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【展示会インタビュー】自動認識技術がIoT時代のキーとなる~第18回自動認識総合展~

logoバーコード、QRコード、Suica、クレジットカードなど、身近な生活の場に当たり前のように使われている「自動認識技術」。

1980年代に普及したバーコードは、レジや商品管理の効率化に大きく寄与し、また最近では電波を用いてRFタグのデータを非接触で識別・管理するRFIDシステムの導入がアパレル分野で進んでいるという。複数商品の情報を一括で読み取れるだけでなく、商品棚からの移動などの情報も管理できるためマーケティングへの活用も可能となる。自動認識は技術の向上はもとより、いかに応用できるかがカギとなる。003
日本自動認識システム協会(JAISA)は、自動認識技術やソリューションが一堂に介する「自動認識総合展」を9月14日から16日までの3日間、東京ビックサイトで開催する。前身の任意団体が「SCAN-TECH JAPAN」を1987年に初開催してから通算で30回目の開催となる今回のテーマは「IoT時代のテクノロジー」。

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JAISAの横田修治・常務理事

JAISAの横田修治・常務理事は「省力化・効率化のみならず、安心・安全、見える化が求められる今、自動認識技術が寄与できる部分は大きい」と話す。
今回展では、モノのインターネット「IoT」や、工業のデジタル化「インダストリー4.0」が注目を集めていることから特別セミナー「インダストリー4.0と自動認識」を開催する。海外企業の動向や日本の製造業の今後の展望のほか、パナソニックAVCネットワークス社が自社工場で実践しているIoTを活用した事例(現場改善方式と画像解析組み合わせ工場のデータ活用や、ウェアラブル端末やビーコンなど新技術を活用)を紹介する予定。

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昨年の様子

会場内は「モバイル&ウェアラブル」「画像認識」「センサネットワーク」の3つのゾーンを設置し、会場入り口付近には出展企業のパネル展示を行なう。また、同展では出展者の技術を来場事前登録時に採用。登録時に二次元シンボルが発行され、来場時にリーダー機で自動発行することで、名刺が不要になるとともにスムーズな入場が可能となる。
バーコードの普及であまり使用されなくなったOCR(光学的文字認識)は、パスポート番号を読み取ることができることから、インバウンドの増加により再び脚光を浴びているという。機器の処理能力がますます向上するなか、シーンに合わせた応用が望まれており、さまざまなソリューションが紹介される同展に注目したい。

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昨年の様子

 

展示会:「第18回自動認識総合展
併催事業:BTSpice自動認識セミナー
同時期開催展:国際物流総合展2016

 会期:2016年9月14日(水)~16日(金)
時間:午前10時~午後5時
会場:東京ビッグサイト東4ホール

アメリカ大使館が開催するイベント ~キーワードは“留学”~

top-1024x508「アメリカ留学EXPO 2016」が9月10日に、御茶ノ水ソラシティで開催される。主催はアメリカ大使館。
これは、アメリカにある約80の公私立大学などの教育機関が一堂に会す、毎年1回実施されている留学イベント。
会場では、アメリカの大学担当者・卒業生との直接相談が可能で、日本語を話せるスタッフ・卒業生も常駐しているためアメリカ留学に興味がある人ならば年齢を問わず、保護者や学校関係者なども参加できる。
会場内には、留学に必要なパンフレットや資料の設置や、アメリカ留学経験談や留学制度に関する各種セミナーが用意されている。
参加登録は、当日会場でも可能だが、スムーズに入場するためWEBサイトでの事前登録がお勧め。
そのほか、詳細はWEBサイトまで。


イベント:アメリカ留学EXPO 2016
日時:9月10日(土)12:00~18:00
会場:御茶ノ水ソラシティ カンファレンスセンター
入場料:無料(入退場自由)

≪募集情報≫空の玄関口“関西国際空港”でインバウンドの展示会 ~産業観光施設を核にFITを取り込む~

hakurankai_bosyuyokou_01「関西産業観光博覧会」が10月23日から11月21日までの期間、関西国際空港で開催される。主催は、近畿経済産業局、(独)中小企業基盤整備機構近畿本部。

