
◆第1回 営業職事始め
ディスプレイ業界に入って最大の楽しみはいろいろな人と会えることです。企業のトップや芸能人、政治家や美術館の館長や文化人の大御所など人と形なりを間近にウォッチングできるのが営業の特権であり楽しみでもあります。差し出す「営業担当」の名刺はいわば通行手形のようなものです。但しごく稀にはその手形が眼前でゴミ箱行きや破られたりもしましたが、多くの場合は積極的な営業活動という事で受け取りが許されていたようです(と、信じています)。
人との出会いで、最初で最大のショックを受けた思い出は新卒で内装木工場(当時は自社工場があった)での出来事。30センチ立方の箱を作ることになり、垂木と小割の違いも分からず半日かけて組み立てました。見た目は良い出来だったのですが、大工さんの片足ひとひねりでグシャッ。どう補強をしてもつぶされるあり様。ところがプロの手にかかるとほんの数分間で外寸法300ミリぴったりで、しかも自分が腰かける事が出来る程の仕上がりでした。この時以来大工は凄い、職人は偉いという擦り込みがなされたようで、その衝撃と感激は今も忘れてはいません。
しかしその強烈な体験によって材料特性、造作の構造、そして積算の基礎を教えられました。積算業務は見積もり作成という営業の基本中の基本でした。会社から営業という魅力的な肩書と通行手形を頂き、ものづくりの原点にも触れ、人と触れ合う趣味ともつかぬ公私混同ができる悦の世界に入って43年目になります。
ただ一つだけ後悔している事があります。私の元部下のS君が十年前に30歳半ばで退職し、静岡の工務店に勤めており、いまやベテラン大工として一人立ちしています。毎年の年賀状を頂くたびにあと二十年早ければ、自分も別の極上の人生が送れたかもしれません。定年も気にしなくてよいし。

執 筆 者 :株式会社 丹青ディスプレイ 取締役 渡部 正隆 氏
連載時期:『見本市展示会通信』2016年8月1日号~2017年1月1日号
※所属・役職などは連載執筆時のもの
<アーカイブス>










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