ホーム ブログ ページ 468

【連載】経営視点から見る展示会活用法 第7回 アフターフォロー ~マーケティングからセールスへ その1~

連載:経営視点から見る展示会活用法

第7回
アフターフォロー ~マーケティングからセールスへ その1~

柴崎 智弘氏(船井総合研究所)

みなさん
こんにちは。船井総合研究所の柴崎です。

経営視点からみる展示会の活用を考えて、これまでは、展示会そのものを成功させるためのノウハウについてお伝えしてきました。
いかがでしたでしょうか?

さて、展示会においては、展示会が盛り上がったとか、展示会で名刺を沢山獲得することができた!
というところでは、最終的な成果とは言えません。

会社によっては、マーケティング担当の方は、展示会終了時点が最終的なゴールになるかもしれませんが、会社として、企業として、展示会の成果を計るためには、ここで終わりにはできません。

もちろん、重要なのは、これをどうやって売上、粗利に結びつけるかということです。

まさに、マーケティングからセールスへ、という考え方です。

今回と次回は、そのために何をしたらいいのか?

実際に成果をだしている企業は何をしているのか?

というところをお伝えさせていただきます。

まずは結論、展示会後の流れからお伝えします。

展示会→名刺のランク分け→お礼メール→アポ取得→訪問(デモ)→成約

以上のような流れで成約までもっていって、実際の数字に結び付けたいですね。

今回は、その前半部分の名刺のランク分けと、御礼メールという部分についてお伝えしたいと思います。

まず、名刺のランク分けですが、ランク分けというと聞こえが悪いように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、要するに優先順位をつけることが重要です。

展示会で数百枚の名刺を獲得して、いきなり全社に同じようにフォローはできません。

もしフォローしたとしても、成約チャンスのあるところを失ってしまうことになります。

ですので、これは、名刺を獲得した当日に必ず行なって欲しいのですが、獲得した名刺の裏に、A・B・C・Dというように、ランク分けして欲しいのです。

これは、展示会ブースでは、デモ担当、説明担当者の役割です。

その際、きっちりランクの意味を、会社として、決めておくことが重要です。

たとえば…、
Aは、3か月以内に成約の可能性あり

Bは、6か月以内に成約可能性あり

Cは、成約時期は未定だが、自社の商品サービスに興味あり

Dは、情報収集、同業者のため、特にフォローの必要なし

といった具合です。

これは、まとめてやってしまうと大変なので、その都度名刺を獲得して、説明を行なった方が、実施してください。

そして、当日の終礼では、各ランクごとに名刺の枚数がわかるようにしておけると、成果につながるでしょう。

そして、多くの企業ができていないのが、この名刺の先に対して、「当日に御礼メールを出す!」ということです。

多くの企業は、展示会が終わってから、一斉に出したりとか、一週間後に送っています。

私のところにもよく届きます。

しかし、それでは、まったく意味がありません。

多くのメールに埋もれてしまうからです。

ではどうしたら良いのか?

実際には、当日に送られてきたメールしか覚えてもらえません。

ではその文面は?

基本的には、全社一緒で良いと思います。

そして、ポイントは、

1.来場の御礼

2.今後とも情報提供させていただきます、というアナウンス

3.何かあったら連絡ください、という窓口のご連絡

以上の3点を抑えておけば問題ありません。

何よりも大切なのは、スピードです。

当日に送らなくては意味がありません。

これをやるかやらないかで、成果が出るかでないか決ってきます。

この後のセールス活動に影響してくるからです。

それでは、この後のセールス活動については、次回お伝えします。

では、また次回!