これは、訪日外国人が訪れる関西国際空港で、観光客やビジネスパーソン、海外旅行業者などに対して、関西の地域資源、文化体験によるおもてなしサービス、食、伝統工芸などを展示・発信する展示会。これを通して、海外にはあまり知られていない地方への誘客やFIT(※1)の取り込みにより、さらなる消費拡大を目指す。
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また、FITを中心に体験できる施設が人気なことから、出展者の見学可能な産業施設について外国人目線での評価事業を実施し、SNSなどによる情報発信を企画している。
現在出展者を募集中で、申込締切日は9月12日まで。応募者は地方自治体が代表としてとりまとめること。出展料は無料(追加設備費などは出展者負担)となる。
そのほか、詳細はWEBサイトまで。

 

展示会:関西産業観光博覧会 in 関西国際空港
会期:2016年10月23日(日)~11月21日(月)
※オープニングセレモニーは2016年10月23日(日)
会場:関西国際空港 第1ターミナル1階・2階 イベントスペース

※1→FITとは、Foreign Independent Tourの略語。団体旅行やパッケージツアーを利用せず、個人で海外旅行に行くこと。

「第737号 見本市展示会通信」発刊しました

見本市展示会通信

展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙

「第737号 見本市展示会通信」を発行しました。

【主な記事】
1面のニュース:<建築+インテリアWEEK>住宅・建築関連の5展合同開催、<G7北九州エネルギー大臣会合>経済波及効果とパブリシティ効果の合計は約9.3億円に
第18回自動認識総合展についてJAISAの横田修治・常務理事にインタビュー
連載企画:あすへのアプローチ 渡部正隆氏・丹青ディスプレイ
海外ニュース、MICEニュース、業種別の展示会開催データほか

発行について:第737号 2016年(平成28年)9月1日

「見本市展示会通信」の詳細はこちら

≪募集情報≫熊本市が業務委託の企画提案(プロポーザル)を募集 ~新価値創造展において~

6490熊本市は、10月31日から11月2日の3日間、東京ビッグサイトで開催される「新価値創造展2016」において、ブース出展に関する業務委託の企画提案(プロポーザル)を募集している。
この展示会は、国内の中小企業が持つ優れた製品・技術・サービスが一堂に会し、ビジネスマッチングを行なうもの。
熊本市は、地場企業販路拡大支援事業であり、首都圏などにおける展示商談会に出展して、企業との商談、技術交流などを推進し、本市の地場ものづくり中小企業の販路拡大などを支援する取組みの一環として、同展に出展する。
概要は下記の通り。
そのほか、詳細についてはWEBサイトまで。

【概要】
1 業務名
「新価値創造展2016」熊本市ブース出展等業務
2 業務の内容及び期間
別添仕様書をご参照ください。
3 事業規模
総額1,200,000円以内(消費税及び地方消費税を含む)
4 参加申出書の提出期限
平成28年9月9日(金)午後5時まで

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展示会:新価値創造展2016
会期:2016年10月31日(月)~11月2日(水)
時間:午前10時~午後6時(最終日は午後5時)
会場:東京ビッグサイト

「EventBiz Vol.4」~音楽イベントが奏でる新世界~ 発刊しました

EventBiz

 

ピーオーピーは、2016年8月31日に『EventBiz』Vol.4を発刊いたしました。
『EventBiz』Vol.4のタイトルは

「音楽イベントが奏でる新世界


今回の特集は、人気と需要の伸びから注目されている音楽イベント。


“SUMMER SONIC”を通じて地域を発展させる原動力について㈱クリエイティブマンプロダクション・清水 直樹代表取締役社長×㈱幕張メッセ・児玉 賢治営業部長の対談や、映像センターによる変化するコンサートでの映像演出の役割に関する記事、屋外イベントの安全管理に欠かせない気象情報の把握について“落雷”からの安全対策を考えるフランクリン・ジャパンに話を聞くなど、さまざまな角度から着目しています。


