OPEN FUTUREをコンセプトに未来の生活を感じるコンテンツで来場者100万人を目指す第46回東京モーターショー2019。その模様を複数に分けてレポートする。
前回レポートした「FUTURE EXPO」は今年のモーターショーのコンセプト”OPEN FUTURE”をより色濃く見せた企画だったが、車ファンが最も期待するであろう自動車産業メーカーのブースもまた「この自動車が、このテクノロジーが未来の生活をこうします」と直感的に伝えるような演出が多く見受けられた。それらの多くはモビリティに乗ったときに流れる未来の街の景色を映像で流し、体験者や来場者に没入感を与えていた。
ディスプレイ、VR、マッピングを活用した展示をいくつか紹介する。
ディスプレイ

車型のプロモーションスペースを設ける出展者は多く、中にはウィンドウ部分をディスプレイにして走行中をイメージさせる企業もあった。車型の体験スペースはインパクトがあるものの乗車人数が限られるという特徴がある。工夫が見えたのは三菱電機ブースだった。車型スペースを大型ディスプレイの中に埋め込むように配置。未来の街の映像を映すことで車内に入った人だけでなく、ブース付近の来場者にもモビリティのある暮らしをイメージさせる作りとなっていた。


また運転席を設けディスプレイを配置する企業も多く見受けられた。多くはハンドル付きで実際の運転をイメージできるような仕様となっており、より没入感を高めるために視野角に複数のディスプレイを設置する企業もあった。
[supsystic-slider id=6 position=”center”]VR(バーチャル・リアリティ)
視覚的に高い没入感を得ることができるVRを活用する企業も目立った。日立オートモーティブシステムのブースでは”VRTheater”と称し複数人で自動運転の走行シーンを体感できる体験コーナーを設け、来場者にも体験者のが見ている世界を伝えるように通路に向けディスプレイを設置した。

マッピング

筆者が特に印象に残っているブースがマッピングを使ったレクサスブースだ。レクサスのLCを展示した「Time in Design」と名付けられたシアターでは様々な景色や時間帯のなかでLCが見せる表情を表現している。マッピングされた映像は走行中に”ボディに映る景色”。車体の形状にそって映し出された夕日や木陰、街頭などが美しく印象的だった。










FUTURE EXPOの入口は未来感・SF感あふれる真っ白な作りで、通路を抜けるとバーチャルキャラクターが質問などに答えるバーチャルトークが来場者を迎える。取材時も子どもたちが群がり、キャラクターとの会話を楽しんでいた。












メイン会場となる東京ビッグサイトでは24日に開会式が実施され、主催である日本自動車工業会の豊田章男会長が挨拶。日本各地に被害をもたらした台風19号の被災者へのお見舞いの言葉を述べ「停電中はEV車をはじめとする電動自動車が役に立てたことが認識できた。被災地の一刻の早い復旧に向けて、引き続き取り組みを進めていきたい」と続けた。
総裁の瑤子女王殿下は大役でプレッシャーを感じているという開会式での挨拶やテープカットについて「今日視察を終えて自分の部屋でへこむのか、小さなガッツポーズが出来るのか今から不安を感じております」とユーモアを交えて述べられ、さらに「運転する回数がすくないにも関わらずゴールド免許になってしまいました。運転しなければと思っているのですが女王という立場柄、運転中護衛官や警視庁から見守られる体制です。何かあっては申し訳ない、では済まされないので日々乗るタイミングも迷っています。今の話を聞いて私一人で運転できるいいスペースをお持ちのメーカーの方がいらっしゃいましたらお声をかけていただけたらと思います」と続け、参加者の笑いを誘った。
同じく開会式に参加した小池百合子東京都知事は
場所はお台場「夢の大橋」上空(青海有明間のシンボルプロムナード公園内)。開催日時は10月24日から27日の4日間で、時間は18:30から19:00を予定。特別観覧エリアは整理券制とし、当日分を14時と17時以降の2回に分けて夢の広場で配布予定となっている。※天候等の事情により、中止または開始時間の変更の可能性あり。

同イベントの発起人・青木昭夫氏(MIRU DESIGN代表取締役)は「今回のフェア特徴はエリア拡大のほか、女性の活躍が挙げられる。また15カ国からアーティストが参加し、より国際的なイベントになっている。見て楽しみながら、生涯ともに暮らすパートナーにしたいと思うような作品を探して欲しい」と話す。















開会式で来賓の対日貿易投資交流促進協会・樋口勉氏は「近年、ネットを活用した販売促進の普及により、オムニチャネル化が進んでいる。販促にネットを利用することは当たり前となっており、その先の差別化や新規顧客開拓のためには、体験の場としてデザインされたリアルな店舗が必要。今回、販促の原点回帰でもある“ネットを超越する、リアル販売戦略”というテーマは、時宜を得たもの」とショーへの期待を述べた。