連載:経営視点から見る展示会活用法(全10回)バックナンバー

第1回:事前ミーティング~成功の鍵は社内の一体感~

第2回:目標設定~マーケティング施策の中の展示会~

第3回:コミュニケーションの重要性~成功している会社のルールとは?~

第4回:ブース設計~成功するブース装飾のポイントとは?~

第5回:第5回 オペレーション~成功するオペレーションと、失敗するオペレーション~

第6回:ブース内へ呼び込む方法と効果的なノベルティとは?~お金をかければ良いというものではない!~

 


Profile

 

 

 

柴崎 智弘

船井総合研究所

 

大學卒業後、大手金融機関にて営業を担当。
2006年より、インサイドセールスの部署の立ち上げに参画。
上場企業や中小企業を常時600社担当し、会わずしてキーマンとの関係構築をし、案件を引き出すという、法人営業、特に金融サービスとしては新しい試みを担当。
2011年10月船井総合研究所に入社。
IT企業ビジネスコンサルティングチームにて、展示会で集客した後の、電話営業でクロージングさせる営業の仕組みを得意とする。
特に、展示会のオペレーションには、成果に直結すると定評があり、展示会をテーマに、約30社のコンサルティングの実績がある。

TECHNO-FRONTIER 2013が開催!

「TECHNO-FRONTIER 2013」は電子・機械部品やサービスに関する専門技術の展示会。 構成展示会として「第31回 モータ技術展」「第22回 モーション・エンジニアリング展」「第6回 メカトロニクス制御技術展」「第28回 電源システム展」「第5回 バッテリー技術展」「第26回 EMC・ノイズ対策技術展」「第4回 環境発電技術展」「第22回 組込みコンピュータ展」「第15回 熱設計・対策技術展」「第8回 設計支援システム展」が開催され、そのほかにも集中展示や技術シンポジウムなどで構成される。会期は2013年7月17日(水)~7月19日(金)まで。会場は東京ビッグサイト。

東洋メディック株式会社はTECHNO-FRONTIER 2013にてIDA-3106 ポータブルスペクトラムアナライザを出展。 高感度のシングルアナライザと電子コンバス・マッピング機能を搭載したスペクトラムアナライザを紹介。

[TECHNO-FRONTIER 2013] ポータブルスペクトラムアナライザ IDA-3106 – 東洋メディック株式会社

Posted on 2013年7月17日

東洋メディック株式会社はTECHNO-FRONTIER 2013にてIDA-3106 ポータブルスペクトラムアナライザを出展。 高感度のシングルアナライザと電子コンバス・マッピング機能を搭載したスペクトラムアナライザを紹…Continue Reading…

株式会社ソルトンはTECHNO-FRONTIER 2013にてバッテリー間接続用ワンタッチケーブルコネクタを出展。 独自の機構を用いてワンタッチで大容量ケーブルを接続できるコネクタ。ケーブルも柔軟で、取り回しが簡単。

[TECHNO-FRONTIER 2013] バッテリーケーブルコネクタ – 株式会社ソルトン

Posted on 2013年7月17日

株式会社ソルトンはTECHNO-FRONTIER 2013にてバッテリー間接続用ワンタッチケーブルコネクタを出展。 独自の機構を用いてワンタッチで大容量ケーブルを接続できるコネクタ。ケーブルも柔軟で、取り回しが簡単。Continue Reading…

日本GT株式会社はTECHNO-FRONTIER 2013にてバイメタル・サーモスタット 角薄型防滴タイプ MH5を出展。 熱膨張率の違う金属を張り合わせ、温度でスイッチするバイメタルサーモスタットの新しい薄型タイプを紹介。

[TECHNO-FRONTIER 2013] バイメタル・サーモスタット 角薄型防滴タイプ MH5 – 日本GT株式会社

Posted on 2013年7月17日

日本GT株式会社はTECHNO-FRONTIER 2013にてバイメタル・サーモスタット 角薄型防滴タイプ MH5を出展。 熱膨張率の違う金属を張り合わせ、温度でスイッチするバイメタルサーモスタットの新しい薄型タイプを紹…Continue Reading…

岡山大学はTECHNO-FRONTIER 2013において衣服状パワーアシストウェアを出展。 筋力が低下した人の階段の昇降などを助けるアシストウェアを紹介。

[TECHNO-FRONTIER 2013] パワーアシストウェア – 岡山大学

Posted on 2013年7月17日

岡山大学はTECHNO-FRONTIER 2013において衣服状パワーアシストウェアを出展。 筋力が低下した人の階段の昇降などを助けるアシストウェアを紹介。Continue Reading…