もう1つのキーワードである集客に役立つITツールの特集では、WEBサービス、チケッティング、体験型、集客支援の4つのテーマに分けて掲載。今話題の顔認証システムやチケッティングシステム、告知ウェブサービス、体験型サービスを事例を基に紹介しています。


そのほか、話題の“Pokémon GO”に焦点を当てた記事や、展示会の総合分析・論考などの理論的な内容、ユニバーサルイベントやユニークベニューに関する記事も掲載している、気になる情報が満載の一冊です。

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海外展示会(ISE・InfoComm)視察ツアー報告会(4)
~日本映像機材レンタル協会(JVRA)~

ISE集合写真
ISE集合写真

-何事にも変えられない“体験”-

●視察ツアーを終えて

石丸  最後になりますが、みなさん今回いろいろな場所を視察されたと思います。そのなかで、今回の視察ツアーを通して感じたことがあれば教えてください。

西  今回、JVRAとして初めてISEに行くことになり、もちろん私も初めて行ったのですが、チケット手配から食事・現地での移動までフォローをして頂き、またメーカーの方には各ブースで細かい説明をして頂くなど手厚いサポートをしていただいたので、ストレスなく展示会に集中できました。もちろん会社単位で海外の展示会に行くこともありますが、JVRAで行く海外視察とは全く勉強の仕方も違うし、同業他社の方とも話ができるので、今回の視察ツアーは非常に有意義に過ごせました。InfoCommにはまだ一度も行けてないので機会があれば是非行きたいですね。

  西さんと同感です。余計なことは気にしないで展示会を見ることに集中できたことが大きかったです。海外の展示会を生で見るということは、まるでインターネットサーフィンにリアルで自分が入っていっているという感覚でした。また、本当は調べればネットに情報が出ているものでも、実際に行かないと出会えないということをISEでは体験できました。この体験ができたのも今回の視察ツアーのおかげなので、またみなさんと行きたいですね。

松沢  今日、私はスペック的なことはそこまでみなさんにお話していませんが、それは私個人の見方からだと思います。業務だからだとか、クロスレンタル専門だからといってInfoCommに参加することに少し尻込みしている方もいるのかなと感じますが、今回のような視察ツアーは自分の見方を勉強するという良い機会だと思います。また、機材の展示会というのはメーカーの方が自分たちの製品を一番良い状態で私たちに見せてくれる機会だと思っているので、写真を通してではなく、現地に行って、現地の空気に触れ、いろいろな会社さんの方たちとも触れ合って、自分の目で見るということを体感してほしいと思いました。

石丸  ありがとうございました。

InfoComm集合写真
InfoComm集合写真

 

 

(掲載誌:平成28年8月31日発行 EventBiz vol.4

←その3

 ◆JVR座談会アーカイブス

第1回 ビジュアル空間をつくるプロフェッショナルのシゴト
第2回 ~プロが語る仕事の舞台ウラ
第3回 観客を魅了するステージ演出の舞台ウラ
第4回 日本全国で活躍するJVR協会の仲間たち
【座談会】イベント・ステージ業界で活躍する女性たちの仕事

海外展示会(ISE・InfoComm)視察ツアー報告会(2)
~日本映像機材レンタル協会(JVRA)~

●両展示会で注目だった有機EL

LG
LGの有機EL

石丸  今回両展示会で注目を浴びていた有機ELについてどう思いましたか。

 LGの有機ELはグニャリと曲がっていて、こんなに薄いのに両面でできるのかと驚きました。やはり、展示会などでお客様に前からも後ろからも訴求できるという市場ニーズは高いと感じました。ただ、この薄さなので堅牢性などを気にすると、実際に現場で設置するときはかなり大変だろうなとも思いました。

石丸  このLGの有機ELは、約7mmの厚さで両面に映像が表示されているのですが、液晶と違い有機物をガラスや曲がったものに蒸着させ、そこに電気を流して発光するものなので非常に薄いサイズで作ることができるのですが、原さんがおっしゃったように堅牢性に欠けるところがあるのも確かです。僕らが使うときにはこの部分が課題になりますが、現在有機ELは非常に注目度が高いので、従来僕らができなかったハードのソリューションとしてはとても興味深いなと思いました。

