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インテリアライフスタイル開催 什器やVMDなど展示会と店舗の親和性に注目した特別企画も

インテリア・デザイン商材の総合展示会「インテリアライフスタイル2019」が7月17日から19日までの3日間、東京ビッグサイトで開催された。主催はメッセフランクフルト ジャパン。

西1~3ホールとアトリウムで開催され、受付後すぐに来場者の目に飛び込むアトリウムではグッドデザイン賞の審査委員を務めた経歴を持つmethodの山田遊氏が率いるディレクションチームがプロデュースした特別企画を展開した。

オリジナルロゴのポテトチップスも登場

特別企画のテーマは「THE CORNER SHOP-How to make a market-」。インテリアライフスタイルの来場者であるバイヤーはインテリア・デザイン商材を取扱う店舗や商社、メーカーなどを対象にしており、「インテリアライフスタイル」という展示会の場でも什器レイアウトや動線、サインやPOP、ビジュアルマーチャンダイジング、陳列などの視点は有効に活用できることからアトリウムを一つの店舗や街角に見立てた。

またディレクションチームメンバーであり昨年の開催で好評だったトレンドカフェをプロデュースしたCPCenterの塚本晃弘氏によるカフェが今年も登場し、ソフトクリームやアイスコーヒーを目当てに並ぶ来場者が目立った。

テーピングや医療用接着剤など粘着技術を活用し商品展開を図るニトムズはテープによる店舗のウォールデザインを提案するために”色を貼る”をテーマに空間クリエイションツール「HARU stuck-on design;」を出展。担当者は「(ウォールデザインの提案として)クリスマスをイメージした使用事例を展示しました」と語る。

脈々と受け継がれてきた富山県高岡の美をブランドの核とするNAGAE+(ナガエプリュス)は、メイドインジャパンに拘りながら伝統と先端の技術を取り入れ、デザインの高いプロダクトを展開している。ブース壁面にはユニークな素材の壁紙のようなものが貼られており、担当者は「伝統の手漉き和紙に銀を蒸着させた銀鏡和紙を壁面パネルに貼っている。素材に興味を示した来場者が足を止めてくれている」と話した。

主催者発表では26の国・地域から771社(うち海外162社)が出展したことが明らかとなっている。

 

サイン業界の人手不足に最新商材で対策 寺子屋パック in 新宿

空間装飾・サイン資材の販売を手掛けるパックは7月25日・26日の2日間「寺子屋パックin新宿」を新宿NSビル中・小展示ホールで開催する。

今回は出展者を「店舗&イベント用装飾材」「フィルム」「プリンター等機器」「デジタルサイネージ&LED関連」「工具&副資材」の5つに分類。人手不足への対策に焦点を当てて展開し、500人の来場を目指す。

サイン業界も職人の高齢化による人材不足に直面している。こうした課題を解決するため、プリンターの機能が日増しに改良されている。今まで4から5人が必要だった作業を、オペレーター1人で済むように機能を充実させたものが登場しており、導入を検討する企業も増加しているという。
寺子屋パックではこのニーズに着目し、最新の大型機やフラットヘッドルーター機のほか、誰でも簡単に貼り付けることができるシール素材などを見どころとして展示する。

担当の谷口功氏は「メインの来場者は出力業者や施工業者だが、自社の人手不足について真剣に考えている経営者にも来場して欲しい」と話す。
展示会来場とセミナー受講は無料。ただし、セミナーは事前登録が必要。詳細についてはパックHP(http://pack-display.com/mailmag/slide-terakoya201906.html)まで。

前回の様子

出展エリアを一新して4つのトレンドを紹介 ビジョルカ・パリ

ファッションジュエリー・時計・工芸技術産業国際見本市「ビジョルカ・パリ」が9月6日から9日までの4日間にわたり、パリのポルト・ド・ヴェルサイユ見本市会場で開催される。

今回、出展エリアを一新。ゴールドやシルバー、宝石細工、プレート加工ジュエリー、時計の「プレシャス・エリア」、クリエイター作品、クチュールジュエリー、ファッションアクセサリーの「ファッション・エリア」、工具や機械、パッケージ、店頭販促、関連サービスの「ワークショップ」、ジュエリー部品・パーツの「エレメンツ」から構成される。