[TECHNO-FRONTIER 2013] ポータブルスペクトラムアナライザ IDA-3106 – 東洋メディック株式会社

東洋メディック株式会社はTECHNO-FRONTIER 2013にてIDA-3106 ポータブルスペクトラムアナライザを出展。
高感度のシングルアナライザと電子コンバス・マッピング機能を搭載したスペクトラムアナライザを紹介。

[TECHNO-FRONTIER 2013] バッテリーケーブルコネクタ – 株式会社ソルトン

株式会社ソルトンはTECHNO-FRONTIER 2013にてバッテリー間接続用ワンタッチケーブルコネクタを出展。
独自の機構を用いてワンタッチで大容量ケーブルを接続できるコネクタ。ケーブルも柔軟で、取り回しが簡単。

[TECHNO-FRONTIER 2013] バイメタル・サーモスタット 角薄型防滴タイプ MH5 – 日本GT株式会社

日本GT株式会社はTECHNO-FRONTIER 2013にてバイメタル・サーモスタット 角薄型防滴タイプ MH5を出展。
熱膨張率の違う金属を張り合わせ、温度でスイッチするバイメタルサーモスタットの新しい薄型タイプを紹介。

[TECHNO-FRONTIER 2013] パワーアシストウェア – 岡山大学

岡山大学はTECHNO-FRONTIER 2013において衣服状パワーアシストウェアを出展。
筋力が低下した人の階段の昇降などを助けるアシストウェアを紹介。

「展示会データベース2014年版」掲載メディア

6月末に発行しました「展示会データベース2014年版」が、各メディアで紹介されています。

クレアボーcreabeaux(2013SUMMER/No.75)

  

 

週刊東洋経済(2013/7/20号)

  

 

映像新聞(2013年7月15日号)

  

 

「サッシタイムス」(2013年7月11日号)

  

田中旅日記 クラビてわかるタイMICE その4 まだバンコクにいます

6月19日から24日まで、タイ国政府コンベンション・アンド・エキシビション・ビューロー(TCEB)さんの取材で、タイのバンコクとクラビを訪れました。

先週までMICE戦略といったまじめな話でしたから、そろそろリゾート気分でお送りしたいと思います。ビジネスだけでなく、夏休みの参考にしたっていいんだからね(ツンデレのつもり)。と言いつつ、バンコク市内のことも書きもらしているので、まずはそちらから

◆ホテル ソフィテル SO バンコク
空港から25キロ、車で約30分(道路状況によりますが)。市内中心部、ルンピニー公園に隣接しており、パッポンやタニヤも徒歩圏内だそうです。(この2つがどんな街なのかは、タイに詳しいオジさまに聞いてください)

こちらのホテルは内装がとても素敵なんです。5人のタイ人インテリアデザイナーが、フレンチエレガンスのコンセプトとともに設計したのがウリになっています。5つのエリアに分かれておりまして、それぞれ自然界の 5 要素(水、土、木、金(属)、火)をテーマのお部屋になっております。言われるまで気づきませんでしたが、私の部屋は木がテーマだったようです。(普通といえば普通だったもので)

 

左)地のコンセプト(アース・エレメント、タイの壁画調)、右)金のコンセプトルーム(メタルエレメント、金属なのに暖かみが)

客室238室、スイートルーム28室、都市型の30階建てのホテルなのですが、すべての客室で無線LANとMac mini を利用できるのもアピールポイントとなっています。しかし、われわれ視察団の平均年齢は高く、次の日は「アレの使い方わかんなかったよ、リモコンないし、、、」とみんなでボヤいてました。自称ITボーイの私もチャレンジしたのですが、よくわからないのでLAN回線を引っこ抜き自分のPCを使用、という体たらくでした。記者というのはどの国もアナログ人間が多いようです。