西  有機ELは焼付けしやすいところがありますよね。ですので、デジタルサイネージにはあまり向いてないと言う話を聞きます。今後の検証が必要です。

松沢  有機ELをレンタルの面で考えると、管理も取り扱いも大変ですが、一番怖いのは西さんも言っていましたが焼付けですね。レンタルをする上で、もし前日とかに焼付けが見つかった場合どのように対応すればいいのかなど不安な面はあります。ただ、有機ELはいつまで見ていても飽きないくらい本当に画質が綺麗ですよね。お客様もこれは惹かれるなというのはよくわかります。

石丸  そうですね。ちなみに他に面 白かった製品はありましたか。

西  私が興味を持ったのは58:9 のウルトラストレッチサイネージ ですね。細い部分が349mmなので300mmのトラスにちょうど隠せるように使えます。サインや看板として非常に効果的だと思いました。最近は4:3や16:9など固定概念の製品が多いので、こういう製品が出るとワクワクしますし、映像展示の方法や表現の仕方が大きく変わるなと言う印象を受けました。

  私は透明タイプの有機ELが今回のISEで最も驚きました。従来の透過液晶などはバックライトが光っていないとだめというところがありましたから、自発光かつ透明で後ろにあるものも見えるようになったというのは、とても革新的でしたし、この透明タイプの有機ELとタッチパネルを組み合わせた演出など、いろいろな演出の仕方を考えてお客様に提案できると思いました。

【写真D】ミラーモニター
ミラータイプの有機EL

松沢  私はサムスンのブースにあったミラータイプの有機ELです。これは単純に本当に綺麗でした。写真を撮影したのですが、自分がその写真に写りこんでしまっているのに気付くのを忘れてしまうくらい綺麗でした。(笑)

 

 

 

←その1  その3→

◆JVR座談会アーカイブス

第1回 ビジュアル空間をつくるプロフェッショナルのシゴト
第2回 ~プロが語る仕事の舞台ウラ
第3回 観客を魅了するステージ演出の舞台ウラ
第4回 日本全国で活躍するJVR協会の仲間たち
【座談会】イベント・ステージ業界で活躍する女性たちの仕事

海外展示会(ISE・InfoComm)視察ツアー報告会(3)
~日本映像機材レンタル協会(JVRA)~

●LEDディスプレイ

LEYARD
54インチのLEDディスプレイ(レイヤードブース)
LEYARDシンプルな制御構成
シンプルな制御構成


石丸
  LEDについてですが、レイヤードのブースでは54インチのLEDディスプレイを64台積んでいましたが、これはシンプルでよかったですね。

 私もこれは綺麗だなと思いました。最近は、組み上げ時間の短さ、床に対する荷重もかからないものが多いので、セミナーなどもプロジェ クターじゃなくLEDディスプレイを使うことが増えています。

西  ただ、これはHDMIのケーブルで繋がっているというものだったし、背面を見るとLEDディスプレイというよりマルチモニターに近いですよね。

石丸  私個人としては現実的にこれが実現するかは別として、こういうシンプルな構造体のものが順次出てきているのはとても楽しみです。

 

-展示会場以外でもLEDの魅力に触れる-

●ロサンゼルス空港にもLEDディスプレイ

石丸  ここで展示会以外の話になりますが、ロサンゼルスの空港はエレベーターがLEDになっていて、ディスプレイそのものが造形物になっているということがとても印象的でした。

松沢  そうですね。ロサンゼルスの空港以外の市内やホテルの周りまで本当にLEDだらけで、こんなに日本と違うのかというのがとても印象的でした。また、綺麗な上にすべて連動して映像が流れるようになっていて面白かったです。規模もかなりのもので、写真も引いて撮れないくらいでした。

