編集内容
コロナ禍の落ち込みから、ようやく回復の動きが見られた2022年の展示会業界。特集①の「BOOTH DESIGN SELECTION 2023」では、そんな展示会を彩った珠玉のブースを紹介する。特集②「展示会のプロに聞く! 出展成功のカギ」では、あらゆる立場の展示会のプロたちに、それぞれの得意分野から出展成功のためのノウハウをインタビュー。悩める出展者の課題を解決する。
XRやメタバースメディアを展開するMoguraは2023年5月30日と31日の2日間、グランキューブ大阪でXR・メタバース領域に特化したビジネス体験展示会「Meet XR 2023 関西」を開催するにあたり、協賛および出展企業の募集を開始した。後援はDBJキャピタル。
出展対象はVR・AR・MRコンテンツ制作、メタバース制作・開発、XR/メタバースソリューションサービス提供、ヘッドマウントディスプレイやスマートグラスなどのハードウェア、デジタルツイン、3Dスキャン、ハプティクス等の感覚再現など、XR・メタバースおよび関連する領域を扱う企業。
同社代表であり「Mogura VR」の編集長・久保田瞬氏は「リアルとバーチャルの融合を掲げる万博を2年後に控えている大阪に加え、西日本におけるXR・メタバースへの注目は年々急激に高まり、先進的な事例が多く創出されている。その関西エリアで、ビジネスマッチングを目的とした展示会を開催することで、同分野を支える業界企業と関心企業との接点作りをMeet XRという場を通じてサポートし、西日本におけるXR・メタバースの取組を前進させていく」と話す。
3月6日には出展検討企業向けのウェビナーも開催する。
表面被膜の研究・商品化のクリスタルプロセスは2月21日と22日に東京都立産業貿易センター浜松町館で開催された「第13回試作市場」(主催:日刊工業新聞社)で「金属鏡面形成コーティング方法」を提案した。
大がかりな設備を必要とせず鏡面メッキ被膜を施工可能で、ブースでは自動車塗装面や3Dプリンター造形物、ヘルメット、マネキンなどを展示。
特許取得の新技術により、ポリッシャーの回転で基材の表面に平滑に金属粒子を配列させ、鏡のような美しい鏡面メッキ被膜を形成する。自動車パーツやディスプレイ、展示品、試作品などに用いることを想定している。電動式またはエアー式工具と液剤・専用バフのみで施工可能で、専用のプライマーも不要。
普段あまり触れることがない非接触向けの「メッキ被膜形成セット」、DIY向けの「塗り込み専用トップコート付き」、プロ向けの「吹き付け専用トップコート付き」の3種類の販売を行っている。
食品工場設備の設計・製造・施工を行うフーズテックは2月15日から17日まで幕張メッセで開催された「第57回スーパーマーケット・トレードショー2023」(主催:全国スーパーマーケット協会)に急速液体凍結装置「SPEED FREEZER」を出展した。
マイナス35℃まで冷やした食材を浸して急速凍結させることで、食材の細胞破壊を防ぎ、流出を抑え、味・鮮度・食感・見た目を保つ。解凍後のドリップ(うま味成分の流失)がほとんどなくなり、高品質の冷凍品の提供を可能にする。
独自の技術・製法により効率的な冷却を可能としており、鮭の切り身は中心温度がマイナス18℃に達するまで15分しかかからない。また、本体はコンパクトだが凍結スペースが広いため、食材を多く入れられる。出し入れも容易で、作業効率の改善にも寄与する。
SPEED FREEZERは小型から大型、一体型、セパレートとさまざまな仕様で製作が可能となっており、あらゆる顧客のニーズに応じる。
飲食事業を展開するサンヨーフーズは、2月15日から17日まで幕張メッセで開催された「第57回スーパーマーケット・トレードショー2023」(主催:全国スーパーマーケット協会)に「レンジでチンする生ラーメン」を出展した。
創業より50年以上にわたり香川県で製麺を行ってきたノウハウを活かし、オリジナル生麵「MO麺」を開発。レンジ調理が可能なため、火を使わず、時短で美味しいラーメンを食べたいというニーズに応える。味にこだわったトンコツしょう油、屋台しょう油、味噌の3種類のスープが食欲を刺激する。
生麺特有の歯ごたえと小麦の香り、麺の滑らかさがありながら、レンジで2~3分で調理可能という手軽さが魅力。常温保存で60日間保存可能なため、麺類商品の大量陳列販売を可能とする。お総菜売場やチルド売場はもちろん、飲食店のテイクアウトの幅を広げることにもつながる。
さらに、使用するスープ、具材、麺種、パッケージの形態など要望に応じたOEM・PBにも対応する。
歯ブラシ・オーラルケア商品を企画・製造・販売するラピスは、2月15日から17日まで東京ビッグサイトで開催された「第95回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2023」(主催:ビジネスガイド社)にお米を使った環境にやさしい歯ブラシ「ECO DENT(エコデント)」を出展した。
