2：2021年の新提案 <注目のサービス・製品紹介>
建材・装飾材の廃番品専門ＥＣサイト「フォーアース」
丹青社は、建材・装飾材の廃番品を扱うＥＣサイト「フォーアース」の運用を開始した。床材や壁紙、シート、タイル、照明器具などの各メーカーと協力し、技術の進歩やトレンドの変化によって販売中止となった製品を再び商流に乗せ、広く活用を促すことで、産業廃棄物の発生抑制やＣＯ２排出量の削減につなげる考え。取扱製品は一般販売価格よりも低価格で提供される。
今後は取扱メーカー数や商品数の拡大に加え、廃番品を使用したオリジナル商品の開発やＳＤＧｓのコンサルティングを行う。
新プロモーションサービス「リアル＆オンライン展示会」
フジヤは展示会のリアル開催を推進するための新たなプロモーションサービス「リアル＆オンライン展示会」を展開している。３月開催の「大阪ＭＩＣＥ安全対策推進ＥＸＰＯ」に出展し、リアル＆オンライン展示会のモデルケースを提示した。会場であるインテックス大阪では、３つの“ない”をテーマに自社ブースを設計・演出。来場者が対面しない展示パネル、登壇者が密にならないステージ演、印刷物に触らない資料ダウンロードなどを打ち出すとともに、感染防止を強化する入場システムや抗ウイルス部材なども展示した。ステージでのトークセッションでは、近隣のホテルにサテライトスタジオを設け、登壇者がリモートで出演（下写真）。ブース内のステージとつないで、リアル＆オンラインのセッションを実践した。オンライン会場として位置づけた特設サイトではセッションの模様をライブ配信するなど、ハイブリッド展示会モデルを実演した。今回の出展を指揮した小林良英執行役員は「今回の実践により、企業ショールームを活用する商品紹介や商談など新たなハイブリッド開催への選択肢を実感できた」とオンライン活用の利点を強調。また「一方で、フジヤの軸はあくまでもリアル。オンラインの活用をフックに実会場での安心安全策を強化しながら、リアルでしかできないことを追求していきたい（小林氏）」と今後の意気込みを語った。
リアルタイム・プロジェクションマッピング演出
シムディレクトとタケナカは、笠間芸術の森公園（茨城・笠間市）のスケートパーク開業に合わせて３月20日に開催された「アクションスポーツアートフェス２０２１」で、ナイトショーの映像演出を手掛けた。
５万ルーメンのパナソニック製プロジェクター「ＰＴ―ＲＱ５０ＫＪ」３台を使用し、横幅36ｍ・奥行21ｍのスケートパークにプロジェクションマッピングを投影し会場を盛り上げた。
また、今回はリアルタイムトラッキング技術を導入し、スケートボーダーやＢＭＸパフォーマーがパーク内を滑走する動きに合わせて映像や照明が変化する演出を行った。トラッキングセンサーは「ＢＬＡＣＫ ＴＲＡＸ」を使用。プロデューサーの濱田汐音氏は「リアルタイムで演出が変わるため、会場のパフォーマーたちと一緒にコンテンツをつくっているような一体感が生まれた。使用したＢＬＡＣＫ ＴＲＡＸは小型でパフォーマーへの負荷が少なく、動きのあるスポーツイベントを演出する上で相性が良い。さらに、例えば観客側にもセンサーを取り付けたアイテムを使用してもらうことで、よりイマーシブな（没入感のある）アトラクションを制作することも可能だ」とコメントした。
「Ｒａｙオンラインイベント管理システム」 とリアルタイムＡＲ表示システム「ＬＡＲＯ」
レイは「Ｒａｙ オンラインイベント管理システム」および「ＬＡＲＯ（Ｌｉｖｅ ＡＲ Ｏｎｌｉｎｅ）」の提供を開始した。
「Ｒａｙ オンラインイベント管理システム」は、“ニューノーマル”に対応したオンラインイベント・ウェビナーの制作運営を支援し、主催者、参加者、事務局の“三位一体”のビジネスコミュニケーションを活性化させるシステムサービス。カンファレンス等での活用を想定し、シンプルなインターフェイスが特徴。主催者・事務局は参加者一人一人のマイページを通じて、個別のお知らせやオンラインミーティングの招待を送るなど、会期前から会議後まで、セグメントされたコミュニケーションを簡単に行える。また、主催者・事務局はセッションタイムテーブル等を簡単に作成でき、参加者はブラウザ上で一元的に登録や視聴が可能だ。
「ＬＡＲＯ（ＬｉｖｅＡＲ Ｏｎｌｉｎｅ）」は、簡単操作でライブ配信中の映像にリアルタイムでＡＲを表示できる、レイの独自開発システム。クリックするだけで配信映像の、好きな位置に好きなタイミングでＣＧを表示できる（例えばオンライン発表会の配信中に、発表者のかざした手の上に新製品のＣＧを載せるなど）。プリセットされた数十種類のＣＧ（汎用エフェクト）が用意されているほか、オリジナルでＣＧを制作して使用することも可能。ビデオカメラの映像出力をＨＤＭＩ経由で「ＬＡＲＯ」がインストールされた制御用ＰＣに入力して使用する。
