影響が広がりつつある中、いち早く中止に踏み切った展示会の一つ。2021年はオンラインのみで開催した。3年ぶりにリアル開催を行う今回は、2月24日から27日の4日間、パシフィコ横浜とオンラインのハイブリッド形式で展開するほか、2月22日・23日はオンラインでプレイベントを開催し、2月28日から3月31日まではオンラインでアーカイブを配信する。

CP+実行委員会の笠松厚雄委員長はコロナ禍でのリアル開催について「賛否両論あると思うが検討熟慮を重ね、安全対策最大限に強化したうえでハイブリッド開催の舵をきる決断をした」と述べ、安全対策の徹底を強調。その対策のひとつとして、来場者だけでなく、出展者や主催者、VIP等すべての参加者に対し、「72時間以内に取得したPCR検査の陰性証明」または「ワクチン接種証明と24時間以内の抗体検査の結果の両方」の確認を行うとした。出展者や主催者、運営スタッフのように連日参加する者が24時間以内の抗体検査の結果を提示する場合、毎日の結果を提示する必要がある。

PCR検査の陰性証明やワクチン接種証明を入場条件に盛り込んだイベントには、昨年11月に行われたコンサート「B’z presents LIVE FRIENDS」や年末に東京ビッグサイトで行われた「コミックマーケット99」などがある。また今年1月5日から8日にかけて米・ラスベガスで開催された「CES」はワクチン接種証明の提示者のみの来場を許可し、その他のPCR検査の陰性証明等は認めず、オンラインに誘導する対応を行った。