さて、ソフィテルホテルの特徴の一つはミーティングやイベントへの取組み。
「ソフィテル・インスパイヤー・ミーティング」という格好いい名前とともに、ひと味違うビジネスシーンを演出しています。優雅で印象に残る企業イベントや社内会議を提供する専任のミーティングプランナーとイベントプランナーが、企画段階からお手伝い。ミーティングルーム使用法の工夫や最新技術の活用、上質なディナー、企業文化に合わせてアレンジするプログラム、客室の手配など、要望に応えるようにカスタマイズして、思い出に残るイベントを演出します。催事当日はコンシェルジュが常時立ち会い、ミーティングの成功まで見届けます。

そしてミーティングが終わったあとには、休養も必要です。10階にある屋外スイミングプールは、高層ビルを見下ろす景色が爽快。屋上プールはシンガポールだけのものではありません。スパではホテルオリジナルのアロマやオイルを使用して、素敵なお姉さんが癒やしてくれます。1階のチョコレートラボは、ポン酢味やら変わった味や形のチョコがずらっとならび、ついつい食べ過ぎてしまいます。ちゃんと美味しいんですよ、コレが。

 

さて、次週はようやく極上のリゾート地、クラビへ旅立ちます。
私が楽しんでいるだけで、誰も読んでいないのではないかと不安です。(田中)

記者会見の前にMICEトラベルマートも開催されていました。われらが(?)IMPACT国際展示場も出展していましたよ。

 

==アーカイブス==

田中旅日記 クラビてわかるタイMICE その1 コネクションプラス008
http://www.eventbiz.net/?p=22549

田中旅日記 クラビてわかるタイMICE その2  プレミアムレーンの優越
http://www.eventbiz.net/?p=22846

田中旅日記 クラビてわかるタイMICE その3 ファイブクラスター!
http://www.eventbiz.net/?p=22955

観光庁へ提言書提出 ~日本コンベンション事業協会

日本コンベンション事業協会(CPA)は7月10日、コンベンション産業と国の政策との緊密な関係構築を目指し、観光庁に政策提言書を提出した。
コンベンション産業をMICEの中心というだけでなく、他産業の発展を推進する知識集約産業と位置づけられている諸外国において、コンベンション産業の努力をさまざまな政策が後押ししていることを参考にしてまとめられたもの。主に以下の3点について行政の協力を仰いだ。

①コンベンション産業関係者との日常的意見交換の場の設定

産業の実態や抱える課題とその対応策について、官と民との共通理解を形成する。
②諸外国のMICE政策の調査研究
著しい発展をみせる近隣諸国のMICE産業振興政策の法制面・予算面・制度面の実態を調査すること。
③政策金融機関との関係強化
設備投資資金やM&A資金の需要に備えて、政策金融機関・国際協力銀行との関係を強化して、資金調達が可能な状況を形成する。

MICE担当の内田浩行参事官とともに提言書を受け取った井手憲文長官は「MICE国際競争力強化委員会のような公的な場だけでなく、気軽に意見交換できる機会を設けること有益と思う。各団体が連携して国とも一緒にやっていく体制にしたい」と官民のさらなる協力体制構築へ意欲をみせた。今後、提言の各項目について検討していく。

MICE担当参事官に内田浩行氏

観光庁は7月1日付けで人事を発表。MICE担当参事官に同庁観光経済担当の内田浩行(うちだ・ひろゆき)氏が就任した。

同氏は外務省で在カナダ日本国大使館一等書記官、欧州連合日本政府代表部参事官、外務省経済局国際貿易課サービス貿易室長などを歴任。24年から観光庁で参事官を務めていた。外務省時代の経験を活かし、参加者の視点を取り入れた国際会議誘致強化などに手腕を期待されている。

<略歴>
昭和43年7月12日生
平成  3.  3      東京大学法学部卒業
平成  3.  4      外務省採用
11.  1      同    大臣官房課長補佐(日本銀行(民間派遣研修))
13.  1      同    欧州局ロシア課課長補佐
14.  8      同    総合外交政策局国際社会協力部国連行政課首席事務官
16.  8      同    在カナダ日本国大使館一等書記官
19.  1      欧州連合日本政府代表部参事官
22.  8      外務省経済局国際貿易課サービス貿易室長
24.  8      国土交通省観光庁参事官(観光経済担当)
25.  7      国土交通省観光庁参事官(MICE担当)