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2020年春・夏シーズンの4つのトレンドにそったエリアも設置。「フューチャーオーシャン」は水をテーマにパール、パート・ド・ヴェール、ストラスなどの素材で表現。

日本からはMIKI-studio(三木稔氏)と今回が2回目の出展となるSHINJU KOBE(神戸真珠輸出促進協議会)が出展。

寝具の西川が吉本興業のeスポーツ選手をサポート

寝具メーカーの西川と吉本興業が、7月10日に都内の日本睡眠研究所で「西川株式会社 × よしもとゲーミング e-Sports座談会」を開催した。

老舗寝具メーカー・西川株式会社はこれまでサッカーの三浦知良選手やメジャーリーガーの田中将大選手など多くのアスリートの睡眠をサポートしている。

当日はe-Sports 分野に参入する西川と、吉本興業に所属するe-Sports 選手による座談会やアイテム試用、西川株式会社の最先端技術が使われている各種寝具の測定を通じて将来的な新アイテム制作に向けたブレストが行なわれた。

プレイをサポートするクッションなどの紹介を受け「椅子の上であぐらをかいてプレイすることもある」「太ももの上にアーケードコントローラーを置いて練習するので、本番も同じ感覚でできることが重要」「ヘッドセットの邪魔にならないようにしてほしい」「身体を効率よく休めることも大事になっていくかもしれない」など、よしもとゲーミングのメンバーからは選手ならではの要望やアイデアが飛び出し、西川の担当者からもニーズを把握しようと多くの質問が投げかけられた。

今週の展示会スケジュール(7/16~7/21)

7/16~7/21 開催の展示会

▽北海道

7月18日(木)・19日(金)
札幌コンベンションセンター
札幌デジタルイノベーション2019
https://expo.nikkeibp.co.jp/dinv/spr/

7月18日(木)~21日(日)
アクセスサッポロ
新発見!マーケットほっかいどう
http://www.axes.or.jp/event.html

▽東京

7月17日(水)~19日(金)
東京ビッグサイト
国際モダンホスピタルショウ2019(IMHS)
https://noma-hs.jp/hs/2019/

7月17日(水)~19日(金)
東京ビッグサイト
インテリア ライフスタイル(Interior Lifestyle Tokyo)(ILT)
https://interiorlifestyle-tokyo.jp.messefrankfurt.com/tokyo/ja.html

7月17日(水)~19日(金)
東京ビッグサイト(青海展示棟)
通信・放送Week 2019
・第19回光通信技術展(FOE)
・第3回映像伝送EXPO(VCOM)
・第2回4K・8K映像技術展
・第2回5G/IoT通信展
https://www.cbw-expo.jp/ja-jp.html

▽愛知

7月17日(水)~19日(金)
ポートメッセなごや
自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2019 名古屋(人テク展 名古屋)
http://expo-nagoya.jsae.or.jp/

「第806号 見本市展示会通信(夏季特集号)」発刊しました

見本市展示会通信

 

 

展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙
「第806号 見本市展示会通信(夏季特集号)」を発行しました。

【主な記事】
・展示会データベース2020年版から見る 展示会の総合分析
・2020年の展示会 開催概況と最新動向
・業種別開催データ(8月〜2020年1月)〈生産財関連〉
・〈インタビュー〉寺子屋パックin新宿 パック/谷口功氏
・〈Final Report〉FOOMA JAPAN 2019 全19分野688社で展開
・人事、一般ニュース

発行について:第806号 2019年(令和元年)7月15日

☞「見本市展示会通信」の詳細はこちら

AIによる点検や遠隔管理システムが出展 再生可能エネルギー&環境ビジネスフェア

7月10日から12日までの3日間、パシフィコ横浜で「第14回再生可能エネルギー世界展示会&フォーラム」(主催:再生可能エネルギー協議会)、「PV2019 太陽光発電展示会&フォーラム」(同:フジサンケイビジネスアイ、シー・エヌ・ティ)が開催された。総称は「再生可能エネルギー&環境ビジネスフェア」。

