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働き方改革・体験談「育休復帰に当たり在宅勤務を社内で制度化」#4

最後に、当日の参加者から寄せられたアンケートを一部紹介する。


・大友さんのお話は体験に基づきとてもわかり易かったです。時間が短かったと感じたくらいです(製造業・人事)

 

・社員の本音の部分が聞けた気がします(卸売小売業・人事)

 

・女性社員として、復帰後の勤務制度は重要な案件であるため、興味深い講演でした(食品製造業・人事)

 

・現在産休・育休を取る予定の社員がおります。在宅勤務が業務上難しいかと思いますが、先輩ママさんとの意見交換等、ママカフェは実施してみたいなと思いました(医療機器製造業・人事)

 

・大友様の現場レベルのお話に、たいへん共感できました。社内スタッフにも聞いてもらいたい内容でした(卸売小売業・人事)

 

・男性の自分にとって、働く女性の気持ちが切実に伝わりました。違った視線で人事業務に取り組めるようになると思います(建設業・人事)

 

(アンケート提供、協力:ZeeMユーザー会

 

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「第761号 見本市展示会通信」発刊しました

見本市展示会通信

展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙
「第761号 見本市展示会通信」を発行しました。

【主な記事】
1面のニュース:ギフト・ショーWEEK秋2017 日本最大から世界最大へ 〈インタビュー〉日本スペシャルティコーヒー協会 ほか
〈MICEプラス〉ユニークベニューの利用促進に向けて視察会実施・・・(2面)
〈出展社に聞く!〉「バルーン工房 バルーン宇宙葬の会」・・・(7面)
〈出展社に聞く!〉「アトムサポート」・・・(8面)
実践MICE講座 第6回 日本コンベンションサービス(株)MCI-JCS Japan 小川原桜子氏・・・(2面)
業種別開催データ(2017年10月~2018年3月)<消費財関連>・・・(3~5面)

発行について:第761号 2017年(平成29年)9月1日

☞「見本市展示会通信」の詳細はこちら

MICEビジネスを創造する「EventBiz Vol.8」 スポーツとイベント これからのカタチ 発行しました

EventBiz

ピーオーピーは、2017年8月30日に『EventBiz』Vol.8を発刊いたしました。
『EventBiz』Vol.8のタイトルは

「スポーツとイベント これからのカタチ」

スポーツの産業化の動きは加速している。行政はスポーツ庁を筆頭に数値目標が掲げられ、そこへ向かって走り始めている。民間企業もビジネスチャンスを掴むため、何かしらの取り組みをはじめている。スポーツとイベントから見えてくる新たな動きを追った。
そのほか、MICE特集や、展示会の総合分析・論考などの理論的な内容、東京2020に向けた動きに関する記事も掲載した。

購入はこちらまで!

働き方改革・体験談「育休復帰に当たり在宅勤務を社内で制度化」#1

8月25日、東京・ベルサール六本木コンファレンスセンターで第6回目となる「ZeeMユーザー会・総会」が開催された。ZeeMはクレオが開発、販売を行う会計・人事給与システム。

MICE業界では国際会議などを手がける日本コンベンションサービスが導入しており、同会第2部の合同セッション「働き方改革の切り札?!テレワークの有効性と可能性を考える!」では、同社国際会議部の大友眞生氏が働き方に関する招待講演を行った。下記に概略を紹介する。

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大友眞生氏

出産前、大友氏は責任も仕事量も多い国際会議ディレクターという仕事に大きなやりがいを感じていた。幸い、仕事に割ける時間も無制限にあった。そんな大友氏が産休・育休を取得したのが2014年1月のこと。

1年2カ月にわたる休暇を終え、仕事に復帰することとなった大友氏だが、胸中には以前と同じく国際会議ディレクターとして働きたいという強い思いがあった。

それまで国際会議ディレクターとして復帰した社員はあまりいなかったが、個人の裁量が大きく出張先での仕事も多いことから、在宅勤務は可能であるはずとも考えた。

育児と仕事の両立に一抹の不安を覚えながらも、人事に在宅勤務可能な制度を検討してほしいと相談。結果として無事に理解を得ることができ、晴れて「ママディレクター第一号」となったのである。

 

