大和市が開催〜プロが伝える展示会出展セミナー

12月12日、神奈川県の大和市生涯学習センターで、「展示会出展セミナー」が開催された。主催は、大和市・市民経済部 産業活性課。

大和市では、『工業技術研修』として、中小企業者や商店経営者を対象に、技術開発能力や経営能力の向上を目的とした事業を行なっているが、本年度は、『展示会出展セミナー』と題し、顧客獲得や販路拡大のため、展示会等に出展する企業者を対象に、出展を成功に導くノウハウを提供。こうした内容では、初めての実施となる。

講師にワンプロモーション(株)代表の櫛間一緒氏を迎え、約1時間半の講義となった。

櫛間氏は、神奈川県相模原市の出身。地域密着をコンセプトに、200ブースを超える企業の展示会出展サポートしており、地元相模原市でも講演をするなど出展初心者向けセミナーにも多くの実績をもつ。

講演はじめに櫛間氏は「今年も多くの出展をサポートさせていただき、『展示会を通して新たなお客さま・販路を獲得したい』との思いが年々強くなってきていることを実感した1年だった。われわれサポートする側も、お客さま以上の真剣さをもって出展の効果を高めるために支援していかなくてはとの思いを新たにしている。今回の講義内容を参考に、効果的なプランを立て出展し、展示会で必ず結果をもって帰っていただきたいと思います」と、これから出展を控える企業の担当者らを後押しした。

講義は、展示会の開催状況、展示会に何が期待できるのか、出展効果を高めるポイント、ブースプラン、会期中の運営、出展後のフォローの6点を中心に展開。たとえばブースプランでは誘目性のあるカラーをチャートで示しわかりやすく解説した後に、実際に展示会現場で採用された例を写真で示すなど、これまでの実経験を踏まえ、具体的な内容でノウハウを提供した。

質疑応答では、「3m×3mの1小間ブースで3小間出展する場合のアテンド要員の最適人数は?」、「共同出展を考えているが、展示物の陳列方法で良い方法を教えてほしい」、「ブース運営に人手を割けないが、効果的な方法は?」など、次々と出展に関する疑問が飛び交い、櫛間氏は講演同様、これまでサポートしてきた企業の例を引き合いに丁寧に回答した。

講義終了後には、参加者は個別の質問をもって長い列をつくっていた。

来年2月20日には、大和市・海老名市・座間市・綾瀬市の県央4市らが主催する「第5回県央ものづくり交流会」が開催され、4市にある企業が自社の技術や製品をPRする。セミナーを企画した大和市は、初めて出展する企業もあり、今回はプロに陳列の仕方や手法を学ぶ機会を設け、より効果的に展示会を活用してほしい、と話す。