歯ブラシハンドルは食用に適さない古米や、米菓メーカーの破砕米などをプラスチックにアップサイクルした「ライスレジン」を使用。ライスレジンを約20%混ぜることで石油系プラスチックの含有量を下げ、CO₂排出量を約20%削減可能となった。
また、独自開発した6角形のブラシ毛をスパイラル状にして植毛するなど細部にまでこだわっており、落ちにくい歯垢を絡めとる設計になっている。
ECO DENTはコンパクト、レギュラー、ラージの3種類を販売中。
SDGsへの取り組みがますます求められるようになった今、「何から手を付けたら良いかわからない」「身近なところからSDGsに取り組みたい」と考えている読者に向け、ノベルティを取り扱う各社イチオシのノベルティを紹介する。
【MOTTERU】クルリト デイリーバッグ(再生コットン)
工場で出た不要な生地を集め、リサイクルした糸を使用したエコバッグ。再生コットン素材は既に色がついた生地を使用するため、再染色の工程がなくCO2削減・節水に繋がり廃棄物の発生削減につながる。
コンビニ弁当を水平に入れることができるレジ袋型のバッグで、ランチタイムの買い出しやサブバッグに最適な商品。使わないときはくるっと折りたたんでコンパクトにできる。
杉 丸うちわ(木のうちわ)
国産杉の間伐材を使用した、SDGs活動に繋がるエコ商品。使用されている杉間伐材は、森林の生長を促すため混み合った木を間引く際に得られたもの。仰げばふわりと杉の香りを感じる。杉やひのきは定期的な間伐を行うことによって、根がしっかりはった立派な木に成長する。直接ペンで絵を描けるので、子供会・木育(森林環境教育)教材・イベント用におすすめ。
問い合わせ先 イディアス/📞0422-29-9911 WEB/「ほしい!ノベルティ」https://www.shop-stationery.com/ |
大学、医療系団体、インテリア、アパレル、建設系企業様の自社イベントや販促アイテムとして配布実績あり。ノベルティグッズ製作・販売。オフィスは東京都吉祥寺・井の頭公園近辺。
麦ファイバー カトラリーセット
本体とケースの素材に自然素材の麦と合成樹脂の一種であるABS樹脂などを使用。洗って繰り返し使える環境にやさしいカトラリーセット。
再生ポリエステル エコバッグ
100%リサイクル素材を使用したエコバッグ。本体色のカラーも選択することができ、オリジナルのプリントも可能。
問い合わせ先 マルエムPOP/📞03-5835-3725 WEB/https://www.marumpop.co.jp/ |
販促物制作・ノベルティやプロモーション支援などを通じて企業と消費者、企業と企業のコミュニケーションを促進する「お客様を第一に考えた売り場づくりのプロ集団」。
Bring リサイクルポリエステルバッグ
ファッションに関するごみは年間9,200万トン排出されているといわれており、これらの服の多くは埋立や焼却処分されている。「Bring」は日本環境設計社と連携し、服を回収して原料までリサイクルを行い、再び糸から生地を作るプロジェクト。ペットボトルを繊維に換えるリサイクルとは違い、何度でも続けられるケミカルリサイクル技術を開発。100%石油由来ポリエステルと同等品質の再生ポリエステルを製造している。写真は使わなくなった衣料品から作ったリサイクルポリエステル生地のバッグ。
問い合わせ先 三栄コーポレーション/📞03-3847-3521 WEB/https://www.sanyeicorp.com/ |
家具・家庭用品、服飾雑貨などのOEM事業、自社ブランド製品開発・販売。
アルミボトル缶ナチュラルミネラルウォーター
プラスチックごみ軽減の観点だけでなく、アルミ缶のリサイクル率は9割を超していることから、ボトルの素材をすべてアルミ製に。会議や来客時で配布してもらうことで、企業が身近な部分からSDGsに取り組めるアイテムとなっている。オリジナルデザイン缶の製造も可能で、大阪・関西万博など大型イベントでの活用も見据える。
問い合わせ先 ジャスティス/📞03-5434-1321 WEB/https://www.justice-jp.net/ |
医療系学会や企業ミーティングでの配布実績あり。清涼飲料水の卸売、プライベートブランド飲料製造委託など
ジュード製バッグ
ジュードはインドやバングラデシュなどで年に3~4回収穫でき、農薬がいらないために水を汚染しない植物からできた自然素材。また通気性が良く水分を良く吸収することから、使い心地が良い。JUNKADOではインド・コルカタに工場を持ち、ジュード製バッグのブランド「HOWRAH®」を展開しているほか、体に有害な物質を使用していないインクによるシルク印刷や、インクを使わないレーザー印刷でオリジナルのノベルティ製作にも対応する。
問い合わせ先 JUNKADO/📞06-6262-5757 WEB/https://www.junkado.jp/ |