こうして大友氏はママディレクターとして順風満帆な滑り出しを見せるかのように思われた。だが、その矢先に想定外の事態が起きてしまう。

 

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働き方改革・体験談「育休復帰に当たり在宅勤務を社内で制度化」#2

大友氏にとって想定外だった出来事は3つ。

まず、子供が待機児童となってしまったこと。区の待機児童専用グループ保育施設に入ってどうにか復帰するが、延長保育ができない、給食がない、通常よりも迎えの時間が早いなど制限は多かった。

また、今までの仕事のスタイルを変えることも容易ではなく、在宅勤務も思うようにいかなかった。

さらに、ひとたび子供が病気をすれば仕事の時間は減り、予定通り進まなくなってしまう。

大友氏のなかにある「仕事も育児も自分がやりたい」という強い思いが空回ってしまった結果だった。

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そんな悩みを抱えながらもなんとか仕事をこなし、数カ月が過ぎた。

あるとき、子連れで神戸まで出張しなければならなくなってしまう。それも1日や2日ではない。チームと調整し、夫や実家の母親の助力を得て、なんとか仕事を滞りなくこなそうとするも、出発日に子供が発熱してしまうという予想外のトラブルに見舞われる。現場入りは1日遅れとなった。

同僚や家族、周囲へ負担をかけてしまったことを悔いる大友氏。胸に「今までの働き方では無理だ。働き方を変える必要がある」という思いが飛来する。

 

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働き方改革・体験談「育休復帰に当たり在宅勤務を社内で制度化」#3

働き方を変える決意をした大友氏。自身の制約を受け入れ、チーム制を確立し、役割をシフトするようにした。今まで自分がしていた仕事を他者に振るということに、ジレンマもあった。しかし、チームでの動きを俯瞰してみているうちに、仕事を任せることが若手社員の自立や育成にもつながるということに気づいた。

今日ではチーム制は大分浸透した。また、同社では社員のさまざまな働き方への理解促進・風土づくりのため「ママカフェ」や「家族参観日」を設けるほか、部門を交えたワークショップの開催により部門毎の課題や特性に応じた施策を実施する、個人デスク中心だったオフィスレイアウトを変更し、共有スペースを増やし手軽に打ち合わせを行うことで業務効率をアップするなど、働き方改善に向けたさまざまな取り組みに挑戦している。

今年5月には「女性活躍推進法」に基づく認定マーク「えるぼし」の最上位をPCOとして初めて取得するという快挙も成し遂げた。

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講演の最後、大友氏は在宅勤務をするうえで「仕事はやり過ぎない、やらなさ過ぎない」、そして「仕事も育児もできる限りちゃんとする」ことが大事だと語り、締めくくった。

 

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第84回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2017 LIFE×DESIGN 初日レポート【展示会レポート】

本日8月30日、東京ビッグサイトで「第84回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2017 LIFE×DESIGN」の開会式が行われ、Gift Show Week秋がスタートした。

開会式のようす
芳賀信享 社長

この展示会は「暮らしとデザイン」に特化した専門展で、会場内にはオシャレな照明や素材の良さを生かした雑貨、デザイナーによるこだわりの食器、インテリアなどが並ぶ。

開会式の開会宣言で、主催者であるビジネスガイド社の芳賀信享社長は「秋開催の中では過去最大の開催となり、今回展は8つカテゴリーで構成しました。暮らしからデザインをテーマに展開し、土曜開催はギフト・ショーの長い歴史の中でも初めての試みとなります。新たなイノベーションを促すためにも、ビジネス機会の創出を目指し、日本から世界へ情報発信していきたい」と意気込みを語った。

台湾ブースにて

 

LIFE×DESIGNを構成するエリア

■「ACTIVE DESIGN&CRAFT FAIR」、「ACTIVE CREATORS」

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コンセプトゾーン「ACTIVE CREATORS」をはじめとして新進気鋭のプロダクトデザイナー、ファッションデザイナー、雑貨アーティスト、クラフトマン、デザインディレクターなどが集まる。

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このエリア内に展示されている「パイプロイド」は慣れた人なら10分程度、初めての人でも30分以内でかわいらしいペーパークラフトだ。のりを使わないので、作品の関節が動き、作ったあとも楽しめそうだ。

 

