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世界の菓子が集う「ISM Japan」4月12日から東京ビッグサイトで初開催

ドイツ・ケルンでスタートし、50 年の歴史を誇る世界最⼤の菓⼦専⾨展⽰会「ISM」ブランド
が、「ISM Japan(国際菓⼦専⾨⾒本市)」として2023年4⽉12⽇から14⽇まで3⽇間、東京ビッグサイトで開催される。

ケルンメッセは東京をアジア市場の交易ハブと位置づけ、⽇本を中⼼に東アジア市場をターゲットとした菓⼦専⾨の新たなビジネスプラットフォームを創出する。菓⼦製品の国内流通の活性化を促すとともに、海外進出を⽬指す⽇本の菓⼦メーカーや輸出業者のため、新しい輸出促進プラットフォームを提供。菓⼦製品にフォーカスした海外バイヤーを誘致することで、確度の⾼い商談を促進し国内出展企業の出展効果の増幅をサポートする。

「ISM Japan」は⽇本⾷糧新聞社が主催する⾷品総合展⽰会「FABEX 東京」をはじめとする7つの食品関連展示会との合同開催により、多くの業界関係者の来場が⾒込まれる。初開催ながら、「ISM」ブランドのグローバルネットワークの強みを活かし、ドイツ並びにトルコのカントリーパビリオンが設けられ、数多くの企業出展が予定されている。それらを含む9割超の出展者は、イタリア、インドネシア、シンガポール、タイ、中国、ポーランド、UAEといった世界各国からの参加だ。

セミナーエリアでは⾷品トレンド分析のグローバルリーダーとして名⾼い、Innova Market Insightsの専門家を迎え、「⽇本の最新菓⼦トレンド」と「いま起こっているヨーロッパ菓⼦トレンド最前線」をテーマに、多様化が進む最新の菓⼦トレンド情報を発信する。

ケルンメッセ⽇本法⼈代表の髙⽊誠氏は、「ドイツ発の⼀流ブランドを東アジアのマーケットに紹介できることを⼤変嬉しく思う。この数年、この瞬間を待ち望んでいたすべての⽅々にとって、この展⽰会が新たなビジネスプラットフォームとなることを願っている」と語る。

ハイブリッド型イベントスペース「GMO GLOBAL STUDIO」6月オープン

スタジオイメージ

GMOインターネットグループとグローバルプロデュースは2023年6月上旬、東京・用賀のGMOインターネットTOWERにリアルとオンラインでのハイブリッドイベントスペース「GMO GLOBAL STUDIO」を開設する。あわせて2023年4月7日より利用の予約受付を開始した。

メインイベントスペースには国内最先端の大型LEDモニタを搭載し、複数台の専用カメラとVFX映像技術でバーチャルイベントを実現する。利用者用の座席(最大150席)もあり、少人数でのリアルとオンラインでのハイブリッド型イベントも実施可能。企業主催の決算説明会、全社ミーティング、社内アワード、ビジネスセミナー、各種カンファレンスなど、あらゆるライブ配信をはじめ、個人クリエイターが発信するTikTokやYouTubeの撮影・配信まで、幅広いニーズに対応する。

渋谷駅から東急田園都市線で約12分と都心からのアクセスも良好。用賀駅直結のため、高い利便性で使いやすい施設となっている。

「東急プラザ渋谷」のデザインを手がけるGLAMOROUS代表の森田恭通氏がエントランスや交流が可能なフリースペース、出演者用のVIP控室などの内装デザインを手がける。森田氏はこれまでGMOインターネットグループ第2本社・渋谷フクラスのコミュニケーションスペース「GMO Yours・フクラス」やアートスペース「GMOデジタル美術館」、福岡県北九州市のグループ拠点「GMO kitaQ」など、GMOインターネットグループの空間のデザインを多数手がけてきた。

同スタジオ開設に伴い、2023年4月中旬には2社共同出資による「GMOグローバルスタジオ株式会社」を設立し、同社が運営を行う。ライブ配信イベントスペースのプロデュースと合わせて、リアルとオンラインでの各種ハイブリッド型イベントのプロデュースおよびコンサルを行う。企業や個人が開催する各種イベントにおいて、最適な「コンセプト設計」「プログラム構築」「XR空間演出のデザイン」「事前映像制作」「WEB戦略」「当日のオペレーション」までサポートする。

【東京・立川市でMICEを開催しませんか?】
MICEな街、立川!