フリーモント・ストリート
フレモント・ストリートで開催しているLEDを使った演出

石丸  他にも、ラスベガスのダウンタウンにあるフレモント・ストリート・エクスペリエンスで開催しているLEDを大量に使った演出もすごかったですね。400メートルくらいLEDパネルを並べ、21時から毎時1時間で24時まで演出をしているのですが、すごい迫力でした。やはりこういう大きな映像は、その場に行かないと本当の迫力は体感できないですね。ちなみに過去から日本でやっている類似したLEDのイベントは、これを参考に見てやりたいというのが多いです。

西  私は一度も行ったことがないのでわからないですが、実際に目で見て体験することで、お客様にリアルな体験を伝えることができるので次回は是非行きたいですね。

←その2  その4→

◆JVR座談会アーカイブス

第1回 ビジュアル空間をつくるプロフェッショナルのシゴト
第2回 ~プロが語る仕事の舞台ウラ
第3回 観客を魅了するステージ演出の舞台ウラ
第4回 日本全国で活躍するJVR協会の仲間たち
【座談会】イベント・ステージ業界で活躍する女性たちの仕事

海外展示会(ISE・InfoComm)視察ツアー報告会
~日本映像機材レンタル協会(JVRA)~

日本映像機材レンタル協会(JVRA)は7月22日、ホテルイースト21東京で「平成28年度業務担当責任者会議」を開催し、同協会に属する全国のレンタル企業から、イベントなどの現場で映像機器を設置・操作する実務者が一堂に会した。シーマ常務取締役の石丸隆氏がコーディネーターとなり、今年のJVRA 視察ツアー 2016(ISE・InfoComm)に参加した3名をパネリストに迎え、視察ツアーの報告会をパネルディスカッションで行なった。そこで、それぞれが視察ツアーで感じたことをエピソード事例も含めてまとめ、紹介する。

  ISE…Integrated  Systems Europe

今回の視察目的:最新 AVC 関連商材の今後の需要動向と情報収集

-ISE と InfoComm から 最近の動向を探る-

●プロジェクター

石丸  最初に、プロジェクターやその周辺の動向についてですが、ソニーやパナソニックのブースもそうでしたが、中型機や大型機のプロジェクターに超短焦点レンズがよく付くようになってきましたね。

【写真α】ソニーブース
ソニーブース

西  ソニーのブースは天井面に四角のパネルが凄い枚数で天井に吊ってあり、プロジェクターがその横に宙吊りになっているという感じでした。ブースの天井のほとんどがこの四角いパネルで埋まっているため、プロジェクターが“どこにあるの?”と言う設置方法になるので、非常に面白い演出効果があるなと思うと同時に、アイディア次第で展示の方法は大きく変わると感じました。

【写真β】パナソニックステージ内設置型
パナソニックブース

 パナソニックは、ステージの中に超短焦点レンズを付けた大型プロジェクターが埋め込められているブースになっていましたが、最初に見たときに“床の開口部にダンサーが落ちたらどうしよう”という心配をしました。実際に多く のブースの超短焦点を見て、投影面が風で揺れやすいスクリーン、布などを使った場合、超短焦点レンズだとすごい波をうってしまうので、私としては提案時の注意が必要だと思いました。

石丸  なるほど。ちなみにレンタル機材の扱いをしていて超短焦点レンズはよく使われますか。

松沢  私の感想としては、超短焦点レンズをレンタル品として持っている会社さんはまだ少ないです。レンタルではまだそこまで普及していないと思いますし、実際にみなさんも探すのは大変なのではないでしょうか。私たちも超短焦点は小型のタイプのプロジェクターは持っていますが、大型のところまではまだ手が出せていません。

 

 その2→

◆JVR座談会アーカイブス

第1回 ビジュアル空間をつくるプロフェッショナルのシゴト
第2回 ~プロが語る仕事の舞台ウラ
第3回 観客を魅了するステージ演出の舞台ウラ
第4回 日本全国で活躍するJVR協会の仲間たち
【座談会】イベント・ステージ業界で活躍する女性たちの仕事