座談会 MICEで日本をリードする九州3都市の挑戦 福岡市、北九州市、熊本市

4.将来を見据えて
―今、盛り上がる九州ですが、皆さんの取組みを通じてメッセージをお願いします

髙橋 これまで熊本市にはなかった施設が誕生しますので、MICE誘致の呼び水となり、熊本の開催件数が増えれば良いなと思います。
また、新しいMICE施設の意義を市民の方々にご理解いただき、MICEが熊本に来ることによってどれだけの経済波及効果があるかということを市民向けに適切に情報提供していきたいです。
今後、MICE受け入れの協力体制を築き上げていくことが熊本MICEの発展の肝になると思いますので、ここに力を注いで、1件でも多く熊本市へのMICE誘致に尽力したいと思います。

古賀 誘致部門、事業部門、観光部門という三位一体の部門が同一組織にあり、そこを職員がローテーションしながら経験値を積んでいき、事業の採算性を学んでいる。これは北九州観光コンベンション協会の強みではないかと思います。
ですから自主事業を運営しながらMICEを誘致し、そのローテーションの中で人材育成をすすめて新しい事業展開を図る。このような展開が今後の事業モデルとなると考えています。

中野 福岡市の施策とともに九州がアジアのリーダーとなるべく、経済、観光、文化の一体的振興により、福岡市の活力と魅力にあふれる都市づくりに少しでも貢献できれば良いな、と思います。

―ありがとうございました