■「NIPPON BRAND FAIR」

日本の伝統文化の趣を取り込んだ食器や雑貨が並ぶ。

このエリアからリズミカルな音がしたので向かってみると、「東京手仕事」というブースに辿り着いた。漆塗りの照明や、シックなデザインの三味線、見たことない文様の切子細工のグラスなどの奥で、職人さんが鉄を叩いていた。伝統工芸品の深い味わいにデザイナーの視点が加わることで、新しい風合いが生まれる。その上品な世界観に注目だ。

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■「SOZAI展」

日本の伝統の知恵や経験から生まれた技を今に活かす素材を中心に、技術を提案・発信するエリア。出展者と来場者で活発なコミュニケーションが図られており、常に多くの来場者がブース内に集まっていた。

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他にもたくさんのこだわりのエリアが来場者を迎えてくれる。同展はパブリックデーを含め2日まで。是非デザインとライフスタイルの最新情報を会場でゲットして欲しい。

「RIGGING MOVER MINI」レンタル開始 ~ヒビノ

ヒビノは8月21日より、車載型LEDディスプレイシステム「RIGGING MOVER MINI(リギングムーバーミニ)」のレンタルを開始した。

リギングムーバーミニは、360度回転できる203インチ(W4,480mm×H2,560mm/アスペクト比16:9)の全天候型LEDスクリーンを搭載しており、屋外でのスポーツ大会のライブ映像表示やパブリックビューイングでも使用が可能だ。輝度は5,000cd/㎡。
また、1台に架台や電源、映像・音響システムなどを備え、大がかりな舞台や外部電源を必要としないため、設置・撤去時間の短縮や運営コストの削減も期待できる。

牽引車を切り離すことができるため、狭い場所でも設置可能。
牽引車を切り離すことができるため、狭い場所でも設置可能。

海外展示会(ISE・InfoComm)視察ツアー報告会2017
~日本映像機材レンタル協会(JVRA)~(2)

石丸 隆 氏 ㈱シーマ 常務取締役 参加ツアー:ISE2017、InfoComm2017
石丸 隆
㈱シーマ 常務取締役
参加ツアー:ISE2017、InfoComm2017

《プロジェクターの技術革新》

私が注目したのは、動いている人物に対して高速で映像が追従していくというパナソニックのHIGH-SPEED TRACKING AND PROJECTIONMAPPINGです。この技術自体は以前からありましたが、ここまで正確に映像がついていけるものはありませんでした。ここまで正確性が向上した理由は、これまで赤外線カメラをパソコンに繋いで映像を流していたものを、プロジェクターに直接赤外線カメラの位置情報を入れるように改造したことで動く形状をよりリアルタイムで追従できるようになったからです。このような技術革新によって、私たちが新たなサービスを提供できる可能性が広がるということを感じることができたことが非常に良かったです。

竹内 透 氏 ㈱教映社 イベントシステム事業部 営業1課 主任 参加ツアー:InfoComm2017
竹内 透
㈱教映社
イベントシステム事業部 営業1課 主任
参加ツアー:InfoComm2017

 

《時代に逆行する

     ディスプレイシステム》

気になったのはBREAKFASTのFlip-Disc Display Systemです。この製品は、表が黒で裏が白のチップを磁石の力でひっくり返して絵を作るという高精細が当たり前になってきた時代を逆行するような製品ですが、逆にそれが面白いなと思いました。スクリーンの下に付いているカメラを使ってインタラクティブなコンテンツをスクリーン上に流すことができるほか、天気予報やSNSの情報なども自由に流すことができるので、工夫次第で面白いことができると思いました。

菊地 利之 氏 ヒビノ㈱ ヒビノビジュアルDiv.業務部 部長 参加ツアー:ISE2017、InfoComm2017
菊地 利之
ヒビノ㈱
ヒビノビジュアルDiv.業務部 部長
参加ツアー:ISE2017、InfoComm2017

 

《プロペラLED、

  映像が空中に浮いて見える》

竹内さん同様、Flip-Disc Displayはアナログ感がたまらなく大変面白いと思いましたが、Kino-moのHypervisionも負けてません。LEDのついた羽のようなプロペラを高速で回転させることで40インチくらいの映像が浮かび上がるという意外性のある製品です。不思議と本当に空中に映像が浮かび上がっているように見えます。3Dホログラムのひとつなのだと思いますが複雑なことはしてないのですが、ずっと見てしまう楽しさがあります。