イベント業界向けコミュニティアプリ 「ＥＶＥＮＴＯＲＳ」
イベント企画・制作などを手掛けるジーダブリューシーは、イベント・エンタメ業界向けコミュニティプリ「ＥＶＥＮＴＯＲＳ（イベンターズ）」をリリースした。ユーザー同士の交流やユーザーと企業のビジネスマッチングを促すためのツールとして、イベンターズの登録アカウント取得やイベント告知、求人募集の掲載といった基本的な機能は無料で利用できる。求人情報の上位表示やユーザーへ直接コンタクトするなどのオプション機能を利用する場合は有料となる。
前身であるＷＥＢ版プラットフォーム「ＥＶＥＮＴＯＲＳ ＪＡＰＡＮ（イベンターズジャパン）」の課題や問題点を改良し、さらにコロナ禍で予定していたアプリ化のタイミングを早めた。新たに個人から発信できる機能を追加し、コミュニケーション機能を強化。突発的な人材調達にも低コストで対応する。
山田元気社長は開発の背景を「ＩＴ業界や広告業界でクリエイティブな職種の人たちにはスポットが当たりやすい一方で、イベント業界では目立たない。その理由は社会的地位が低いからなのか、代えがきくと思われているからなのかは分からないが、大きな違和感を持っていた。そのような思いから、業界に関わるあらゆる働き方をする個人にフォーカスしたサービスをつくりたかった。ユーザーが業界内のタテ・ヨコ・ナナメにネットワークを広げていく中で個人の持つスキルや課題を補完しあい、今よりもっと業界全体が盛り上がるきっかけになってほしい。我々は業界の縁の下の力持ちになりたい」と語った。
ヒビノ
1.56㎜ピッチの超高精細LED「Ruby1.5F」
500㎜×500㎜×71㎜（W×H×D）／panel
LEDは1010 flip chipを採用
スタック、リギングどちらにも対応
引き締まった黒に加え、カラースペースが広いため表現できる色の幅が広く、再現度が高いリアルで深みのある映像を映し出すことが可能です。
小さなスクリーンでも高精細な画面を構成可能なため、テレビやスタジオなどで背景やセットの一部としても効果的に使用いただけます。
博展
展示会パッケージブースオンライン販売サービス「パケテン」
500種類のレイアウトから選択できる
価格は11万円～（シンプルプラン・コンパクト）
ブースはリサイクル部材を使用
「パケテン」は、小規模出展向け展示会パッケージブースのオンライン販売サービスです。決済まですべてオンラインで完結するため、短納期でご提供が可能です。最短5分で見積もり作成ができ、いつでもどこでもご注文できます。
経験豊富な展示会のプロが出展を徹底サポートしますので、安心してご利用いただけます。展示会業界50年の実績を誇る博展だからこそできるサービスで、あらゆるご出展社様に提供します。
ムラック
空間3D撮影サービス（ Matterport）
３D化された施設情報を身近な情報端末で遠隔地からでも閲覧できる
施設全体を俯瞰で見渡す「ドールハウスビュー」に切り替え可能（下写真）
価格は、日中撮影で約15万円、夜間撮影で約20万円（撮影面積500㎡以内の場合）
施設の内部を特殊なカメラを用いて撮影し、簡単にホテル・イベント会場・展示場などをデジタル空間に再現。利用者はWebブラウザやVRを使用して、３D空間を360°自由に移動したり、見渡すことができます。外出せずに現地に行ったかのような情報量を安全にPRする事が可能な、非接触型のサービスです。
テルミック
早押しクイズ10
テルミックはテレビのクイズ番組の電飾や機構を長年手掛けており、市販の玩具と違う耐久性が高い本格仕様
早押しスイッチは最大10個まで接続可能。スピーカー内蔵で、音声出力付き（LINE OUT RCA端子）
オプションで、延長ケーブルや効果音の変更にも対応可能
シンプルな早押しクイズシステムです。誰もがテレビで見たことのあるおなじみのゲームシステムで、パーティ、宴会、学園祭などのクイズ大会を盛り上げる必須アイテム。
スイッチが押されると、早押し音が鳴り回転灯が点灯。司会者は手元スイッチで、正解音と不正解音を鳴らすことができます。
ローザ
サーモグラフィカメラ（ RSC-S1000）
検温誤差±0.3度、業界最高値の検温精度。独自に開発した赤外線熱カメラ制御ソフトウェアを使用可能
高い映像処理能力を有し、複数名を同時に検知
業界最軽量・高いデザイン性（カメラ本体サイズ 95㎜×88㎜×40㎜）
高感度サーモグラフィカメラを活用した、体表温度感知システムです。エントランスなどでの異常発熱者を効率的にスクリーニングできます。
顔追跡アルゴリズムにより、赤外線熱カメラの画角内に写っている顔を瞬時に自動認識。 認識された顔のみを測定対象とし、表面温度を自動検出します。