文具や生活雑貨などの商品企画・製造販売・海外輸出入。
100% NATURAL STRAW(スギこんにゃく)
東京都立産業技術研究センターと木具定商店が共同開発研究したストロー。合成接着剤を一切使用せず、東京都檜原村の木材と群馬県の食品用こんにゃく粉を用いて作られている。1本ずつ手作りで、100%天然素材で日本国産。また耐熱性があり、100℃まで使用可。木材でありながら飲料水への色移りが少ないことも特徴となっている。同センターによるプラスチック代替素材を活用したプロジェクトの一環で開発されたもので、7月1日から受注を開始している。
問い合わせ先: 東京都立産業技術研究センター/📞03-5530-2150 WEB/https://www.iri-tokyo.jp (東京都立産業技術研究センター) |
東京都立産業技術研究センター:最先端技術開発に関わる中小企業の支援を行う公設試験研究機関。
木具定商店:江戸時代から続く折箱・御神札の既製品の製造販売。
2/20~2/26 開催の展示会
▽東京
2月21日(火)~22日(水)
東京都立産業貿易センター浜松町館
試作市場
微細・精密加工技術展
https://biz.nikkan.co.jp/eve/sb/
▽神奈川
2月23日(木)~26日(日)
パシフィコ横浜
CP+2023
https://www.cpplus.jp/
▽大阪
2月21日(火)~22日(水)
マイドームおおさか
第20回自動認識総合展・大阪
https://www.autoid-expo.com/osaka/
2月21日(火)~22日(水)
ATCホール
第20回シーフードショー大阪
https://seafoodshow-japan.com/osaka/
プラスチック射出成形の古田化成は、2月15日から17日まで東京ビッグサイトで開催された「第95回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2023」(主催:ビジネスガイド社)に「Nogakel(ノガケル)」を出展した。
ノガケルは、ポリプロピレン樹脂(PP)にセルロースファイバーを配合した環境負荷が低い材料からできている。紙の原料でもある木材パルプからつくられるセルロースファイバーを51%以上配合するノガケルは、製品表記においては「紙」として扱われる。古田化成は、石油由来であるプラスチック樹脂の使用量を削減することで、環境へ配慮した減プラスチック製品を提供する。
スプーンやフォーク、マグ、オーバルディッシュを展開。耐熱温度は110℃で食洗機でも洗え、繰り返し使うことができる。
日本政府観光局(JNTO)は2月15日、1月の訪日外客数などを発表した。
<発表の要点>
■1月の訪⽇外客数は1,497,300人(対2019年同月比55.7%)。
■クリスマス休暇等により訪⽇旅⾏需要が⾼まる12月に比べ、例年1 月は欧米市場を中心に閑散期にあたるが、旧正月等の影響もあり特に東アジア市場からの訪⽇外客数が100 万人を超え、総数では前月から10 万人を上回る実績となった。
■航空便においては増便・復便の傾向が⾒られ、新型コロナウイルス感染症拡大以前の水準に近づいている市場もいくつか⾒られるが、依然として多くの市場では回復途上にある。
●韓国は、日本側の水際規制緩和、日本各地への地方路線復便、韓国の旅行業界における訪日商品のキャンペーン、旧正月等の影響もあり訪日外客数は565,200人(対2019 年同月比72.5%)だった。
・金浦~関西間の復便、仁川-熊本間の復便などもあり、日本への直行便数は前年同月に比べ回復傾向にある。
●中国は、日本行きの海外旅行制限措置や帰国時の入国制限※1の継続、日本側の水際規制※2等があり、訪日外客数は31,200 人(対2019 年同月比 4.1%)となっている。
・天津~成田の増便などもあり、日本への直行便数は前年同月に比べ回復傾向にある。なお、日本側の航空便の運航規制※3が実施されている。
※1 中国文化旅游部より日本行きの海外旅行商品の販売禁止措置が継続されている。自国民の日本からの入国については、陰性証明書の取得が求められる。地域別訪日旅行市場の概況
※2 日本への入国については、陰性証明書の取得、入国時検査が求められる。
※3 中国と日本の間の直行便については、到着空港を成田、羽田、関西、中部の4空港に限定し、増便を行わないよう関係する航空会社に対して要請。
●台湾は、出国規制や帰国時の行動制限※等があるものの、日本と台湾双方の水際措置緩和、旧正月の影響等もあり、訪日外客数は 259,300人(対 2019 年同月比 66.9%)だった。
・高雄~成田間、高雄~関西間の増便などもあり、日本への直行便数は前年同月に比べ回復傾向にある。
※台湾における渡航警戒レベルで、渡航の是非検討等に日本が含まれている。自国民の日本からの入国については、入境後7日間の自主防疫が必要となっている。