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EventBiz vol.31「イベントのDX化とハイブリッド/オンラインイベント」

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編集内容

イベント業界でもDXの導入が進んでいる。業務のIT化はもちろん、コロナ禍で最初はリアルイベントの代替として注目されたオンラインイベントも、実績を重ねるなかで長所と短所が明らかになり、現在は使い分けやハイブリッドでの活用が進むなど、新たなフェーズを迎えている。これまでできなかったデータの活用やDXによるイベントの準備・運営の効率化など、進化していくイベントの現在と未来を特集する。特集②では、地域のMICEに焦点を当て、最新情報を掲載する。

特集① イベントのDX化とハイブリッド/オンラインイベント

進化し続けるハイブリッドイベントで世界に感動を グローバルプロデュース
案件ごとの収支管理に特化したシステムを開発 シービーティー
イベントの成長戦略を再考する ホットスケープ
集客力減とコスト高騰を救う オンラインの企画と技術 シーマ
リアルとバーチャルが溶け合う新スタジオ「Studio Vbe」開設 アートビークルー
変化に対応することが歓迎の心を表すこと 赤坂インターシティコンファレンス
集客力と魅力を最大化するリアルイベントのオンライン活用アイデア タケナカ
ハイブリッド化により更なる飛躍を遂げる「東京ゲームショウ」 コンピュータエンターテインメント協会
ハイブリッドでイベントの魅力を広く伝える SXSW Japan Office
リアルとオンラインの両軸でイベントを進化させる「eventos」 bravesoft
データドリブンと工数削減でビジネスイベントの効果を最大化 EventHub
ハイクオリティな3DCG 技術で体験価値を上げる SoVeC
DXで主催社・来場者・出展社すべてに価値の高いイベント開催を スプラシア
主催者の負担を減らし「会いたい人に会える」イベントを実現する ストラーツ
データ分析で成果を「見える化」。人員やスタジオまで支援 ブイキューブ
BtoBビジネスにメタバース空間のコミュニケーションを活かす ジクウ

特集②未来へ羽ばたく神戸MICE
コロナ禍を乗り越えさらに輝く神戸MICEの魅力 神戸観光局
神戸の新たな魅力を放つアリーナが2025年4月に誕生 One Bright KOBE


判型:A4判
ページ数:88
ページ(予定)
定価:2,200円(税込・
1冊)+送料 /  8,800円(税込・年間)
全国有力書店で販売。また、小社からの発送も行っております。
※上部の購入ボタンよりご予約を受け付けております。
お問合せは(株)ピーオーピー 出版企画室(TEL: 03-5687-6841、FAX: 03-5687-6845)

 

【レポート】東京ビッグサイトで「自治体総合フェア2023」「企業立地フェア2023」が開催

5月17日から19日、東京ビッグサイト西3ホールで、自治体・行政に関する総合展示会「自治体総合フェア2023」と、地方創生・企業誘致のための展示会「企業立地フェア2023」が開催された。

「自治体総合フェア」は、自治体経営の革新を推進するとともに、地域住民が真に豊かさを実感できる魅力ある地域社会の実現を図ることを目的とした、「自治体」をテーマにした展示会。

出展ゾーンは(1)ICTゾーン(2)防災・災害対策ゾーン(3)アウトソーシングゾーン(4)住民サービス向上ゾーン、出展コーナーは(1)自治体DXコーナー(2)子育て・教育コーナーに分けられた。

「企業立地フェア」は、企業立地促進法(現改正法:地域未来投資促進法)が成立した翌2008年から「企業誘致フェア」として開催を開始した展示会。最適な立地やビジネス環境を提供する自治体が出展した。

「自治体総合フェア」の来場者は9,973名、「企業立地フェア」の来場者は1,809名だった。

主催は一般社団法人日本経営協会。

2024年は5月15日から17日、東京ビッグサイト西3ホールで開催予定だ。

13のワールドプレミアが横浜に 人とくるまのテクノロジー展 2023 YOKOHAMA

人とくるまのテクノロジー展 2022 YOKOHAMAの様子

自動車技術会は、5月24日から26日の3日間、パシフィコ横浜で「人とくるまのテクノロジー展 2023 YOKOHAMA」を、さらに5月17日から6月7日までオンライン上で「ONLINE STAGE1」を開催する。

