ドバイ万博開幕1カ月前を迎え、日本館の詳細を発表

梶山弘志経産相

日本政府は今年10月1日から来年3月31日までアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイで開催される「2020年ドバイ国際博覧会(ドバイ万博)」への日本館出展に向けた準備を進めている。開幕1カ月前を迎えるにあたり、日本館の最新情報を発表した。

9月1日に行われた記者発表会の場で、梶山弘志経産相は「ドバイ万博はUAE建国50周年に開催される中東地域初の大型万博であり、150カ国以上が参加し、過去最大級の万博となる見込みだ」と発言。日本館では大阪・関西地域の魅力を発信するとともに、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に向けた地球規模の課題解決を提唱。半年の会期中に世界に日本の魅力を伝え、国際的プレゼンス向上につなげる。

ドバイ万博日本館では、「Where ideas meet アイディアの出会い」というテーマのもと、多様な出会いから新しいアイディアが生まれ、未来がよりよい方向に変わりゆくことを最新の映像表現・空間演出で体験できる。来館者一人一人のアクションを喚起し、次期登録博覧会である大阪・関西万博へとメッセージをつなげていく。

新型コロナウイルスの影響によって物理的な往来が制限されるなか、現地の会場に来館する人だけではなく、世界中に日本館のコンテンツを届け、日本館がめざすアクションに参加できる方法を検討してきた。このたび「バーチャル日本館」として、デジタルならではの体験性を持った「道」「循環」という2つの特設ウェブサイトを開設することを発表。10月1日より公開する予定。また、日本など遠く離れた場所からアバター(分身ロボット)を操作することで日本館にいるかのような体験ができる「avatarin(アバターイン)」によるイベントも会期中に計画している。

「ドバイ万博日本館レストラン」では回転すし「スシロー」が中東に初出店。世界中からの来場者に日本のすしの魅力を伝える。ムスリムにも安心して楽しんでいただけるよう、食材は全てハラルのものを使用する。

会期中、各参加国の参加を称えるナショナルデーが催されるが、「ジャパンデー」では、会場全体で日本に関連する行催事が行われる。ステージでは、音楽家 渋谷慶一郎による、アンドロイドと高野山に伝わる仏教音楽の声明、UAE現地オーケストラとのコラボレーションによる新作アンドロイド・オペラを上演。また、同ステージ後半では、松竹制作による祝賀舞踊を日本舞踊家 花柳寿楽らにより披露し、日本の伝統美でジャパンデーを盛り上げる。