 

 

(左:ISE2017集合写真 右:InfoComm2017集合写真)

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(掲載誌:平成29年8月30日発行 EventBiz vol.8

◆JVR座談会アーカイブス

第1回 ビジュアル空間をつくるプロフェッショナルのシゴト
第2回 ~プロが語る仕事の舞台ウラ
第3回 観客を魅了するステージ演出の舞台ウラ
第4回 日本全国で活躍するJVR協会の仲間たち
第5回 イベント・ステージ業界で活躍する女性たちの仕事
【パネルディスカッション】海外展示会(ISE・InfoComm)視察ツアー報告会2016
第6回 映像演出の世界で輝く女性たち~女性が活躍できる場を目指して

海外展示会(ISE・InfoComm)視察ツアー報告会2017
~日本映像機材レンタル協会(JVRA)~

日本映像機材レンタル協会(JVRA)は7月21日、ホテルイースト21東京で「平成29年度業務担当責任者会議」を開催し、今年のJVRA視察ツアー2017(ISE・InfoComm)の参加者を集めた報告会をパネルディスカッションで行った。パネルディスカッションでは、シーマ・石丸隆氏がコーディネーター、ヒビノ・菊地利之氏がサポートとなり、視察ツアーに参加した4名をパネリストに迎えた。そこで、それぞれが今回の視察ツアーで一番気になった製品をピックアップし、紹介する。(製品名をクリックすると写真が見れます)

ISE(Integrated Systems Europe)はオランダ、InfoCommはアメリカで開催される業界最大級の業務用AV機器の展示会


樋口 研 氏 ヒビノメディアテクニカル㈱ EC事業部 映像システム部 主任 参加ツアー:ISE2017
樋口 研
ヒビノメディアテクニカル㈱
EC事業部 映像システム部 主任
参加ツアー:ISE2017

 

《4Kまで対応するIP送受信機》

私はIPの伝送とかに興味があったのでAV over IPの4Kまで対応するIP送受信機のDVIGEAR DisplayNetという製品に注目しました。送信機や受信機とコントロールサーバーをハブに繋いで、WEBベースにアクセスしてソフトウェアの制御によってマルチビューでシームレスに切り替えが可能な製品でした。
IPの技術を使えばコストを抑えられることができるので、他にも低価格のものなど手軽に使える製品が多く見られました。

 

田上 春晃 氏 ㈱西日本シネ用品 営業制作部 課長 参加ツアー:ISE2017
田上 春晃
㈱西日本シネ用品 営業制作部 課長
参加ツアー:ISE2017

 

《ブースの見せ方に圧倒される》

LGの曲線の有機ELディスプレイ86インチのウルトラストレッチモニターが個人的には面白いと思いました。ただ、それよりもLGブースの規模の大きさに圧倒され・展示機器の見せ方に驚かされました。人間の生活に関わる映像が全てタッチパネルで制御できるような近未来の世界を動画サイトで見ることがありますが、それをまさに現実にしようとしているLGのパワーにすごさを感じました。

 

占部 吉直 氏 ㈱光響社 営業部 係長 参加ツアー:InfoComm2017
占部 吉直
㈱光響社 営業部 係長
参加ツアー:InfoComm2017

 

《超高精細のLEDパネル》

ソニーのクリスタルLEDパネルが非常に綺麗でした。LEDなのか分からないくらい高精細で、視野角も180度と発表されていましたが横から見ても映像がしっかり見えるくらい綺麗な出方をしていました。現状、この製品をレンタルで使うことは難しいですが、他のLEDに関しても年々ピッチが細かくなってきているので、購入するときに何を買うべきなのか本当に迷ってしまいます。

 

 

 

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第1回 ビジュアル空間をつくるプロフェッショナルのシゴト
第2回 ~プロが語る仕事の舞台ウラ
第3回 観客を魅了するステージ演出の舞台ウラ
第4回 日本全国で活躍するJVR協会の仲間たち
第5回 イベント・ステージ業界で活躍する女性たちの仕事
【パネルディスカッション】海外展示会(ISE・InfoComm)視察ツアー報告会2016
第6回 映像演出の世界で輝く女性たち~女性が活躍できる場を目指して