 
立川市では、2021年に立川観光コンベンション協会を設立し、現在、官民を挙げてMICEの環境作りに取り組んでいる。

今回は、立川観光コンベンション協会の後藤裕太氏に、立川市MICEの特徴や開催当日のイメージについて話を聞いた。

一般社団法人 立川観光コンベンション協会
後藤裕太氏

JTBグループで、国際会議や外資系企業のインセンティブイベントを担当。
その後、大手広告制作会社のプロデューサー、IT企業での事業責任者経て現職。
都心から30分
23区では味わえない、豊かな緑と広い空

 
ー立川市MICEの魅力は何でしょうか?

都心から電車で約30分と好アクセス、withコロナの中で、都心では味わえない、豊かな自然に囲まれた心地の良いMICE環境をご提供できることです。

立川は、奥多摩を含めた「多摩エリア全域の首都」といっても過言ではありません。

パレスホテル東京の伝統を受け継ぐパレスホテル立川や、マリーナベイサンズを思い起こせるVIP向けのラグジュアリーホテルSORANO HOTELホテル日航立川ワシントンホテルもあります。

駅周辺で、約1200室程度のキャパシティーがあるんですネ。

国営昭和記念公園は東京ドーム36個分の面積を有するナショナルパークでアクティビティも満載、少し足を延ばせば、奥多摩の大自然にも触れる事もできます。

駅近くには、日本口腔顎顔面外傷学会総会・学術大会が開催されたリスルホール(1200名収容)があり、パレスホテル立川のバンケットではスクールで600名程度、シアターで1500名程度を収容、大中小のバンケットをフルに使うと2000名規模のMICEの開催が可能です。

観光とMICE、インセンティブ旅行やワーケーションにもぴったりの、良質でウェルビーイングな環境が立川には備わっています。

助成金も充実 総費用の10%
最大200万円まで

 

-助成金について
助成金もかなり充実しています。基本、MICEかから総経費の1割を補助しようと、10%ですね。

他にもご用意はありますので、お問い合わせ頂き、遠慮なく活用を頂ければと思っています。

ぜひ、一度視察に起こしください。協会職員一同で、歓迎をいたします!

開催当日のイメージ
(エクスカーション、インセンティブ、学会/シンポジウム)

 




施設と注目のスポット

パレスホテル立川

駅から徒歩約5分。バンケットも充実しており、スクールで600名程度、シアターで1500名程度を収容。大中小のバンケットをフルに使うと、2000名規模のMICEの開催が可能。

SORANOホテル

昭和記念公園の真ん前、グリーンスプリングス内にあるVIPの歓待にも対応できるラグジュアリーなホテル。全室パークビューで、最上階には、昭和記念公園も見下ろせる屋外プール(インペリアルプール)が有る。天候が良いと富士山まで見渡せる景観は圧巻。

BLUE MICE,GREEN MICE

昭和記念公園ではモニター、椅子、テントなどを用意してセミナーなど「青空MICE」を開催できる。園内には四季折々の草花や、本格的な抹茶体験もできる日本庭園、レクチャーも受けられる盆栽園なども。チームビルディングや、インセンティブイベント、アフターMICEのエクスカーションとして、最適な環境だ。園内をセグウェイで移動でき、特に春の桜と秋の紅葉は必見。

奥多摩の大自然の中でエクスカーション、SDGSツアー

東京都内に奥多摩の様な2000m級の山が有る事自体、あまり知られていないのではないだろうか。東京を代表する日本酒、「澤乃井」の小澤酒造の見学ツアー、少し足を延ばして、御岳山でのハイキングと神社の公式参拝など、協会でツアー内容のアレンジも可能。御岳渓谷では本格的なラフティングが都内、立川から1時間圏内で体験できる。協会では、SDGSツアーとして、リバークリーン、川のゴミを拾いながらのラフティングを提供している。