自動車技術会展示会企画会議幹事の山本一哉氏

「人とくるまのテクノロジー展 」は自動車技術の専門展示会で、5月の横浜開催のほかに、7月5日から7日にAichiSkyExpoで名古屋展を行う。

横浜・名古屋共通のテーマは「英知を集結しよう!カーボンニュートラル、その先の循環型社会へ」。5月8日に行われた記者会見では、自動車技術会展示会企画会議幹事の山本一哉氏が「カーボンニュートラルを実現するために、これまでの資源発掘、製造、廃棄というリニア型から循環型社会への転換が必要。カーボンニュートラルも循環型社会も、一つの企業では達成できない。企業、産業の枠を超えて、バリューチェーン一体となって進めなければ実現できない。今回の企画展示では、そのような課題を投げかけて社会全体で考えたいというメッセージを込めているので、参加者には感じ取ってほしい」と語った。

事務局の湯川正史次長

横浜展のテーマは「循環型社会実現に向け、自動車を構成する部品(資源)もサステナブルに!」で、山本氏は「自動車は1万点以上の部品から構成される。それを循環する技術やプラスチックに代用されるバイオマス由来の再生可能資源を併催企画で展示する予定」と述べた。

続いて事務局の湯川正史次長による開催概要の説明が行われた。リアル開催が30回目となる今回の横浜展は、499社が1,115小間の規模で出展し、来場者数は4万人を目標に掲げる。さらに初出展は16社。また13のワールドプレミア、21の日本初公開の製品・サービスが出展予定。実地開催が4年ぶりとなるカンファレンスは83セッションをオンラインも併用するハイブリッド形式で行う。

人とくるまのテクノロジー展 2022 YOKOHAMAの様子

 

【JNTOデータ】4月の訪日外客数は2019年比66% 個人旅⾏の再開以降で最高

日本政府観光局(JNTO)は5月17日、4月の訪日外客数などを発表した。

<発表の要点>

●桜シーズンによる訪日需要の高まりなどが影響し、4月の訪⽇外客数は2019年同月比66.6%の1,949,100 人となり、前月に引き続き昨年10月の個人旅⾏再開以降で最高を更新した

●地域別では、東アジア地域において夏ダイヤに合わせた航空便の増便・復便を背景に、訪日外客数の堅調な回復が⾒られたこと、東南アジア地域、欧米豪地域においても祝祭⽇による旅⾏需要の高まりがあったことが訪⽇外客数の押上げ要因となった。なお、国際線定期便に関しては、コロナ禍前の約 6 割まで運航便数が回復している。

韓国は、旅行のオフシーズンを迎えたものの、日本側の水際規制緩和、日本各地への地方路線復便の回復等の影響もあり、訪日外客数は 467,000人(対 2019 年同月比 82.4%)であった。
仁川~福岡間の増便などもあり、日本への直行便数は前年同月に比べ回復傾向にある。

中国は、日本行きの海外旅行制限措置※1や帰国時の入国制限※2の継続、日本側の水際規制※3等があるものの、労働節の影響等もあり、訪日外客数は 108,300人(対 2019 年同月比 14.9%)となっている。
※1 中国文化旅游部より日本行きの海外旅行商品の販売禁止措置が継続されている。
※2 自国民の日本からの入国については、陰性証明書の取得が求められる。(4 月29日より自主的な抗原検査へ置き換えられた。)
※3 日本への入国については、直行便で入国した者に対するサンプル検査が行われている。(4 月29日で終了)

米国は、帰国時の行動制限※の継続等があるものの、日本の水際規制緩和、桜シーズンによる訪日需要の高まり、イースター休暇等の影響もあり、訪日外客数は183,900人(対2019年同月比 108.0%)であった。
※自国民の日本からの入国については、入国後、3~5 日以内の検査等が推奨されている。

今週の展示会スケジュール(5/22~5/28)

5/22~5/28 開催の展示会

▽千葉

5月24日(水)~26日(金)
幕張メッセ
第5回建設・測量生産性向上展
https://cspi-expo.com/

▽東京

5月24日(水)~26日(金)
東京ビッグサイト
ワイヤレスジャパン2023
ワイヤレス・テクノロジー・パーク(WTP) 2023
https://www8.ric.co.jp/expo/wj/