NECネッツエスアイはドローンと人工知能(AI)を組み合わせた太陽電池モジュール点検サービスを出展。サーモカメラ搭載ドローンで目がソーラーの太陽電池モジュールを撮影し、空撮した赤外線画像をNECの最先端AI技術「NEC the WISE」のひとつ「RAPID機械学習技術」で解析し、レポート提出までを行う。同社の熊谷英明氏は「NECグループの強みを最大限活かしたサービス」と話す。

ラプラス・システムでは遠隔管理システム&サービス「L・eye(エル・アイ)」による太陽光発電システムの設備トラブル防止、自家消費型太陽光発電向け自動出力制御システム「Solar Legato」による発電電力の最大化などを提案した。L・eyeは10月リリース予定のアプリも展示。スマホやタブレットによる外出時の管理ニーズにも対応する。

医療現場のソリューション提案 国際モダンホスピタルショウ2019

日本経営協会と日本病院会は、7月17日~19日の3日間、「国際モダンホスピタルショウ2019 」を東京ビッグサイト・南展示棟で開催する。

同展は、保健・医療・福祉分野における質の向上、日々の業務に役立つ機器、製品、システム、サービスなどが出展し、7万人以上の来場者を見込む。

主催者企画展示では「遠隔医療の今と未来~医療の国際化を踏まえて~」をテーマに、第5 世代移動通信方式5 G)を採用し、医師不足に悩む過疎地や災害現場へ出動できる「スマート治療室(モバイルSCOT)」を紹介する。
また、「優秀な技術力を持った企業からの各種病院災害対策への提案」と題し、ヘルスケア BCP Business Continuity Plan事業継続活動)に繋がる地域協力体制の取り組みや 、災害時に対応した水のろ過装置や簡易トイレなども展示。18日(木)には、企画と連動したシンポジウム「地域における災害レジリエンスと地域ヘルスケア BCP 」も予定している。

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会議棟 6 階では、ホスピタルショウカンファレンスを連日開催。 7月 17日(水)には、日本病院会主催の公開シンポジウム「医療提供の国際化~課題と工夫~」、日本看護協会特別セミナーのほか、学識経験者や専門家によるIoT、ICT、AI などの活用について、講演やセッションなど、多彩なテーマのカンファレンスを実施する。

【イベント映像 対談】ピクス 弓削淑隆×シーマ 石丸隆 映像×テクノロジーで広がる演出の可能性 

EventBiz vol.15 特集「映像×テクノロジー 最新イベント演出から探る」掲載

『映像演出』。テクノロジーの進化と比例するようにその表現はより鮮やかに、より斬新なものが生み出されるようになった。見る人もまた次々と現れる新たな手法に、クオリティやさらなる刺激を求めるようになっている。
イベントにおける映像プロデューサーは果たしてどのように映像を捉え生み出すのか。数々の映像演出を手掛け、人々を魅了する作品を作り上げてきた弓削淑隆氏(ピクス/クリエイティブ・プロデューサー)に、映像機材に精通する石丸隆氏(シーマ/常務取締役)が独自の視点から切り込む。

 空間映像体験、何を選ぶ? 

弓削  4K・8K、VR・ARなど、映像の専門用語って意外に世間に浸透していますね。皆さんよくご存知です。

石丸  展示会でもVR体験に並ぶ長蛇の列をよく見ます。パーソナルな利用を目的として開発されたものであるがゆえに、一般的な認知度も高いので「これをイベントに使いたい」となりやすいのですが、不特定多数の来場者が集まるイベントという環境においてVRが、列に並んでまで見るほどの訴求価値を提供できているのかと実は疑問に思っていて。

弓削  確かに、VRの世界に一人で行って楽しむことはその場にわざわざ来なくともできますからね。ただ、イベントでも使い方次第で効果的になります。例えばVRゲームをプレイ後、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を外すと目の前にはゲーム内で獲得したアイテムの実物が。それを記念に貰えたら嬉しくなりませんか。現実とバーチャルのスイッチができるのもVRをイベントで活用する面白さの一つです。