お問い合わせ

立川MICE特設HP:
https://mice.tokyo-tachikawa.org/

お問合せフォーム:
https://mice.tokyo-tachikawa.org/contact/

一般社団法人 立川観光コンベンション協会
〒190-0012
東京都立川市曙町2-8-28 TAMA MIRAI SQUARE4階
TEL. 042-512-5270  FAX. 042-512-5275

<参考記事>
各施設の詳細などはこちら↓

【東京・立川市でMICEを】高品質ホテルと豊かな自然 都心から30分で空と緑の開放感あふれる空間へ

IT分野の総合展「Japan IT Week」が開催 AIやメタバースなど750社が出展

RX Japanは4月5日から7日までの3日間、東京ビッグサイト・東ホールで開催している。今回「メタバース活用EXPO」を新設し、「ソフトウェア&アプリ開発展」、「営業DX EXPO、「組込み/エッジ コンピューティング展」「データセンター&ストレージEXPO」、「情報セキュリティEXPO」、「デジタルマーケティングEXPO」、「クラウド業務改革EXPO」、「IoTソリューション展」、「次世代EC&店舗EXPO」、「AI・業務自動化展」といった11の構成展で展開する。

およそ750社が集結し、AIを活用したチャットボットやDXを推進するサービス、バックオフィス業務の効率化を図るツールなどを紹介している。会場内では展示のほかにも、出展者によるブースでのセミナーやデモンストレーションなどを展開中。
なお併催展として、南ホールで「Japan マーケティング Week」、西3・4ホールで「ライフスタイルWeek」も開催している。

【政府】5月8日以降の水際対策を発表 中国からの渡航も緩和

新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5月8日で5類へ変更されることに伴い、政府は従来の水際措置(臨時的な措置を含む)を終了する一方で、新たな感染症の流入を平時においても監視するための「感染症ゲノムサーベイランス(仮称)」を5月8日に開始すると発表した。

※サーベイランスは、注意深く監視するという意味

また、中国(香港・マカオを除く)からの直行旅客便での入国者に対しての水際措置が以下のように緩和された。

(変更前)
中国(香港・マカオを除く)からの直行旅客便での入国者に対しては「出国前 72 時間以内に受けた検査の陰性証明書」の提出を求めることとする

(変更後)
4月5日以降、中国(香港・マカオを除く)からの直行旅客便での入国者に対しては、「出国前 72 時間以内に受けた検査の陰性証明書」又は「ワクチンの接種証明書(3回)」のいずれかの提出を求める

なお、臨時的な措置として現在実施している「中国(香港・マカオを除く)からの直行旅客便での入国者の最大20%程度のサンプル検査」は継続する。

今週の展示会スケジュール(4/3~4/9)

4/3~4/9 開催の展示会

▽東京

4月5日(水)~7日(金)
東京ビッグサイト
FaW TOKYO(ファッションワールド 東京)[春]
ジャパン ファッションEXPO[春]
・海外ブランド EXPO[春]
ファッションOEM EXPO[春]
海外生地・素材 EXPO[春]
国際 サステナブル ファッションEXPO[春]
第2回ファッションDX EXPO[春]

4月5日(水)~7日(金)
東京ビッグサイト
Japan IT Week[春]
第32回ソフトウェア&アプリ 開発展[春]
第28回営業DX EXPO[春]
第26回組込み/エッジ コンピューティング展[春]
第25回データセンター&ストレージEXPO[春]
第20回情報セキュリティEXPO[春]
第17回デジタル マーケティングEXPO[春]
第12回IoTソリューション展[春]
第11回次世代 EC&店舗EXPO[春]
第6回AI・業務自動化展[春]
第1回クラウド業務改革EXPO[春]
・第1回メタバース活用EXPO

4月5日(水)~7日(金)
東京ビッグサイト
Japan マーケティング Week[春]
第6回Web・SNS活用EXPO[春]
第6回営業支援EXPO[春]
第6回広告メディアEXPO(旧称:リアル広告EXPO)[春]
第6回販促EXPO[春]
第2回CX・顧客育成EXPO[春]

