オンライン・ハイブリッドイベントを含めた幅広いイベント対象に募集を開始 第7回JACEイベントアワード

日本イベント産業振興協会(JACE)は、「第7回JACEイベントアワード」のエントリー受付を開始した。このアワードは2020年1月1日から12月31日の期間内に終了した国内外のイベントを対象に募集を行い、イベント開催による経済波及効果、地域への集客・交流人口の増加、海外に日本の魅力をPRする効果、今後のイベントに影響する技術や創造性といった観点から評価、顕彰するもの。

イベント業界は2019年のラグビーワールドカップの成功で勢いづいていたものの、新型コロナウイルスの感染拡大により状況が一変した。東京オリンピック・パラリンピックをはじめ多くのイベントが延期・中止せざるを得なくなり、業界全体が大きな打撃を受けることとなった。とはいえ、こうした厳しい現状が続く中でも、安全に配慮しながらも楽しめるイベントや、デジタルと融合した新しい体験も生まれつつある。

JACEはアワードを実施することでニューノーマル時代でも社会の原動力となりうるイベントを全国に発信するため、公共イベントや企業イベント、市民イベント、学生が主催したイベントなど幅広い分野からイベントを募集。オンラインとリアルのハイブリッドイベント、オンラインのみのイベントも応募の対象となっている。

「TOKYOMOTORSHOW2019 FUTURE DRONEENTERTAINMENT”CONTACT”」

前回、最優秀賞・経済産業大臣賞(日本イベント大賞)を受賞したのは「TOKYOMOTORSHOW2019 FUTURE DRONEENTERTAINMENT”CONTACT”」。500機のドローンと3Dサウンド、レーザー、ライティングなどで演出したショーで、東京モーターショーのオープニングを飾ったイベント。

イベントプロフェッショナル賞は愛媛県・新居浜市、西条市、四国中央市の行政や関係団体、住民が協力して行う地域振興イベント「東予東部圏域振興イベント(えひめさんさん物語)」のプログラムのひとつである「アーティストinファクトリー」が受賞。アーティストが一定期間ものづくり企業の工場に滞在し、その工場の新しい発見となるような作品を制作するというもの。

さらに「ラグビーワールドカップ2019」が特別賞を獲得。日本チームの活躍、組織委員会の運営、各イベント会社のプロモーションにより社会現象を巻き起こし、2019年を代表するイベントとなった。関連事業や運営・制作関係者すべてが受賞対象となっている。
エントリーはアワード公式ホームページの専用フォームまたはEメール・郵送で受け付けている。

◆第7回JACEイベントアワード 募集要項

応募対象
2020年1月1日〜2020年12月31日の期間内に終了した国内外のイベント。公共イベント、企業イベント、市民イベント、学園祭や地域イベントなど学生が主催したイベント。演出、運営などの個別分野、イベントにまつわる人や事柄も応募の対象とする。
オンラインとリアルのハイブリッドイベント、オンラインのみでのイベントも対象に含む。

賞の種類・各賞の表彰
・最優秀賞 経済産業大臣(日本イベント大賞)
1作品、賞金30万円。優秀賞の中から選考委員の投票により選定する。
・優秀賞(部門賞)
5〜7作品、賞金各10万円。選考委員会により選定され、イベントの持つ特性や時代を反映したテーマに合わせて設定する。
・イベントプロフェッショナル賞
1作品、賞金30万円。優秀賞(部門賞)から、イベント業務管理士(約2,400名)がWEB投票で選定する。
JACEイベントアワード表彰式で、各優秀賞(部門賞)に対して、主催者・制作者を対象にトロフィーと表彰状、賞金を贈呈。入賞作品が他薦の場合は、推薦者に金一封を贈呈。
最優秀賞・経済産業大臣賞(日本イベント大賞)」と「イベントプロフェッショナル賞」は、JACEイベントアワード表彰式当日に発表し、受賞したイベントの主催者・制作者を対象にトロフィーと表彰状・賞金を贈呈。

応募の形式
・自薦方式(イベント主催者、制作者などの関係者が自ら応募)
・他薦方式(JACE会員企業及びイベント業務管理士が、自ら制作に関わっていないイベントやイベントにまつわる人や事柄を推薦)

応募方法
・ホームページからの応募JACEホームページ上の「第7回JACEイベントアワードエントリーページ」に直接入力。
・Eメールでの応募
JACEホームページからエントリーシートをダウンロードし、Eメールで資料を提出。送信できない場合、郵送も可。2021年3月9日(火)必着。