また、今や展示会でVRを使うことは珍しくないですが「Oculus Rift DK1」が出た当時は、HMDを装着してVR 体験をしているビジュアルそれ自体が新鮮で面白かった。海外の展示会で仕事をしたときに、そのようすが他の来場者にもよく見えるよう大きなモニターに映したりして、集客につなげました。海外の方はノリも良いので、それを見て体験したい人がたくさんいましたね。

石丸  なるほど。人が並ぶからこそさらに集まるということですね。イベントで映像演出をするときに意識していることは何ですか。

弓削  僕らはミュージックビデオやテレビCMの制作も手掛けていますが、それらの映像制作とイベント映像制作の大きな違いは、映像が情報伝達だけでなく、イベント参加者にどのような体験価値を提供できるかということまで考える必要があることです。空間を構成する映像には、参加者がディスプレイの前で集中して見るためのものや、演出効果として環境の中に存在しているものがあります。

また、イベントが開催される場所や環境によっても選ぶ演出手法は変わってきます。3Dプロジェクションマッピング(PM)を実施したいという相談をよく受けるのですが、暗くできない場所であったり、投影しても見づらい場所であれば狙った効果は出ないので別の提案をします。

石丸  イベントの空間体験において映像演出は必須要素と思っていますか。

弓削  もちろん映像の力を信じているので、映像が活かせるところは映像が演出の中心になれば良いと思いますが、実は映像だけにこだわっているわけではありません。

以前、国際フォーラムの周年記念イベントで施設内の壁面にPMをしたいという要望があった際、プロジェクターを持ってテストしたのですが、環境光が明るかったこと、さらに同施設の特徴でもある波打つ格子状の壁にPMは適さないと判断し、別の視点から空間演出を画策しました。

僕らが考えたのは「施設の気持ちの良い空間を再認識してもらう」というもの。そこは船底型の大屋根のもとに広がる美しいアトリウム空間だったので、空間を巨大な水槽に見立て、来場者にそこに入り込んだかのような感覚を体験してもらうことで、改めて「こういう場所だったんだ」と感じてほしかったんです。その演出の中心になったのが「空飛ぶイルカ」。独自に開発したものです。

石丸  かなり大きいですね。本物のイルカより大きい。

弓削  実ははじめはもっと小さいものをつくる予定だったんです。バルーンで浮いているのですが動力はプロペラではなく、本物のイルカのように尾びれで空気を掻いて進む仕組みなので、小さいと動力が足りず風に流されてしまう。流されないサイズになるまで試行錯誤を重ね、気付いたら6メートルにまでなってしまいました(笑)。ですが大きさを感じるというのはリアルならではの、心が動かされやすい体験でもありますね。

我々は映像制作会社ですが、その先にある体験価値をつくることにこだわっています。

 時間と空間のコントロール 

石丸  コンテンツを制作する上でのポイントは何でしょう。

弓削  例えばイベントで、映像コンテンツを見せたいという話になったら、まず「映し出す環境はどんな環境ですか?」と質問するところからスタートします。イベント参加者はどんな動線で、どんなタイミングで映像を見ることになるのか。周囲の照度は? 音の大きさは? こういったことを踏まえた上でコンテンツをつくりはじめます。

イベントによっては地域や来場者のタイプ、年齢層や会場までの道のりのことまで考えます。このリサーチは欠かせないんです。

石丸  何を見せるかよりもまず、空間の基本情報が先なんですね。

弓削  クライアントが伝えたい・見せたいことはもちろん、メッセージとしてコンテンツの中で表現しますが、より効果的にするためです。

さらにイベント全体の流れを含めた空間の設えを整え、体験価値を設計することを僕らは“体験設計”と呼んでいます。

次ページ:予算や課題など、クライアントとどのように向き合うか

VR体験施設「MAZARIA(マザリア)」がサンシャインシティにオープン

2019年7月12日(金)、東京・池袋のサンシャインシティの3階にバンダイナムコアミューズメントの「MAZARIA(マザリア)」がオープンする。

「アニメとゲームに入る場所」をコンセプトに、VR技術を使った19種類のアクティビティを体験することができる。

アニメやゲームの世界に入り込むような没入感を、VRアクティビティ体験中はもちろん内装やBGM含め、施設全体で演出しているという。

公式サイト https://bandainamco-am.co.jp/others/mazaria/jp/