4月5日(水)~7日(金)
東京ビッグサイト
ライフスタイルWeek[春]
第6回国際雑貨EXPO[春]
第6回国際ベビー&キッズEXPO[春]
第6回国際ファッション雑貨EXPO[春]
第6回国際テーブル&キッチンウェアEXPO[春]
第5回国際 ヘルス&ビューティグッズEXPO[春]
第2回 Good Foods EXPO[春]
第2回 国際サステナブルグッズEXPO[春]

▽愛知

4月7日(金)~9日(日)
Aichi Sky Expo
第2回名古屋モーターサイクルショー
https://motorcycle-show.jp/

【政府】アフターコロナの観光政索「インバウンド消費5兆円、国内旅行消費20兆円」めざす

政府は31日、観光立国推進閣僚会議で令和5年度からの新たな「観光立国推進基本計画」を閣議決定した。

大阪・関西万博も開催される2025年に向けて、コロナ禍以前の基本計画を見直し、観光立国の持続可能な形での復活に向けて観光の質的向上を象徴する、「持続可能な観光」「消費額拡大」「地方誘客促進」の3つのキーワードに特に留意し、観光政策を推進するとしている。

観光立国推進基本計画

基本的な方針
(1)持続可能な観光地域づくり戦略
■観光振興が地域社会・経済に好循環を生む仕組みづくりを推進する
■観光産業の収益力・生産性を向上させ、従事者の待遇改善にもつなげる
(「稼げる産業・稼げる地域」)
■地域住民の理解も得ながら、地域の自然、文化の保全と観光を両立させる

(2)インバウンド回復戦略
■消費額5兆円の早期達成に向けて、施策を総動員する
■アウトバウンド復活との相乗効果を目指す
■消費額拡大・地方誘客促進を重視する

(3)国内交流拡大戦略
■国内旅行の実施率向上、滞在長期化を目指す
■旅行需要の平準化と関係人口の拡大につながる新たな交流需要の開拓を図る

計画期間
令和5年度から令和7年度までの3年間(2023~2025年度)

目標
■早期達成を目指す目標:インバウンド消費5兆円、国内旅行消費20兆円
■2025年目標(質の向上を強調し、人数に依存しない指標を中心に設定)

主な施策
■観光地・観光産業の再生・高付加価値化
■観光DX、観光人材の育成・確保
■持続可能な観光地域づくりのための体制整備等

■コンテンツ整備、受入環境整備
■高付加価値なインバウンドの誘致
■アウトバウンド・国際相互交流の促進

■国内需要喚起
■ワーケーション、第2のふるさとづくり
■国内旅行需要の平準化

岸田首相は会議で「各大臣におかれては、ただ今了承した新たな観光立国推進基本計画に沿って、持続可能な観光地域づくり戦略、インバウンド回復戦略、国内交流拡大戦略の3つの戦略を推進してください」と述べ、「また、観光需要を効果的・持続的に根付かせるには、ビジネスや学術分野など、広い分野で取組を深化させる必要があり、地方、デジタル、環境といった切り口が重要です。こうした観点を取り入れ、今回の計画に基づいたインバウンド拡大を図る、新時代にふさわしいアクションプランを、6月の骨太方針までに、策定してください」と指示した。

【政府】スポーツ大会の汚職・談合防止に向けてマニュアルを作成 

スポーツ庁や日本オリンピック委員会のメンバーからなるプロジェクトチーム※は30日に第3回会合を開き、大規模スポーツ大会における汚職・談合事件の再発防止に向け、指針をまとめた。

※「大規模な国際又は国内競技大会の組織委員会等のガバナンス体制等の在り方検討プロジェクトチーム」

指針では11の原則が示されており、諸外国の事例調査や東京2020大会組織委員会の元職員へのヒアリング等を実施したうえで、弁護士、公認会計士、スポーツ庁や日本オリンピック委員会などからなる作業メンバーによって作成された。