5月24日(水)~26日(金)
東京ビッグサイト
2023NEW環境展/2023地球温暖化防止展

5月25日(木)~26日(金)
東京ビッグサイト
住まい・建築・不動産の総合展 BREX 2023
住宅ビジネスフェア
非住宅 木造建築フェア
賃貸マンション・アパートEXPO
マンション総合EXPO 2023
・住まいのワークスペース展
・マンション管理組合サポート展(同展示会のみ~27日(土) )

5月25日(木)~26日(金)
東京ビッグサイト
第3回 デジタル化・DX推進展 ODEX
自治体デジタル化 支援EXPO 2023
セールス高度化・効率化EXPO 2023
社内業務効率化EXPO 2023
新しい働き方EXPO 2023

5月25日(木)~26日(金)
東京都立産業貿易センター台東館
第105回東京レザーフェア

▽神奈川

5月24日(水)~26日(金)
パシフィコ横浜
人とくるまのテクノロジー展2023 YOKOHAMA

▽石川

5月26日(金)~27日(土)
石川県産業展示館
第38回いしかわ情報システムフェア「e-messe kanazawa 2023」

▽愛知

5月25日(木)~27日(土)
名古屋市中小企業振興会館
ウェルフェア2023~福祉・医療・健康の総合展~

▽大阪

5月24日(水)~26日(金)
インテックス大阪
JECA FAIR 2023 ~第71回電設工業展~

▽兵庫

5月24日(水)~25日(木)
神戸国際展示場
2023秋冬 日本グランドシューズコレクション&全国サンダルフェア

▽愛媛

5月25日(木)~27日(土)
テクスポート今治ほか
バリシップ2023

▽福岡

5月24日(水)~26日(金)
西日本総合展示場新館
第33回西日本食品産業創造展’23

▽熊本

5月24日(水)~26日(金)
グランメッセ熊本
九州 農業Week
第1回 九州 農業資材EXPO
第1回 九州 スマート農業EXPO
第1回 九州 畜産資材EXPO

【フォトレポート】有明GIM-EX(ジメックス)

手前に見える待機場兼来場者用臨時駐車場はおよそ320台を収容する。関係者向け駐車場はおよそ55台収容。
世界最大級という約90mのアーチ形屋根とすり鉢状の観客席の名残である逆台形が目を引く。
入り口は東西にあり1階共用部(写真)直線上に2か所。
展示スペースおよそ9,400㎡、天井高はおよそ20m。
キャットウォーク部分から吊り天井装飾も可能。
2階のデッキ床面には桜チップを利用。またデッキから見える北側エリア(写真右手)は海浜公園として今年度中に整備予定。木をふんだんに使った点が評価され、前身の「有明体操競技場」は日本木材青壮年団体連合会が主催する「第23回木材活用コンクール」の優秀賞(林野庁長官賞)に選ばれている。
観客席に使われていた木材は、館内のベンチとして再利用。
主催者控室としても利用可能な2階部分。デッキに出ることができる。
「有明体操競技場」は12,000人を収容する、すり鉢状の観客席が3階から1階にかけて整備されていた。今回は改装工事で観客席を取り払い、展示スペースおよそ9,400㎡を整備した。
東側の入り口に置かれた、ムラールと呼ばれるモニュメント。東京2020大会期間中にはパラリンピック選手村に設置され、大会に参加した選手等が、障害者の権利推進と持続可能な共生社会実現への願いを込めてサインをした。

 

 

小池都知事「展示会場として新たな未来が出会う場に」 有明GIM-EX(ジメックス)開業

「有明GIM-EX(ジメックス)」の開業式典が5月18日に実施された。有明ジメックスは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会で使用された有明体操場の後利用として、東京都が都内中小企業振興のために展示場として整備した。運営は東京ビッグサイトが行う。

テープカットの模様。小池百合子東京都知事(左から4人目)のほか、東京ビッグサイトの石原清次代表取締役社長(左から1人目)も参列。
小池都知事

式典でははじめに小池百合子東京都知事が登壇し、東京2020大会を振り返りながら「体操やボッチャの競技場として使われていたこの会場で、日本代表が8つのメダルを取った。輝かしい成果が残されている場。大会のレガシーであり、展示会場として新たな未来が出会う場になってほしい」と門出を祝った。またエネルギー問題や原材料費高騰など、企業を取り巻く現状について触れ「産業基盤を支える中小企業が活力を取り戻すこと、持続的な成長をとげることが重要。そして展示会はeコマースやDXなど変化が起きている。そのような動きを取り入れながら相乗効果を発揮することで、リアル展示会は一層重要な役割を担ってくる。東京ビッグサイトと一体的な活用して、産業の振興を図っていきたい」と続けた。

三宅都議会議長

東京都議会の三宅しげき議長も「企業は多くの課題に直面している。新型コロナが5類になった今、経済を回復させていく取組みが一層重要だ。東京の経済の持続的な成長の基板である中小企業の発展に資する施設が開業するのは意義深いこと。販路開拓に必要なリアル展示会の場を提供することにより、中小企業の持つ魅力とポテンシャルをより多くの人に伝えたい」と語った。

東京2020大会で整備された有明体操競技場は12,000人を収容する、すり鉢状の観客席が3階から1階にかけて整備されていた。今回は改装工事で観客席を取り払い、展示スペースおよそ9,400㎡を整備した。

GYM-EX(ジメックス)は、体操を示すGymnasticsと展示会を示すExhibitionを組み合わせたもの。担当者によると、周辺エリアに有明アリーナをはじめとするスポーツやライブ会場があることから、「展示会」のニーズを中心に対応するという。予約や問い合わせも増えており、5月25日には板金東京大会を開催するとのこと。

世界最大級という約90mのアーチ形屋根とすり鉢状の観客席の名残である逆台形が目を引く外観。小池都知事は「木材をふんだんに使った温かみのある施設になった。愛されるスペースになってほしい」と語った。

 

今週の展示会スケジュール(5/15~5/21)

5/15~5/21 開催の展示会

▽北海道

5月19日(金)
北海道経済センター
海外ビジネスEXPO(北海道)
https://www.digima-japan.com/expo/

▽東京

5月15日(月)~17日(水)
東京ビッグサイト
ビューティーワールド ジャパン 東京/東京ネイルフォーラム

5月17日(水)~18日(木)
東京都立産業貿易センター浜松町館
BAMBOO EXPO 19
https://bamboo-expo.jp/

5月17日(水)~19日(金)
東京ビッグサイト
自治体総合フェア2023

5月17日(水)~19日(金)
東京ビッグサイト
企業立地フェア2023

5月17日(水)~19日(金)
東京ビッグサイト
ifia JAPAN 2023
HFE JAPAN 2023

▽石川

5月18日(木)~20日(土)
石川県産業展示館
MEX金沢2023

▽愛知

5月18日(木)~19日(金)
ポートメッセなごや
エクステリア&ガーデンフェア名古屋2023

▽大阪

5月17日(水)~19日(金)
インテックス大阪
[関西]高機能素材Week
第11回[関西]フィルムテック ジャパン
第11回[関西]プラスチック ジャパン
第10回[関西]メタル ジャパン
第8回[関西]セラミックス ジャパン
第7回[関西]接着・接合EXPO
第6回[関西]塗料・塗装設備展
第3回[関西]サステナブルマテリアル展
第3回[関西]Photonix

▽神戸

5月18日(木)~20日(土)
神戸国際展示場
第27回神戸 国際宝飾展

【レポート】東京ビッグサイトで『 総務・人事・経理Week 春』が開催

5月10日(水)から5月12日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて「第19回 [東京] 総務・人事・経理Week 春」が開催された。

主催はRX Japan株式会社。

約500社が出展し、総務・人事・経理・法務・広報・経営者などが来場する同展示会は9つの専門展で構成され、バックオフィス向けのあらゆる製品・サービスが一堂に出展していた。

< 構成展示会 >

・オフィス防災 EXPO ・総務サービス EXPO

・会計・財務 EXPO  ・働き方改革 EXPO

・福利厚生 EXPO   ・HR EXPO(人事労務・教育・採用)

・法務・知財 EXPO  ・PR EXPO(広報・IR支援/ブランディング/デジタルPR)