大規模な国際又は国内競技大会の組織委員会等の
ガバナンス体制等の在り方に関する指針

各項目の具体的な内容については、スポーツ庁のHP内「大規模な国際又は国内競技大会の組織委員会等のガバナンス体制等の在り方に関する指針」で確認できる。

原則1 組織運営等に関する基本計画を策定し公表すべきである
原則2 適切な組織運営を確保するための役員等の体制を整備すべきである
原則3 組織運営等に必要な規程を整備すべきである
原則4 コンプライアンス委員会を設置すべきである
原則5 コンプライアンス強化のための教育を実施すべきである
原則6 法務、会計等の体制を整備すべきである
原則7 適切な情報開示を行うべきである
原則8 利益相反を適切に管理すべきである
原則9 通報制度を構築すべきである
原則 10 懲罰制度を構築すべきである
原則 11 危機管理及び不祥事対応体制を構築すべきである

 

「第895号 見本市展示会通信」発行しました

 

 

展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙「第895号 見本市展示会通信」を発行しました。

主な記事
・一面のニュース:HVAC & R JAPAN 2024 ビジネス機会の拡大目指す、危機管理・テロ対策展 出展募集を開始 東京ビッグサイト ほか
・ 新連載「米国流の展示会ビジネス実践法①」
・注目の出展者 水上オートバイ「ULTRA 160LX」(カワサキモータース)ほか
・業種別開催データ(2023年5月~10月)
・〈寄稿〉「オリンピック等大型イベント問題を考える」桜井悌司

発行について:第895号 2023年(令和5年)4月1日

☞「見本市展示会通信」の詳細はこちら

[レポート]コロナ禍からの回復とこれからの展示会のあり方 – 第13回夢メッセみやぎ講演会

みやぎ産業交流センターは3月6日、夢メッセみやぎで「第13回夢メッセみやぎ講演会」を開催した。

山口浩徳理事長

会の冒頭、山口浩徳理事長がコロナ禍を振り返り「全国のMICE施設で休館や催事の中止などによって大変厳しい運営を強いられた。夢メッセみやぎでは通信機器を整備し、オンライン開催にシフトする道もあったが、『実際に見て、触れて、五感で確かめるリアル展示会には敵わない』という主催者や出展者の声を励みに、大型施設の存在意義を信じて感染防止対策を徹底し、安全・安心な催事環境の整備に努めてきた。コロナ禍からの回復の兆しも見えてきた今こそ、復活を果たしたいという強い思いを抱いている」とあいさつした。

講演会の講師は展示会プロデューサー/デザイナーの竹村尚久氏(SUPER PENGUIN代表取締役)が務め、『出展満足度を高める「展示会デザイン」5つのポイント』をテーマに講演。年間100件の展示会ブースデザインを手掛ける中で得た知見やノウハウを披露した。

 

竹村尚久氏

竹村氏
これまでブースデザインは、会場内で並ぶ他社のブースよりも目立つための手法が取られてきた。「どんな形が目立つか」「どう来場者は動くか」という視点から生まれるデザインは、形状的な工夫でつくられるため、コストが高くなってしまう。また目立つことで集まった来場者は必ずしも見込み客とは限らないという2つの課題を抱えている。
 その課題を解決するためには、来場者の心理を軸にブースを構築すること。私はそれを「空間デザイン思考」と呼んでいる。

 

竹村氏は、自らが手掛けたブースデザイン事例やイラストを用いて、空間デザイン思考について解説する中で、出展者が満足するためのデザインにおけるポイントを以下の5つにまとめた。

1.「小間位置」を読む・・・通路のどこから来場者が流れてくるか、どの位置からブースが見えるかを知った上で、方針を決める
2.「何を扱っているか」を提示する・・・どのような言葉を用いれば、来場者に瞬時に伝わるかを考える
3.「通路際」を活用する・・・ブースレイアウトの最重要ポイントは通路際。通路際に来場者を集める
4.「滞留時間」を伸ばす・・・来場者の滞留時間を延ばす工夫によって賑わいが生まれ、さらに来場者が集まる
5.「待機方法」を工夫する・・・空間デザインは「ヒト」が中心であり、出展者の待ち方次第でより集客効果を高める