・健康経営 EXPO

【詳細】博報堂が再発防止策を公表【五輪談合】

5月11日、博報堂DYホールディングスは、特別検証委員会による報告書を、当社取締役会へ報告したと公表した。

博報堂DYホールディングスは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における各テストイベント計画立案等業務委託契約等に関し、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いがあるとして、株式会社博報堂、また博報堂DYメディアパートナーズの社員が公正取引委員会から告発され、東京地方検察庁より起訴された事態を受け、独立社外取締役を委員長とする特別検証委員会を2023年3月7日に設置し、再発防止に向けた検討を重ねてきた。

特別検証委員会から提出された調査報告書の提言要旨

1. 特別検証委員会の構成委員長:
弁護士 松田 昇(当社独立社外取締役、元最高検刑事部長)
委 員:弁護士 上田 廣一(株式会社博報堂 独立社外監査役 元東京高等検察庁検事長)
委 員:弁護士 菊地 伸(当社独立社外監査役 外苑法律事務所)

2. 再発防止策の提言の要旨

(1) 代表取締役社長からのメッセージ発出

株式会社博報堂及び株式会社博報堂 DY メディアパートナーズの各代表取締役社長から、社内外に対し以下を概要とするメッセージを発出する。

① 一切の事業活動において、独占禁止法を含む法令遵守を徹底すること。

② 独占禁止法違反行為の内容及びリスクの高さを把握した上で、適正な事業活動を行い、疑わしい行為をしないこと。

③ 法令違反行為に対して会社として今後一層厳正に対処すること。

(2) CRO の設置チーフ・リスク・オフィサー(CRO)の設置を実行する。

(3) 役職員に対する研修の実施役職員に対し、独占禁止法に関連した研修を定期的かつ継続的に実施する。

① 役員研修役員に対し、外部専門家による独占禁止法遵守に関する研修を実施する。

② 従業員等研修管理職、管理部長その他従業員及び子会社役員に対する階層別の定例研修、及び全社員を対象とする研修において、それぞれ独占禁止法に関する研修項目を追加する。

③ 入社時研修新入社員及び中間入社社員に対する入社時研修において、独占禁止法に関する研修項目を追加する。

(4) 独占禁止法の禁止事項等をまとめた事例集の作成及び配布独占禁止法違反となる行為や違反が疑われる行為等の具体的事例をまとめた事例集を作成し、役職員に配布する。

(5) 社内規程等の整備
① 就業規則就業規則に独占禁止法違反行為が懲戒理由となることを明記する。
② グループ行動指針グループ行動指針について、独占禁止法違反に関する記載を補完し、独占禁止法違反行為や違反が疑われる行為が重大な行動指針違反であることを明確に示す。

(6) 独占禁止法遵守の観点からの定期的な監査・モニタリング
① 監査等独占禁止法の観点での監査・モニタリング等の実施や、対象とする部門選定基準の見直し等を実行する。
② 内部通報制度の周知等内部通報窓口の存在及び独占禁止法違反行為も通報対象である旨を改めて周知し、通報意識を高める。
③ 社内リニエンシー制度の検討独占禁止法違反行為の実行者・関係者に自主申告を促し、違反行為の早期発見に資するため、違反行為を自主申告したことを懲戒処分において考慮する制度の構築を実行する。

(7) 社内ルールの策定入札案件を可視化し、独占禁止法違反行為や違反が疑われる行為をさせない仕組みを構築するため、入札案件について以下のような社内ルールを策定する。

① 入札案件の社内届出
② 競争事業者との接触の制限等
③ 競争事業者との個別案件に関する情報交換の禁止
④ 入札案件に適用する特別な業務フロー

(8) 大規模イベントにおけるガバナンスの強化大規模イベントについては、特に以下の方法によりガバナンスの強化を図ることを実行する。

① プロジェクトに法務部門担当者の参加を義務付けること。
② ①に対応するため法務部門の充実、強化を図ること。
③ 大規模イベントの入札、受注について取締役会の報告事項とすること。

(9) 海外子会社対応
海外子会社においても、各国の法制等について情報収集するとともに、研修、社内規程の整備、内部通報制度の充実等の施策を実行する。